■ Blonde Savage
ダイアモンド鉱山の仕事をしていたスティーヴは飛行機が不時着し原住民の村に行った。
そこには白人の少女がいて、子供のころに両親が殺されて、村で育ったとのこと。


製作年:1947、監督:Steve Sekely、脚本:Gordon Bache


■ はじめに

日本語版はなく、邦題は私がつけたもの。

◆ 登場人物
 スティーヴ・ブレイク(リーフ・エリクソン)
 ホッピー・オーエンズ(フランク・ジェンクス)
 マーク・ハーパー(ダグラス・ダンブリル) 鉱山主
 コニー・ハーパー(ヴェーダ・アン・ボルグ) マークの妻
 バーガー(マット・ウィリス) ハーパーの部下
 トンガ(アーネスト・ホイットマン) 原住民のリーダー
 ミィーラ(ゲイル・シャーウッド) 原住民に育てられた女性
 ジョー・コムストック(ジョン・デナー) ミィーラの父
 メアリー・コムストック(ケイ・フォレスター) ミィーラの母
 警部(ジェームズ・ローガン)

◆ 場所

本作は四か所の場所で展開する。これらはわりと近いところにあるが、ジャングルの中なので車では移動できず、飛行機を使用する。

本社。ハーパーの自宅があるところ。
採掘現場。
原住民の村。
警察署。
 


■ はじめに

◆ 元の恋人と会う

スティーヴ・ブレイクはホッピー・オーエンスとともに、マーク・ハーパーが経営しているダイアモンド鉱山の仕事を手伝うことになり飛行機で本社に向かった。

驚いたことに五年前にスティーヴの恋人だったコニーがいて、ハーパーの妻となっていた。

◆ 原住民の村へ

ハーパーは採掘現場は深いジャングルの中にあり、また原住民の妨害を受けていることを説明した。

コニーはお洒落なドレスを来て現れてスティーヴに抱き着いた。しかしスティーヴが拒否したので、コニーは怒って出て行った。

スティーヴとホッピーは飛行機に乗って採掘現場に向かった。

しかし飛行機が故障してジャングルの中に不時着した。

途方に暮れていると原住民の一団が現れた。捕らえられて彼らの村に連れていかれた。

言葉が通じないので、二人はジェスチャーで事情を説明した。理解してもらえたとは思えないが、さほど敵対的な雰囲気ではない。

ともあれ二人は村で暮らすことになった。

◆ 白人の少女

彼らの中に白人の少女がいた。ミィーラ。英語はあまり話せない。スティーヴとミィーラは親しくなり、ミィーラに英語を教えた。

原住民が襲われて、何人かがケガをする事件があった。採掘現場からの攻撃である。

ある時、二人は巨大蛇が水牛の首に巻き付いているところに遭遇した。ミィーラは吹き矢を使い、スティーヴは拳銃を使って蛇を退治した。この時に二人はキスをした。見ていたサルたちが拍手した(笑)。

ミィーラは両親の写真が入ったロケットを身に着けていた。また父親のノートを持っていた。そのノートには「ダイアモンドが発見された」との記述と「マーク・ハーパー」の名前があった。

ミィーラの英語能力が高まっていった。次のようなことが分かった。

ミィーラは両親および二人の男と一緒にいたが、二人の男が両親を殺した。その後原住民が二人の男を追い払い、ミィーラを助けて村に連れて帰った。その後、ミィーラはこの村で育てられて大きくなった。

両親を殺したのはハーパーたちであることが判明した。

◆ ミィーラはナイフを投げた

スティーヴとホッピーは飛行機に乗って本社に向かった。注、いつのまにか飛行機は直っている。

二人が村を出発したことを見届けたミィーラは村を飛び出してジャングルの中を走っていった。猛獣がウロウロしている中を走った。行き先は本社。

二人は到着してハーパーと会ったが、ハーパーは両親を殺した事実を否定した。

コニーとダンスして話した。スティーヴは「ジャングルの女」を好きになったと話した。スティーヴが立ち去ろうとした時に、コニーが抱き着いてキスをした。

それをミィーラが目撃した。コニーにナイフを構えた。スティーヴが止めた。そこに誰かが現れた。ミィーラはナイフを投げた。ナイフは家の壁に突き刺さった。ミィーラは走り去った。

◆ スティーヴは捕らえられたが脱出した。

ミィーラに向かって弾が発射された。スティーヴが殴り倒したが、他の男たちも拳銃を持って集まった。

スティーヴとホッピーは拳銃を抜いたが捕らえられた。二人は牢屋に入れられた。ハーパーはコニーを殴った。

コニーはミィーラが投げたナイフを抜き取って植え込みに隠した。

その後コニーは隠してあったナイフをスカートに刺してスカーフでカモフラージュして牢屋に向かった。

酒を持っていって牢番に言い寄って牢番を鉄格子に押し付けた。中から二人が牢番を押さえつけた。コニーはスティーヴにナイフを渡した。

牢番からカギを奪って脱出した。二人は原住民の村に戻った。

◆ ジャングルの対決

採掘現場ではハーパーが武装した部下たちを率いて原住民の村に向かった。スティーヴとホッピーを殺すためである。

一方村の方でも村人たちが武装して採掘現場に向かった。

ハーパーたちの前に村人たちが現れた。スティーヴのライフルと村人たちの吹き矢や投げやりが狙っている。

ハーパーの部下が引き金を引いたが吹き矢に倒された。それを見てハーパーたちは武器をおいて降伏した。

部下のバーガーが逃げ出したので、ミィーラが投げナイフで仕留めた。

◆ ラスト

警察署。スティーヴが来て警部にコムストック夫妻の殺害事件について説明した。

建物の外に拳銃を持ったハーパーが現れて引き金を引いた。警部は反撃してバーバーを撃ち倒した。補足。バーバーはジャングルの中で捕まったはずなのに、なぜここでウロウロしているのかは不明。

その後に原住民の服を脱いで洋服に着替えたミィーラが現れた。スティーヴとミィーラはキスをした。
 


■ 出演作

◆ リーフ・エリクソン
(1954)雨の朝パリに死す/The Last Time I saw Paris
(1951)ショウ・ボート/Show Boat
(1948)私は殺される/SORRY, WRONG NUMBER
(1948)蛇の穴/The Snake Pit
(1947)ジャングルの少女/Blonde Savage

◆ ダグラス・ダンブリル
(1950)海の無法者/Buccaneer's Girl
(1935)浮かれ姫君/Naughty Marietta