ありがとう・さようなら  | Miranda's Diary【旧ハンガリー日和】

Miranda's Diary【旧ハンガリー日和】

2019年4月~2023年3月までハンガリー在住。
Mirandaはハンガリー語の先生につけていただいたハンガリーネーム。
日常に”楽しい♬”を見つけつつ、日々心地よく暮らしていきたいです。
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私が子どもの頃に買ってもらったアップライトピアノ。

 

 

ピアノを始めたのは4歳くらいだったのかな?

 

 

習いたいと言った記憶も無いし、ピアノを買ってもらったときの記憶もなくて。

 

 

気づいたときにはすでに生活の一部のようになっていました。

 

 

練習しなさい!と言われた記憶もないけれど、中学生になり勉強と部活でだんだんと練習時間の確保が難しくなり、

 

 

続けなさいともやめなさいともいわれた記憶なし。

 

 

なんとなくフェードアウトしたけれど、いつまで習っていたのか?とくにそのころの記憶もあいまいで。

 

 

それでも結婚して、家を建てるときにはアップライトが置けるようにデザインしてもらい、

 

 

実家から運んできました。

 

 

気持ちのどこかでは、相棒のように感じでいたのだと思います。

 

 

そしてなんとなく娘もピアノを始めて、、、

 

 

こんなに長く使うとは思っていなかったけれど、

 

 

手放す日がくることも、考えたことはなかった。

 

 

実際には弾いていなかった時期もあったけれど、まあまあな存在感でいつもそこにはあったピアノが無くなるのはなんだかやっぱり寂しい気持ち。

 

 

最後に何か弾いて、とお願いしたら、この曲を。

 

 

二人とも初見でこんなにさらっと弾けるようになったのも、

 

 

このピアノで毎日練習したから。

 

 

 
明日は新しくグランドピアノが来るし、それはとっても嬉しいんだけど、
 
 
二人の演奏を聴いていたら、
 
 
自分が子供のころ、両親は何を思って買ってくれたのかな?とか、
 
 
娘たちのコンクールの練習を親子で必死になって頑張ったこととか、
 
 
学校の伴奏や発表会。
 
 
難しい曲も「弾けるようになったよ!」「ママ!聴いてて!」と得意げに言ってきた顔。
 
 
今までのいろいろなシーンが浮かんできて、
 
 
予想以上に寂しくなってしまって、
 
 
このあと涙が止まらなくなってしまいました泣くうさぎ
 
 
言葉にならない気持ちをたくさん、音にしてくれていた相棒のような存在だったからかな。
 
 
また新しい家族の元で、どうか大切に使ってもらえますようにお願い