スキンヘッドと青いカーテン
空気の気怠さが余計、私の足取りを軽やかにする。
行き先は高円寺、今日は物件探しに行ってきたのだ。
不動産業界のあれこれは、一応調査したから物件選びには自信があった。
あくまでも、物腰を柔らかくしながら
『騙されてたまるものか。』と強気で臨んだ。
が、待ち合わせに訪れた担当者はスキンヘッドにスーツ。
『ああ、終わりだ。』そう思った。
しかし、実際に話してみるとかなりの善人営業マン木下(きのした)。
更に趣味で意気投合、なんと木下自ら
「面白いので電車ではなく歩いて話しながら物件見に行きましょう。」
それだけではない、木下はそんな会話の途中にも関わらず
デブ猫が道に現れるたび
「きゃあー!!可愛い!」と1分程、猫と戯れる始末。
思わず、木下に一種の感動を覚えた。
もちろん、そんな木下は営業としてもレベルは高い。
良いものはいい、悪いものは悪いと、とにかく営業には不向きすぎる
性格だが、かえってそれが「信頼感」を私に与える。
もちろん、それが演技でもいいし、そういう営業スタイルであってもいい。
ただ、木下の接客は『もうこいつに騙されたら、しょうがないな』と
思わせてしまうほど巧いのだ。
そして、そんな担当者木下は更に掘り出し物件まで紹介してくれた。
白亜というべき壁の外観を見た瞬間に私の思いは静かに固まっていた。
もちろん、内装も古い物件と思わせないほど綺麗でしっかりとしたもの。
沢山の本を置けるスペースと檸檬の木を栽培できるだけの出窓スペース。
この物件の管理人のおじいちゃんは木下が大好きらしい。
木下が家賃を安くしてくれと交渉の電話をすると、すんなりとOKサイン。
そのおじいちゃんもおじいちゃんで、なんとホームセンターで
一目惚れしたというブルーのカーテンまで備え付けてくれた。
おじいちゃん曰く『いろいろいじくるのが趣味なんじゃ』
まさしく、至れり尽くせり。
長い長い、今日の一日
スキンヘッドで純粋で憎めない営業担当者、木下と
「なんでもいいよー」という笑顔の素敵な管理人おじいちゃん。
そんなへんてこな二人から私は最高の新しいすみかを手に入れた。
行き先は高円寺、今日は物件探しに行ってきたのだ。
不動産業界のあれこれは、一応調査したから物件選びには自信があった。
あくまでも、物腰を柔らかくしながら
『騙されてたまるものか。』と強気で臨んだ。
が、待ち合わせに訪れた担当者はスキンヘッドにスーツ。
『ああ、終わりだ。』そう思った。
しかし、実際に話してみるとかなりの善人営業マン木下(きのした)。
更に趣味で意気投合、なんと木下自ら
「面白いので電車ではなく歩いて話しながら物件見に行きましょう。」
それだけではない、木下はそんな会話の途中にも関わらず
デブ猫が道に現れるたび
「きゃあー!!可愛い!」と1分程、猫と戯れる始末。
思わず、木下に一種の感動を覚えた。
もちろん、そんな木下は営業としてもレベルは高い。
良いものはいい、悪いものは悪いと、とにかく営業には不向きすぎる
性格だが、かえってそれが「信頼感」を私に与える。
もちろん、それが演技でもいいし、そういう営業スタイルであってもいい。
ただ、木下の接客は『もうこいつに騙されたら、しょうがないな』と
思わせてしまうほど巧いのだ。
そして、そんな担当者木下は更に掘り出し物件まで紹介してくれた。
白亜というべき壁の外観を見た瞬間に私の思いは静かに固まっていた。
もちろん、内装も古い物件と思わせないほど綺麗でしっかりとしたもの。
沢山の本を置けるスペースと檸檬の木を栽培できるだけの出窓スペース。
この物件の管理人のおじいちゃんは木下が大好きらしい。
木下が家賃を安くしてくれと交渉の電話をすると、すんなりとOKサイン。
そのおじいちゃんもおじいちゃんで、なんとホームセンターで
一目惚れしたというブルーのカーテンまで備え付けてくれた。
おじいちゃん曰く『いろいろいじくるのが趣味なんじゃ』
まさしく、至れり尽くせり。
長い長い、今日の一日
スキンヘッドで純粋で憎めない営業担当者、木下と
「なんでもいいよー」という笑顔の素敵な管理人おじいちゃん。
そんなへんてこな二人から私は最高の新しいすみかを手に入れた。
