マーケティングとは、購買動機を作ることです。
「なぜ、私が、あなたから、この商品・サービスを購入しなければならないのか?」に対する
答えを作ることです。
この答えを探すのに、役立つ考え方として、
バリュー・プロポジションがあります。
バリュー・プロポジションとは、
(1)自社が提供できる価値で、
(2)顧客が望んでいる価値であり、
(3)他社が提供できない価値のことです。
つまりは、顧客が望んでいて、
あなたにしか提供できない価値のことです。
実際にバリュー・プロポジションを探そうとしたあなたなら、気づくと思いますが、
「顧客とは誰か?」という問題が出てきます。
この顧客対象の絞り込みが、意外と難しいことに気づいたでしょう。
この絞り込みの1つの方法として、競合他社から決めるというものがあります。
競合他社が顧客に提供している商品・サービスから、
顧客対象を絞り込むのです。
たとえば、あなたがずっと家庭教師をしてきて、
行政書士試験に合格したとしたら、
適当に、「家庭教師+行政書士」で検索してみます。
そうすると、行政書士試験専門の家庭教師という職業がヒットします。
つまりそれは、あなたの家庭教師という経験と、
行政書士という資格を望む顧客がいるということです。
もちろん、これでは行政書士業務を行わないので、
あなたのやりたいこととは違うかもしれません。
そうしたら、行政書士業務を行いつつ、
今度は「教える」と括りで、
どのような仕事があるのかを考えてみます。
たとえば、「一人でできる相続」というようなものを
作ることができるかもしれません。
そうしたら、顧客対象は自然と明確になります。
自分で相続をしたいと思っている人です。
このようにして、競合他社から考えて、
顧客対象を絞り込むということもできます。
もし、顧客対象を絞り込むことができないときには、
一度やってみるのもよいでしょう。
このように、マーケティングの基本的な知識を身に付けて、
それを実践すれば、自分で社会にとっても価値ある商品・サービス案を、
出すことができるようになります。
このような手法に興味がある方は、
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