独立開業にあたって、
最初にやってほしいのは、
自分の資源の棚卸です。
サラス・D・サラスバシ教授が発見した、
連続起業家の思考法「エフェクチュエーション」には、
「手中の鳥の原則」というものがあります。
これはざっくりと言うと、自分がすでに持っているものを使う、
という原則です。
あなたは誰で、あなたは何をを知っていて、あなたは誰を知っているか。
この3つの質問に答えて、自分の資源の棚卸をします。
今の自分が提供できる価値を探すために、
自分が持っているピース、カードをしっかりと眺めるのです。
自分の持っている資源を書き出して、
それらを組み合わせて、どのような価値を提供できるか、
その中で提供できる最高の価値は何かを探します。
行政書士の独立開業も同じです。
建設業の許可申請手続を勉強したり、
相続業務の勉強を始めるより前に、
あなたの提供できる価値を棚卸ししてみましょう。
もしかしたら、少額債券回収の支援のほうが、
あなたの経験が役立つかもしれません。
業務を覚えるよりも先に、
自分が提供できる最高の価値は何かを探しましょう。
そして、そのために、
過去の資源の棚卸をしましょう。
あなたは誰で、
あなたは何を知っていて、
あなたは誰を知っているでしょうか。
この3つを確認しましょう。