「何でもできる」は、ダメだと言われます。
しかし、なぜダメかと言えば、
単純に、購買動機を生み出さないからです。
あなたに、行政書士業務を依頼する理由とならないからです。
ですから、それ以外で購買動機を生み出せるなら、
あえて専門家を目指す必要はないわけです。
大切なことは、常に購買動機を生み出すことです。
顧客に、あなたの商品・サービスを購入したいと思っていただくことです。
もちろん、建設業許可業務をするのが楽しくて仕方ないなら、
続けるのがよいと思います。
相続業務に関わるのが楽しくて仕方ないなら、
続けて、専門家になるのがよいでしょう。
そうすることによって、より高い価値をクライアントに提供できます。
ですから、それはよいことです。
専門家になるなというわけではなくて、
無理に専門家になる必要がないということです。
行政書士は、本当に何でもできます。
紛争業務に入り込まなければ、ほとんどなんでもできます。
ですから、いくつかの業務を持っていてもいいのです。
ただ、「何でもします」では、購買動機にならない。
あなたに依頼する理由にならないことが、多い。
では、どうすればよいのでしょうか。
顧客対象を、複数持てばよいのです。
ベテラン先生方も、建設業、宅建業、不動産業など、
複数の分野で仕事をします。
ただ、ベテラン先生方は、
なんでもしますと言っているわけではなく、
建設業なら建設業者に対して、
しっかりと購買動機を生み出すように働きかける。
宅建業者に対して、
不動産業者に対して、
それぞれ別々に働きかけをするのです。
このように、別々に働きかけをすればいい。
そのためにも、最初に行うべきは、
購買動機の作り方を身につけることです。
どうすれば、あなたに依頼をしてくれるのかを、
学び、考えて、試しておくことです。