吹雪の中の一本杉 | 美術家 村岡信明 

美術家 村岡信明 

漂漂として 漠として  遠い異国で過ごす 孤独な時の流れ
これを 私は旅漂と呼んでいる

吹雪の中の一本杉

村はずれの 細い一本杉

吹雪に晒されながら、懸命に耐えている

人生にも、運命の風雪に晒される時がある

冷たく辛い 冬の季節を

こん畜生! と生きていく

弱気に負けるな、希望を失うな

人生は、吹雪の中の一本杉、

永遠に還らぬ“時”よ

2013年 // 平成二十五年

良いことは沢山あった、悪いことも随分あった。

良い出会いがあった。鬼籍に入った友もいる

ポカも、失敗もあったよナ! でも

それが人生なんだ

再び会うことの出来ない時よ

永遠に還らぬ時、2013年よ、さようなら

人生よ、有難う