先月の国立劇場オープンシアターで楽しみにしていたのが
彫刻家・平櫛田中作の「鏡獅子」。↓
おととし小平市平櫛田中彫刻美術館に行ったとき、
やはり氏にとって「鏡獅子」という作品は特別なのだなぁとつくづく痛感したこともあり。
そもそも美術館そばの電柱からして「鏡獅子」(の隈取)なのですから。
そして美術館案内の看板にも「鏡獅子」。
パンフレットにも。
この美術館はもともと氏の自宅でした。
竣工したのは氏が98歳のとき!
なんだ、そんなに長く住むことはできなかったのか、、、と思いきや
10年間住まうことができたのです、107歳で展に召されるまで。
再び国立劇場の鏡獅子の写真。
ダイナミックな木彫。モデルは六代目尾上菊五郎さん。
あごのへんとかそっくりだと思うのです。
木彫らしいダイナミックさと、木彫とは思えない生々しさを兼ね備えた彫刻。
木彫りの魔術師平櫛さんならではです。
一方この古風な郵便ポスト隣接の看板のビジュアルは「新春」という仔犬の作品。
首を傾げた姿がかわいらしいこちら、飼い犬だったらしいです。
小平市の名誉市民の平櫛さん。
文化勲章受章者でもあります。
今日は時間がなくなったので、ここまで。
邸宅の話をもう少し書きたいと思います。