情熱のボレロ | 湯浅玲子 An die Musik~音楽に寄せて

湯浅玲子 An die Musik~音楽に寄せて

音楽学・音楽評論に関する執筆活動と、
杉並区阿佐ヶ谷の楽典とソルフェージュ、楽曲分析のための音楽教室「アルス・ノーヴァ」をご紹介しています。

こんばんは。

 

昨日は、調布国際音楽祭のオープニングコンサートを聴きに行きました。

この日は、音楽祭のオープニングコンサート。

明大明治の高校生と桐朋の管打楽器専攻生で構成される「桐朋シンフォニック・ウインズ」が出演しました。

 

会場となった調布のグリーンホールは、幼少時に、隣の狛江市に住んでいたときから馴染みのあるホールです。

 

メインは、ラヴェルの《ボレロ》の吹奏楽版でした。

《ボレロ》を生演奏で聴くのは、意外にも初めてでした。

録音で聴くと、最初の方のスネアのリズムが聴き取りにくかったりするのですが、やはり生演奏だと冒頭から緊張感が持続して盛り上がりますね。

 

それまで静かに聴いていた左隣の男性が、《ボレロ》になったとたんに、膝でリズムを取り出して、どうしても視界に入ってきて気になってしまいましたが、体をステージの方に向けて集中しました!

 

音楽祭というと、かしこまった印象もありますが、

調布国際音楽祭は、音楽を身近に、若者にチャンスを、という意識が感じられ、リラックスして鑑賞できました。

 

後半はバッハコレギウムジャパンやN響の演奏も予定されているようです。まだまだこれから楽しめそうですね。