最古のフルート | 湯浅玲子 An die Musik~音楽に寄せて

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音楽学・音楽評論に関する執筆活動と、
杉並区阿佐ヶ谷の楽典とソルフェージュ、楽曲分析のための音楽教室「アルス・ノーヴァ」をご紹介しています。

こんにちは。GW最終日、いかがお過ごしでしょうか。

どこも大変な人出だったようですね。

GWは、実家で母の誕生会を行ったほかは、レッスン日も数日設けるなど、ほぼ普段通りの日々でしたが、1日だけ、人混みを覚悟でお出かけしました。

 

上野の国立科学博物館です。

9時の開館と同時に入りました。ほぼ人のいないフロアで観る、はく製や恐竜の骨は、なかなかの迫力?でしたが、まずは目的を探しに早足で探検です。

 

目的は「世界最古のフルート」

今年のドラえもんの映画にも出てきました。

旧石器時代の縦笛です。

縦笛で骨でできていても「フルート」です。

フルートはこの後に横笛としての歴史が始まったようです。

 

手元の本にもこのフルートが「骨笛」としてカラー写真で掲載されていますが、本ではもう少し色がくすんでいました。

 

 

本で見た時は長さ30センチくらいかと勝手に想像していましたが、実際は15センチあるかないかの小さなフルートでした。

当時、どんな音楽を奏でたのでしょう。

 

楽器としては、このフルートが最古のものと考えられているようです。手を加えずに、楽器のように扱われたものもたくさんあると思いますが、「音を鳴らす」ことを目的に、あるものに手を加えたものが「楽器」と認識されるのでしょうね。

 

国立科学博物館は、生物はもちろんのこと、原子の説明から、最新のものはスマホまで展示されていました。世の中のものほとんどすべてが対象になりますね。1日では観きれない情報量に圧倒されました。

 

ミュージアムショップで一回りして、選んだお土産は・・・

宇宙食!

たこやきです。しばらくは非常食として保存して、家族で味見してみたいと思います。