ホール練習会レポートその1 | 湯浅玲子 An die Musik~音楽に寄せて

湯浅玲子 An die Musik~音楽に寄せて

音楽学・音楽評論に関する執筆活動と、
杉並区阿佐ヶ谷の楽典とソルフェージュ、楽曲分析のための音楽教室「アルス・ノーヴァ」をご紹介しています。

こんばんは。

4日前のホール練習会の日は20度近くあったのですが、今日は最高気温が7度。寒い1日でした。

 

ホール練習会について、先日動画をアップしましたが、今日からは写真と共に少しずつレポートしていきます。

 

今年は初めてスマホで録画したので、三脚にセットしていた時間帯の写真がなく、特に前半は、写真があまりありません・・。

 

ホール練習会、午前中は杉並区民の生徒さんに出演していただきました。お近くということで、ご協力ありがとうございます。

 

最初にドビュッシー:《ベルガマスク組曲》より、「プレリュード」と「月の光」を弾いたSさん。「月の光」は夜の曲ですが、朝に聴いても清々しく素敵でした。ホールで弾くと、特に中間部のはじめの低音がよく響いて気持ちよさそうでした。

 

今年もチェロとピアノの二刀流でご参加のHさんは、1曲目に私とのアンサンブルでシューマン:《幻想小曲集》Op.73の第1曲を演奏。その後、バッハの無伴奏チェロ組曲第3番より「アルマンド」を弾かれました。録音を聴いたら、思ったよりよい音で録れていたそうです!

 そしてピアノでメンデルスゾーンの無言歌より「ヴェニスのゴンドラの歌」を弾きました。スタインウェイとベーゼンドルファーの2台で1回ずつ弾きましたが、低音の音域が広いベーゼンドルファーの音が気に入られたようでした。

 

その後、フォーレのバラードに挑戦したAさん。難曲の暗譜に苦しんだという話だったので、フォーレは懲りたのかと思いましたが、来年もフォーレを弾くことにしたそうです・・・!

 

そして、ロッシーニ:《チェロとコントラバスのための二重奏曲》でエントリーされたコントラバスのAさん。昨年は第1楽章でしたが、今年は全楽章に取り組みました。

平日はお仕事、週末はオーケストラ活動でフル活動のなか、ホール練習会に向けて、今年もみっちり練習を積んでいらしたご様子。

年々、目標が高くなっているようで、「動画を観てがっかりしています」とのコメントが届きましたが、明らかに昨年より弾きこなしていました。着実にレベルアップしているということなのでしょう。来年も楽しみです!