12月号の作曲家カード | 湯浅玲子 An die Musik~音楽に寄せて

湯浅玲子 An die Musik~音楽に寄せて

音楽学・音楽評論に関する執筆活動と、
杉並区阿佐ヶ谷の楽典とソルフェージュ、楽曲分析のための音楽教室「アルス・ノーヴァ」をご紹介しています。

こんばんは。

 

「ムジカノーヴァ」12月号が発売中です!

 

 

マリア様の素敵な表紙ですね。

12月号は、反田恭平さんの6ページにもわたるインタビュー記事もあり読み応えがあります。

 

12月号の作曲家カード、いよいよ「肖像画のない作曲家たち」の登場です。最初の登場となったエルメンライヒ。

代表曲《紡ぎ歌》にまつわるイラストを・・ということで、

当時の糸車(をひいている女性)の写真を

藤田美菜子さんにイラストにしていただきました。

 

糸車のイラスト・・ですぐ思い浮かんだのが

「アルプスの少女ハイジ」に出てくるペーターのおばあさん。

さすがにこのイラストは使えないので、

当時の写真を探してお願いしました。

写真と比べても、ハイジに出てくる糸車、そしておばあさんの衣装も、

しっかり時代考証がなされて、正確に描かれていることがわかりますね(ハイジ、アニメとしてもレベル高いです!)。

 

この糸車がクルクル(ハイジの中では「カタカタ」というように聞こえたと

記憶に残っています)回っている様子を思い浮かべながら

《紡ぎ歌》を弾いてほしいな、と思います。

 

そして、ポスター「ヴィジュアル音楽史」の解説第4回「ロマン派」も

掲載されています。

 

作曲家カードは、次回1月号も「肖像画のない作曲家」が登場です。

今度は何がイラストになっているでしょうか?