こんにちは。
月刊「ムジカノーヴァ」9月号の特別付録ポスター「ヴィジュアル音楽史」。
ポスターの内容については、
本誌で5回にわたって解説を執筆していく予定です。
ブログでは、製作過程の一コマをご紹介したいと思います。
前回は、突然「ドラえもん」の本が出てきましたが、
今日は、ポスターの外側の円の外側に配置した西洋史と日本史についてです。
ヴィジュアル音楽史では
「そのとき世界は、そして日本はどうなっていたか」を知るために、
少しではありますが西洋史と日本史を掲載しています。
日本史は中学、高校の教科書を、
西洋史は高校の教科書を参考にしています。
情報量を絞り込んでいく段階では、
小学生でも読めるような歴史マンガの年表も参考にしました。
そして、内容が固まったところで、
こちらで最終チェック。
山川の参考書です。
山川の教科書と参考書は、私もお世話になりました。あれから30年・・。
2018年に全面改訂版が出たとのことで
こちらの改訂版で再確認しました。
例えば、昔はお札にもなっていた聖徳太子が、
今ではその存在も、有名な肖像画も本人のものか怪しいとのこと。
ポスターでは、ギリギリの段階までイラストがあったのですが、
今後の動向が不透明なのでカットしました。
「オリンピア競技大会」か「オリンピアの祭典」か、編集部と相談しましたが、
山川の表記「オリンピアの祭典」に合わせました。
山川で語句をチェックしましたので、
受験生がこのポスターを見て混乱することはないはず。安心してご覧ください。
今回購入した用語集、
ちょうど山川の教科書を使っている子に
当然使ってもらえると思っていたのですが、
「試験は先生のプリントがメインだし、教科書あるし、いらない」
と、受け取りを拒否。
ドラえもんの道具事典は本棚のいい場所にあるのに、用語集は並べてもらえませんでした。
残念。私の蔵書として、今後も執筆の際に、
確認資料として使っていきたいと思います。