ユメモノガタリ。 ARS妄想小説 -3ページ目

ユメモノガタリ。 ARS妄想小説

【ユメモノガタリ。ARS妄想小説 取扱説明書】

こちらに記載するお話は、完全フィクションでございますのでご注意下さいm(__)m

コメント下さると、とても嬉しく思います。
ただし、誹謗中傷のコメントはおやめ下さい。

それでは夢の世界へ。

2.








噂のOBは、私達が講義を受けて帰るまでも居たらしく。




最後の講義を受けてから二宮君と、大学のカフェテラスで一緒にいるときにも


私達の目に入った。






和「にしても…今日はなんか、うるさいね」


「うん。」


和「女子ってさ、」



私をまじまじと二宮君が見る。




「ん?」


和「女子ってさ、イケメンだとなんであんなにチヤホヤするんだろうね。」




あなただって十分すぎるほどイケメンだと思いますけど。


そう言いたかったけど、ここは黙っておくことにした。





「んなの、私に聞かないでよ」



和「そか。そーいえば(名前)も女子でした」


「失礼ね。笑」



和「けどさ、ほら、(名前)は女子だけど…他の女子とは違うからイケメンとか興味ないでしょ?」


「まあね。イケメンなんて、毎日みてるからもう見慣れちゃった」


和「あ、そっか。
ワタシといつも一緒にいるからね」


…自覚、してたんだ。笑



間違ってないけどね。



むしろ自覚しないほうがおかしい。



二宮くんは、あたしが他の女子から”いつも二宮君の隣にいてズルい”って
陰で言われてることを知らない。




そんなこと教えても何にもならないだろうし、教えたくない。
一種のプライドかもしれない。





とりとめもない話をしてたら、二宮くんが、頬杖を机につきながらはたと気づいたように言った。

和「あ、こっち見た」


「え、何が」


和「何が、って…例のOB。」




たしかにこっち見てる。


でも、なんで。





ふっと視線が交わったと思ったら、

何も見なかったかのように、あたし達から視線をさりげなく逸らした。





和「気になるのかな、(名前)のこと」


「は!?だって私、あの人見たの今日で初めてだよ」



和「あっちは違うかもしれないよ」


「前にどっかで会ったことがあるってこと?」



和「うん。…あんなに遠くから見てるなんてこと、普通は無いでしょ」



「まあ、そうだけど…。

それか、私じゃなくて二宮君を見てたのかも」



和「何それ気持ち悪い。俺だってあの人と知り合いってほどでもないし。」



「本当に?」


和「本当だよ。…それより、今日(名前)ってこのあと用事あるんじゃなかったっけ。」


そういえば。


今日はこのあとレッスンがあるんだった。


勿論、ピアノのレッスンなんだけど
今までお世話になってた先生が辞めてしまったゆえに、新しく担当してくれる先生との面談が入った。

それで、その先生と今日は面談があるから、今日はゆっくりしていられなかった。




「…っごめ!今日レッスンだった!
また明日ね!」


和「ん。」

ひらひらと二宮君が私に手を振る。



何かとバタバタしていた私は、結局ギリギリの時間で帰路についた。