真アゲハ ~第92話 ナイル・アメミット9~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



ナイル「があっ…!」

クロノスが隠し持っていた拳銃に腹を撃たれてしまったナイル
さらにクロノスは引き金を引こうとする
だが

ナイル「…ッ!」

痛みを耐え、歯を強く噛みしめ、シックルソードをクロノスの銃に向けて振るう
銃に深くめり込んだと同時に、引き金を引いたことで暴発してしまった

ドガァンッ!

ナイル「ぐわぁっ!」

クロノス「チィッ!」

張「ぬぉっ!」

その場にいたナイル、クロノス、張の3人が爆発に巻き込まれ、吹き飛ばされる
近距離で爆発を喰らい、大ダメージを喰らう

ナイル「う…っ」

エドワルド「ナイル!」

金剛丸「張さん…!」

吹き飛んだ張の元にエドワルドが駆けつける
片腕を拾い、斬られた腕をおさえながらだ
張はゆっくりではあるが、立ち上がる

張「…ふぅ、中に防具を仕込んでなければ死んでましたよ」

金剛丸「良かった…」

張「それより、貴方の方が重傷ですね…早く闇医者に…」

ナイル「ぐぅ…!」

エドワルド「ナイル、立てますか?」

エドワルドがナイルを支えながら立たせるが、ふらついている
ナイル自身も頭を押えており、焦点が合わないようだ

ナイル「く、クロノスは…!?」

クロノスの存在を確認するため、ふらついた状態で見る
爆発で起きた砂ぼこりが収まると、姿が見えた
爆発を受けたと言うのに、ピンピンしている

骨喰「無事か?」

クロノス「えぇ、少し派手にやってしまいましたね。まぁ、今回はここまでにしましょうか。あの爆発でこれ以上は交渉は出来ませんからね」

ナイル「!逃げるのか……!?」

話を聞いていたナイルは、ふらついた状態でもクロノス達を追おうとしていた
エドワルドはナイルを止める

クロノス「今回はご挨拶を出来て楽しかったですよ。ではまたお会いしましょう。……生きていれば、ですが」

そう言うとクロノスと骨喰は廃倉庫から走って出ていく
ナイルはふらつきながらも追いかけようと走り出す
だがこの時、エドワルドはあるものに目を付けた
クロノスと骨喰が乗ってきた大型トラックだ
乗り込んできた時は乗ってきたのに、乗り捨てるなんて不思議に思った

クロノス『生きていれば、ですが』

エドワルド「ナイル!いけません!」

クロノスの最後の言葉の意味を気付いた
クロノスを追うナイルを止めようとするが、遅かった

ドガァアンッ!

突然大型トラックが爆発した
クロノス達が乗ってきた大型トラックに、爆発物が仕込んであったのだ
それが爆発すると分かって、クロノスと骨喰はその場を去ったのだ

コバルト「うぉっ!?」

駆けつけたコバルトは、廃倉庫から出てくる黒い煙を吸わないように入る
そこで最初に眼にしたのは、倒れるエドワルドどナイルだ
ナイルを覆うように庇ったため、エドワルドの背中には大きな火傷を負っていた

コバルト「2人とも!しっかりしろ!」

張「…っう…!なんて事でしょう…!」

反対側にいた張と金剛丸も爆発を受けてしまった
だが大型トラックとは距離があったおかげで、軽傷で済んだ

コバルト「お前ら…!」

コバルトは張と金剛丸の存在を確認したが、同時に怪我を確認する
この爆発がもし、“羅刹天ーラクシャーサー”の罠だとしたら、この2人が巻き込まれる事は無いハズだ
それとも芝居なのかもしれないが、今はそれどころじゃない

コバルト「…お前らの仲間はここから離れた廃ビルにいるよ。行けば?」

エドワルドとナイルを担ぎ上げ、張に向かって言うと、廃倉庫を出て行った

張「………ガロンの元へ向かうのは、部下に頼みましょうか。金剛丸さん、闇医者へ…」

金剛丸「っ……あぁっ…!」

張と金剛丸はガロンの救出へと向かいたいが、それどころではない
警察や消防が来る前に、早めに去る

それから数分後には、爆発音を聞いた警察や消防がやって来た
消防の懸命な消火活動のおかげで、火は鎮火に向かっている

輝人「何があったんだ…?」

炎「…エドワルドとナイルは…」

遅れて到着した輝人と炎は、その跡地を見るしか出来なかった


ーナイル・アメミットー







『真アゲハ』キャラクタープロフィールの紹介


☆ナイル・アメミット

①1月25日
②175㎝
③B型
④ターメイヤ(そら豆のコロッケ)
⑤博物館巡り
⑥サッカー
⑦ネクロハンター
⑧母(故人)
⑨シックルソード
⑩『アクアリウム』の“マンタ(エイ)”の名前を持つ、エジプト出身のネクロハンターだが、方向音痴がたまにキズ。
 母の治療費を稼ぐためにカンボジアへ向かったが、それは嘘で『REBORN』を売り込む仕事をしていた。『REBORN』の正体を知って、組織の人間を殺したが、ナルミによって助けられた。
 同じネクロハンターのトールとは仲良し。





金剛丸「……」

張と金剛丸はすぐ闇医者へ向かい、治療を受けた
金剛丸の片腕は、縫合を施したものの、すぐにはくっつかないと言われた
そんな金剛丸は、夜中を過ぎたせいか、眠りについた

張「……そうですか、分かりました」

治療を受けた張は、部下からの連絡に答えていた
部下からの連絡で、“ガロンを発見した”と聞き、ガロンも引き続きの治療のため、もうすぐこちらへ来るそうだ

張(ガロンは何とか取り戻せたものの、クロノスか…。奴はとんでもない男ですね。奴が邪魔さえしなければ、金剛丸さんだって重傷を負わずに済んだ。これは劉への報告が…)

ボスの劉に報告すれば、不機嫌になるし、恐ろしい答えが返ってくるに違いない
なんと話せば良いか悩んでいたその時、漫画家の星浦綺堂から連絡が届く

張「もしもし?……えぇ、こんばんわ。どうかしましたか?」

夜中にも関わらず電話をしてきた星浦に優しく答える
すると星浦がとんでもない情報を持ってきたのだ

張「……はい?もう1度、聞いてもよろしいですか?」




綺堂『喜んでください。探していた“回復(ヒーリング)”のアビリティを持つネクロを、見つけました』






○NEXT●

→彩耶華の元に突然祖父が現れ、「養子にならないか?」と誘われる。もうすぐ両親の遺産の凍結が溶けることになっていた。
 一方輝人は、大介の友達から「ダンスのリーダーを助けてほしい!」と依頼が来ていた。そのリーダーは、星浦に何故か狙われていて…!?