真アゲハ ~第69話 綾部 希9~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



綾部「くそっ…!放せ!」

輝人(こいつを捕まえたのは良いが、問題はオーバーネクロにならないかだ。しかし屍人対策課の手錠はないし、茉莉花さん達に連絡すれば…)

綾部「おいっ!放せって…」

トール「うるさい」

バキッ!

綾部「…キュウ…(×.×)」

輝人「おおお…(・・;」

トールが綾部の後頭部にハンマーをぶつけ、気絶させた
容赦ない攻撃に輝人は少し引き気味になる

ルーカス「キャッキャッw」

トール「よしっ、これで1人は大丈夫だね!あとは…」

トールは輝人を見る
目が合った輝人は、ビクリと反応するが、すぐ臨戦態勢に入る

輝人「俺、赤ん坊まで焼く趣味ねぇんだけど?」

トール「火を向けないで?おねしょの元だよ?」

トールの眼に光が入ってない
これは完全に殺る気だ

カンナ「輝人さん…」

ナイル「…人の事心配してる場合?」

カンナ「!」

輝人に眼が行っている隙に、カンナの力が緩んでしまった
その隙にナイルは九節鞭からシックルソードを抜き出し、カンナに向けて攻撃を仕掛ける

カンナ「!しまっ…!」

ユウナ「カンナ!」

ズバッ!ズバッ!

カンナ「っ…!」

ナイル「…安心しなよ、人間だから命は取らない。でも、動けないようにした」

カンナ「…え?」

ナイルのシックルソードが入ったことは確かだった
だがカンナの身体に痛みがない
痛みは無いが、カンナの服に切り込みが入ってしまった
それもちょうど、胸と腰の部分に入り、下着まで切られたみたいで、瑞々しい肌が見えてしまう

カンナ「きゃあぁぁぁあっ!Σ((((;゜Д゜)))」

航平「カンナちゃん!大丈夫!?」

心配する航平だが、鼻血が流れている
すぐに日奈子と茜、ユウナがカンナを囲む

日奈子「大丈夫ですか!?」

茜「こちらを!私のジャケットですが…」

ユウナ「わぁぁぁ!カンナ!これ結べば大丈夫だよ!」

始「なんつー技だよ…肌だけ切らなかったとか」

ナイル「さて、斑目輝人をやりますか」

カンナ「な、何事も無かった様な顔して向かわないでください!この変態!(#`皿´」

輝人「やべっ、俺サーベル持ってきてねぇんだけど…!?」

輝人はルチアのサーベルを持ってきていない
2人のネクロハンターを相手にするのは無理がある
そう思ったその時、パトカーのサイレンが響く

トール「え?なんで?」

ナイル「もう少しだったが、2人は無理か。あいつだけでも…!」

ナイルは気絶している綾部に攻撃を仕掛ける
警察がやってくる前に、ネクロを殺すつもりだ
だが近くにいた輝人が、ナイルの足元に“火車剣ースタースパークー”を投げつけ、動きを止める
その隙に、輝人は気絶している綾部を拾う

ナイル「!」

輝人「おっと、悪いがこいつを殺させる訳にはいかねぇな。ちゃんと罪を償ってもらわないと」

ナイル「ネクロの罪は生きていることだ、もちろんお前も罪人だ」

輝人「俺の首、そこまで安くねぇぞ?」

トール「もうダメだよナイル!警察が来ちゃう!逃げるよ!」

ナイル「え?」

トールがナイルの腹に迷子紐を再び結んだ
すぐに引っ張られ、大学を出ていく

日奈子「あー!ちょっとあんた達!カンナさんの服弁償しなさいよもーっ!」

逃げ出す2人を怒鳴る日奈子だったが、逃げられてしまった
何とか綾部の命は救われたものの、カンナの服はボロボロだ

その後、綾部の事を調べ終えた屍人対策課が現れ、綾部は逮捕された
幸いオーバーネクロになることもなく、無事に警察署に連行された
また、後に判明した事だが、綾部が住むアパートから、盗まれた宝石や腕時計が発見されたそうだ
こうして、事件は無事に解決した

輝人「しっかし、またネクロハンターが増えてきたなぁ。炎の奴に、送り込まねぇように言っておくか」

航平「酷いよカンナちゃん…何も殴らなくて良いじゃないか…(;TДT)」

始「自業自得のような…」

服を切られたカンナはとりあえず、日奈子達に介抱されながら、一旦自宅へと帰った
着替えてからまた来るそうだ
航平は鼻血を出した理由で、殴られた
輝人達男子は、探偵事務所へと戻る

始「警察がやってきて、オープンキャンパスどころじゃ無くなったし。と言うかもうオープンキャンパスも終わったところだったし」

輝人「あー疲れた。栗栖も待ってるだろうし、早くきしめん作ってやらねぇと」

航平「俺手伝います…」

そう会話をして、探偵事務所の扉を開ける
しかし、入った瞬間異様な気配を感じた

輝人「…ん?何か匂わないか?」

始「え?…何だろう。何か酸っぱいし、臭い…」

事務所に入ると、何かの酸味が腐ったような臭いがした
謎の臭いを吸わないために鼻をつまみ、進んでいく

輝人「栗栖ー?寝てるのかー?」

部屋にいるハズの栗栖に話しかけるが、返事がない
その時自分の足に何かが当たった

輝人「…え?」

それは、人の足だった
誰かが床に倒れている
足から辿って顔を見ると、それは栗栖だった

輝人「栗栖…?おい、どうした!?栗栖!」

始「栗栖さん!?」

航平「えええっ!?」

栗栖「カヒュッ…カヒュッ…!」

意識はあるみたいだが、顔色がものすごく悪い
おまけに口から嘔吐をした形跡がある
ただの風邪かと思って見てみたが、違う

輝人「栗栖!しっかりしろ!栗栖!」

突然栗栖が倒れたことにより、輝人達は大混乱に陥るのだった…。


ー綾部 希ー






○NEXT●

→栗栖が謎の病にかかってしまい、治療するには有馬の力が必要だった。輝人はすぐ治療して欲しいと頼む。
 しかしそこにネクロハンターが現れ、有馬がネクロだと証言する。有馬の正体を知ってしまうが、ここで死んでしまったら栗栖を助けることが出来なくて…!?