ソアとパダはエクリプスに優しく迎えられた
ゾディアックの元へ戻った時に、パダの“長時間水中に長くいれる能力”が判明した
パダはよく分からないが、この能力に満足した
ソアの方は最初、エクリプスに対して、ゾディアックに対して憎悪の感情を持っていたが、いつの間にか消えていた
パダが心を開いた人間がここにいたからかもしれない
エクリプスから話を聞いた時、パダ以外にも他に人間離れした者がいると知った
だからここには、パダの顔を見て笑う者なんていない
それを聞いて、安心してしまっていた
それからソアとパダは、エクリプスのために、新しい部下を作ることにした
そのために、沖縄県に移動した
そして「セイレーン」と名乗り、カリブディス、ヒュドラ、ケイトスの3名を部下にし、沖縄県のアゲハ族の真境名潮のエスポワールの力を半分手にし、タテハ達と戦ったのだ
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セイレーン『キシャアァァァァァ!』
雪音「きゃあぁ!へ、蛇!?」
淳之介「い、いやあれは…魚…!?」
ソア「パダ、どうしたの!?パダ!」
パダが突然黒い液体に包まれ、大きな蛇の様な怪物・セイレーンになった
セイレーンの両手には、パダのエスポワールがまだ残っている
淳之介「な、なんだ…!?ハートレスじゃないぞ…?」
雪音「え?何?どういうこと…?」
セイレーン『グルルル…!』
セイレーンは身体を伸ばし、プールサイドに頭を向ける
するとズブズブと、水の様に入って行った
淳之介「え!?そこは水じゃ…!?」
プールにはもう水はない
それなのに、プールサイドに潜っていく
背鰭が出て、淳之介達の方に向かう
ものすごいスピードだ
淳之介「避けて!」
雪音「うん!」
淳之介と雪音が避けると、背鰭が沈んでいく
姿が見えなくなった
雪音「え…?どこ…?」
…ピチャンッ!
雪音「え?」
ザパァンッ!
セイレーン『シャアァァァアッ!』
雪音「キャアァーッ!」
淳之介「雪音ちゃん!」
なんと雪音の真下から勢いよく出てきたのだ
鋭い水掻きが、雪音の身体を引き裂く
プールの高いところまで飛ばすと、そのままセイレーンはまた頭からプールサイドに潜っていく
だが雪音は落ちていく
このままでは、固いプールサイドに衝突してしまう
雪音「きゃ、キャアァーッ!」
淳之介「雪音ちゃん!」
すぐに黄色のボタンを押して、剣を黄色に変える
盾を銀色に変えて、剣を差し込み、雪音が落ちてくる所に盾を投げる
ボヨォンッ!
雪音「え!?わあぁ!」
雪音が盾に当たる直前、盾がトランポリンの様な弾みが起きた
雪音は助かったのだ
雪音「はぁ…びっくりした…!」
淳之介「大丈夫?雪音ちゃ…」
セイレーン『キシャアァァァァァ!』
雪音「危ない!」
セイレーンが飛び付く
雪音は淳之介と共に避けた
雪音「ふぅ…危なかった…!」
淳之介「雪音ちゃん大丈夫?怪我とか…」
雪音「それより…あのモンスターの能力、ヤバイよ…!」
セイレーンが再びプールサイドの中に潜る
どうやらセイレーンは、水でないところでも、水のように潜る事が出来るみたいだ
雪音(でも待って…?なんであんなに早いの…?水じゃないところなのに…)
先程のパダの話を思い出す
パダ『私のエスポワール、それは“水の中にいる時だけ、身体能力が上がる”効果ですの。力や素早さも人間の10倍上がりますわ』
雪音(…まさか…!あのモンスターが潜っている所を、あのエスポワールが“水”と感知してるの…!?)