新アゲハ 特別編 ~騎士の世代と暴走AI特急13~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



ゴオォォオーーーーーーッ!

「うわっ!なんだ⁉」

「きゃあ!危ない!」

「おい!止まらねぇのかよ!」

“みらい”を見にやって来た人々も静岡駅で待っていたが、乗っ取られているため、止まることは無く、線路を走り続け、静岡駅を通り過ぎてしまう
それだけではなく、スピードの出し過ぎ運転に危険を感じた

「なんだ?何故止まらない?」

「管制塔!こちら静岡駅の駅長です!応答願います!」

“みらい”が暴走してると管制塔に連絡をし、事態を把握した
警察の方も、アリノス達から連絡が行ったことで、動き出す

「ねぇ…どうなっちゃうの?」

「静岡通り過ぎちまったよ…!」

「怖いよぉ~…!」

“みらい”をスパムに乗っ取られ、乗客全員は人質になってしまった
それぞれの車両には監視カメラがつけられているため、下手な攻撃なんて出来ない
抵抗するものなら、逆にやり返されてしまう
これから何が起こるか分からないため、怯えるしかなかった

ニック「くそっ…俺らも警察なのに情けねぇぜ…!」

アリサ「パソコンが…(ToT)」

リュウジ「何も出来ないなんて…!」

登志夫「…なぁ宏一、隆聖」

宏一「なんだ?」

登志夫「ちょっと…こっち」

隆聖「え?どうしたんだい?」

登志夫は宏一と隆聖を10号車の出入り口の方へ呼ぶ
その様子はスパムももちろん見ていたが、特に警戒はしなかった
幸いにも、出入り口の方はカメラは取り付けられていない

宏一「どうしたんだ?」

登志夫「なぁ、俺らであのスパムって奴止めないか?」

隆聖「え?」

突然の登志夫の台詞に、2人は驚く
だが予想してなかった訳じゃない

宏一「…そりゃ俺だって止めたいけど、あいつが何しでかすか分からないぞ?」

隆聖「そうだよ、それにさっきだって1号車の乗客に電気を浴びせるとかしたんだ。下手に動けば…」

登志夫「けどだからって、このまま放っておく訳にはいかないだろ?」

宏一「それは…そうだけど」

登志夫「このまま待ってても、いつ俺らが降りられるか分からないし、そうじゃないかもしれないだろ?それに警察がやって来るのも時間がかかるかもしれない。それなら動いた方がいいと思うよ。こんな時に動けるのって俺らアゲハ族くらいだろ?」

隆聖「でもここの乗客はどうするんだい?全部で18号車あるし、僕らで運転室まで行ったら他の乗客にも被害が及ぶかもしれないんだよ?そこまで考えて言ってるのかい?」

登志夫「それは…」

宏一「なら…運転室は俺が行くよ」

隆聖「え?」

宏一の台詞に耳を疑った

隆聖「宏一…本気かい⁉」

宏一「本気って言えば嘘になるけど…」

隆聖「へ?(・・;」

宏一「でもさ、俺やなんだよ。今日は俺菊乃ちゃんと旅行でこの新幹線に乗ったんだ。さっき喧嘩しちゃったけど…だから謝る前に何かあったら嫌だと思ったんだよ」

隆聖「え?菊乃ちゃんも?」

登志夫「まぁ俺も後輩と旅行で来ちゃったしな…あいつらにも迷惑かけたくないし、何より俺は警察官でもあるからな」

隆聖「う…そ、それなら僕だって…あの飛田社長とそこの会社の社員と社員旅行をするから、そこの案内役に選ばれて…!って、皆して旅行か(・・;」

登志夫「だなwww」

宏一「まぁな」

3人はお互いの顔を見合う
気持ちは1つにまとまったみたいだ

宏一「っし!何とかやるしかねぇな!」

隆聖「乗客にも迷惑をかけないように工夫しないとね!」

登志夫「久し振りに騎士の世代、集結だな!」

3人は右手で拳を作り、グータッチをするかの様に合わせた
これから本気の戦いが始まる

隆聖「にしてもどうする?これはアゲハ族の本部の助けとか必要な事件だけど」

宏一「呼びたくてもこの新幹線内は電波が遮断されて圏外だ。スマホで連絡は無理だ」

登志夫「いや、1つだけ方法があるぜ?」

そう言うと登志夫は、ポケットからあるものを取り出した
それは、ポケットWi-Fiだった

宏一「それは?」

登志夫「ポケットWi-Fi、外国とかに持っていけばどこでも使える優れものだ。FreeWi-Fiとかよくあるけど、それだと危ないこともあるし、これなら個人だけのWi-Fiだから大丈夫だ。それにハッキングもされないだろうからな」

宏一「いや遮断されているんだから繋がらないんじゃ…」

隆聖「ううん、繋がるよ。電話やメールがダメでも、Wi-Fiが通っていればLIMEは可能だからね」

宏一「なるほど…!」

登志夫は早速ポケットWi-Fiの電源を入れ、繋げた
Wi-Fiのマークがスマホの上に出ると、早速LIMEで通話をすることにした