キャプテンダイヤモンドが敗れたことにより、校舎が元に戻り出す
鉄骨や鉄筋が壁や天井、床に戻り、檻の様だった教室も元に戻る
屋上の海賊船も、金属で出来た海賊達も消え、キャプテンダイヤモンドは九条天真に戻った
天真「う…あ、あれ?なんでここに?」
タテハ「仁、ありがとう」
仁「お疲れさん」
と、タテハと仁はエスポワールを閉まって、グータッチをした
天真の目にタテハが入る
天真「あー!瑠璃川!やっと来たな!」
タテハ「ん?」
天真「よくここに顔出せたなぁ!悪いがお前の過去はもうクラスメイトに…」
タテハ「あぁ、知ってるよ」
天真「へ?(・・;」
タテハ「仁から聞いたんだ、な?」
と、タテハは仁にウインクをする
本当はキャプテンダイヤモンドが言っていたのだが、天真にそんな記憶が無いため、仁から聞いたことにしようと思ったのだ
それを察した仁は頷く
仁「…あぁ、お前が貼紙貼ったってのもな」
天真「な、なら話が早いな!もうここにお前の居場所は無いんだよ!とっとと…」
タテハ「いや?居場所はあるよ?」
天真「は?(・・;」
仁「そりゃタテハの事は驚いたけど、かと言って仲間外れにしたく無いからな」
雄一「タテハくん!仁くん!」
そこに解放されたクラスメイト全員が現れた
新「あー!九条てめぇ!」
寿「この野郎…!さっきはよくも!」
タテハ「あー!待って待って!」
新と寿が殴ろうとしたが、タテハが止めに入る
新「タテハ!邪魔すんなよ!」
タテハ「喧嘩はダメだよ」
天真「お、おい何なんだ?」
タテハ「九条は悪いやつに操られて怪物になってたんだぞ?記憶が無いのは仕方ないだろ?豪やつかさだって、そうだったじゃないか」
豪「まぁそうだが…」
つかさ「てめぇ!九条の味方のつもりか⁉」
タテハ「いや正直言うと、九条の味方でもない」
天真「じゃあ誰の味方なんだよ!」
タテハ「弦也だよ」
弦也「え?ぼ、僕?」
タテハは弦也を指す
タテハ「九条、もう弦也の事許して欲しいんだ。弦也もお前にしたことを反省してるし、今回の件で、今後1人にさせたくないと思っているかもしれないからさ」
天真「は…?」
弦也「ま、まぁそうなんだけど…」
タテハ「皆も九条を許して欲しいんだ。九条だって、操られていたんだから」
仁「まさか九条じゃなくて弦也の味方か…。それも今後の事を考えて…」
未来乃「やっぱりタテハくんは悪い人じゃ無い気がするよね!」
千尋「まぁ、あんなに嫌いな九条を庇うからね」
将太「正直見習いたいです」
聖「どうだ九条、こんなにお前を許して欲しいって頼んでいるやつが、犯罪者だと思うか?」
天真「う……」
弦也「天真…ごめんなさい、俺すごく反省したから…」
弦也は前に出て天真に謝る
それを見た天真は、今度こそ心の底から悪いと思ったみたいで
天真「……俺も……ごめん」
と、謝った
天真「確かにゲームくらいでカッとなるのもどうかしてたわ。またゲームやろうぜ」
弦也「う…うんっ!」
恵美「ねぇねぇ!それ私も混ぜて~!(*≧∀≦*)」
天真と弦也が仲直りした事で、クラスメイト全員も天真を許した
まだ天真の性格が治ったのかどうかは疑問だが、それでも事件は嵐の様に過ぎ去ってくれた
大志「では、教室戻りましょうか」
麻貴「そうだね、先生も心配してるかもだし」
仁「タテハ」
タテハ「ん?」
仁がタテハの前に出る
すると謝った
仁「俺も悪かった、俺の事を知ったらお前まで軽蔑するんじゃないかって思って…」
タテハ「あ!そうだぞ!だからって逆に俺を引き離そうとするのはおかしい!俺はどんな過去だろうが、どんな秘密を持っていようが、俺は正面から向き合うからな!」
仁「ったく、ヒーロー番組の見過ぎだっつーのw」
タテハ「はぁ⁉」
仁「けどありがとうな、俺を受け入れてくれて」
タテハ「!そりゃ…仲間だからな!」
淳之介「ん?何かより仲良くなったんじゃない?」
竜也「また騒がしくなるな」
タテハ「あ、お前らも隠し事するなよ!仁の事は百鬼さんから聞いたからな!」
雄一「え⁉そうなの⁉((((;゜Д゜)))」
仁「まぁ、後であの馬鹿シバいておくわ。勝手に話すなって(-_-#」
聖「けどこれでお互い隠し事も無くなった訳だし!お祝いって事で今夜はうちで飯食わない?父ちゃんが奢ってくれるぜきっと!」
タテハ「おっ!マジで⁉中華食べたい!」
雄一「ゴチになりまーす!w」
竜也「中華か…悪くない」
淳之介「マンゴープリンつけてくれるかな?」
仁「……こんなに気分がいいのは、初めてだよ」
こうして、事件は終わった
アゲハ族の新たなる敵・ファントムとの戦いがまだまだ続くのであった…!
ー内海 仁ー
完
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新アゲハ
キャラクタープロフィールのコーナー
☆内海 仁
①1月1日
②180㎝
③A型
④円盤餃子
⑤散歩
⑥早撃ち
⑦なし
⑧父、母、祖父、祖母
⑨コルト・パイソン(物を破壊する力がある)
⑩福島県アゲハ族のリーダー。赤く染めた髪と顔や耳に多数のピアスを付けているのが特徴。見た目は怖いが、根は優しい性格。
実は元アゲハ族最高幹部の黒木大雅の息子。本人は中学校卒業の時に知ったため、会うことを嫌う。しかしエスポワールのコルト・パイソンは受け継いだ。
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○NEXT●
→あの特別編から数年後!
“騎士の世代”再び集結!