淳之介が言う“あれ”
それは雄一からもらったフォーカスズキリュウだ
竜也はフォーカスズキリュウのスイッチを入れ、カメラを通してハイカロリーを見る
竜也「…」
淳之介「反応があればそこにハートレスがいるよ!出来るなら、早くしてほしいけど…っ」
竜也「…あった」
淳之介「本当⁉よし!」
バッ!と淳之介は一旦リフレクターを締まった
すぐにクリーム砲が襲ってくるが、当たるその前に竜也と共に逃げ出した
ハイカロリー「待ってぇぇえっ!」
淳之介「ふぅギリギリ…!で、竜也くん、どこにハートレスがいたの?」
竜也「腰のとこ」
淳之介「え?」
竜也「よく分かんねぇけど、腰に集中していた。何かあるのかな?」
淳之介「腰か…見たところ何も無さそうだけど…。もしかしたらクリームの下に何か埋まっているのかな?」
ハイカロリー「逃げられないわ!私の攻撃はクリーム砲だけじゃない!」
ハイカロリーは次に自分の周りに付いているフルーツの中から、真っ赤なサクランボだけを手にした
さらに厨房から持ってきたと思われるバーナーをとり出し、サクランボの茎に火をつける
すると茎はバチバチと火花を散らした
ハイカロリーはそのサクランボを2人に狙って投げた
竜也「ヤバくね?あれ…」
淳之介「う、うん…あれってまさか…!」
2人は察したのか、すぐに逃げ出した
ドォンッ!
あのサクランボは、火をつけると爆弾になるのだ
それもサクランボはたくさんあるため、次々に火をつけた
ドォンッ!ドォンッ!ドォンッ!
淳之介「わぁぁーーーっ!((((;゜Д゜)))」
ハイカロリー「ウフフフフフ!」
竜也「…ん?」
竜也はハイカロリーを見て“あること”に気がつく
淳之介と竜也は安全なところに隠れる
淳之介「参ったなぁ…あれじゃ近付くことが出来ないよ…!」
竜也「いや、そうでもねぇみたいだけど?」
淳之介「え?」
竜也「分かった事がある」
竜也は淳之介に気付いた事を話す
さらに2人は作戦を立てた
淳之介「上手く行くかな…?」
竜也「腰のところを狙えばそれでいいよ」
竜也は首から下げているネックレスに触れる
それは竜也のエスポワールだ
ネックレスが長い笛になった
竜也「俺が“作るから”、その隙に」
淳之介「あ、ありがとう…」
淳之介も盾を持ち直し、作戦通り動き出した
淳之介(こう言う時、竜也くんって冷静だよね。すごいなぁ…)
~♪~♪~~♪♪♪
竜也「“ミラージュ”」
竜也はエスポワールの笛を吹き、笛先に出てきた光の球を宙に向けて投げる
その時だった
ゴォッ!
ハイカロリー「⁉きゃあ…!」
なんと突然、ハイカロリーの周りが炎に包まれたのだ
ハイカロリー「ひっ…火が…!」
竜也「さて、これでいいな」
竜也は炎の状態を見て言った
先ほど竜也が気付いたのは、ハイカロリーが爆弾を投げた時に、1歩も動いてない事だった
さらにハイカロリーはクリームで出来ている
クリームは熱に弱いはずと思った竜也は炎を出したのだ
ハイカロリー「イヤァッ!と、溶ける…!」
竜也(…行け)
淳之介(OK!)
淳之介はすぐハイカロリーの腰のところに向かった
火に怯えているハイカロリーに気付かれないように近付く
ハイカロリー「火は…火は…!」
火を避けようとハイカロリーは引き下がる
しかし
ハイカロリー「…ん?」
ハイカロリーは、竜也が出した火に違和感を感じた
何故か、火なのに熱さが伝わらない
さらに熱も伝わってこない
ハイカロリー「…まさか…」
ハイカロリーは試しに火に手を突っ込んでみた
すると驚くことに…
その火は全然熱くなく、すぐ消えてしまった
ハイカロリー「え?え?」
竜也「ヤバい…」
竜也が珍しく冷や汗をかく
火は最初から“偽物”だったのだ
竜也のエスポワールは“幻覚を生み出す”力を持つ
幻覚の火を作ったのだが、ハイカロリーが触れたことで幻覚が消えた
ハイカロリー「あんた…私を騙したわね…!」
竜也(まずい…!)
ハイカロリーの攻撃が、竜也に襲いかかろうとしたその時だった
淳之介「女の子は殴れないけど…ごめんね!」
ハイカロリー「!」
バキッ!
ハイカロリー「あぁぁあーーー!((((;゜Д゜)))」
なんと、淳之介が竜也を助けたのだ
気が付かれない様にハイカロリーの腰へ近付き、エスポワールの盾で腰を攻撃した
クリームの層から出てきたのは、泡立て器だった
香奈はこれを使って、ハートレスになったのだ
淳之介「こいつか…!」
すぐに泡立て器を持ち、膝を使って泡立て器を折り曲げた
中からハートレスが現れた
ハートレス『イヤァァ…!』
淳之介「やった!」