新アゲハ ~第5話 加賀 淳之介5~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



「もう動けないよぉ~…!」

「お、重い…!」

「誰か…誰か助けてぇ…!」

街中が太った人々で覆い尽くされてる
原因は、香奈が渡したとされるカスタードパイだ

香奈父「お、おい…」

香奈の家であるケーキ屋
香奈が厨房から従業員や家族を追い出し、出てこないため、不審に思った

香奈母「あ、あんた…香奈は…⁉」

香奈父「香奈…何があったんだ…⁉」

店内のショーケースには美味しそうな洋菓子やあのカスタードパイが並んでいる
ところが、よく見ると生クリームの量が多かったり、カスタードパイだけ個数が多かったりと妙なところがある

香奈母「香奈がお菓子を作っているの…?」

香奈父「さぁ…けどこの量は…」

淳之介「あの…失礼します!」

そこに淳之介と竜也が到着した

香奈母「え?あ、い、いらっしゃいませ…」

淳之介「あの…僕らお客じゃないのですが、香奈さんのクラスメイトで…」

香奈父「え?あぁ、そうなのか…でも香奈は今厨房にいるんだよ」

竜也「厨房?」

香奈母「私達を追い出して、厨房で何かやってるんだけどね…」

店内の奥を指差すと、そこにはガラスがあった
そこが厨房なのだが、何やら白い物で覆い尽くされている

香奈父「入ろうとしてるんだが、開かなくて…」

竜也「裏口行くか」

淳之介「そ、そうだね!」

竜也と淳之介はすぐに裏口へ向かう
その頃、厨房ではとんでもない事が起こっていた

?「フンフンフフフーン♪」

巨大なウエディングケーキの様な容姿をした女が厨房を独占して、ケーキやパイを作っていた
どれも、店内のショーケースに並んでいる生クリーム多めのケーキやたくさんのカスタードパイと同じものだ

そう、このウエディングケーキの容姿の怪物は、香奈がハートレスになった姿だった

ー植田 香奈
 改め ハイカロリーー

ハイカロリー「フフフフ、素晴らしいわ私の“悪玉菌”ちゃん達♡」

ハイカロリーが作った洋菓子にはすべて、食べたら太ってしまう“悪玉菌”が入っているのだ
食べてしまうとたちまち太ってしまい、身動きが取れなくなってしまう
そのせいで、昨日から香奈の家の洋菓子を食べた人間はすべて太ってしまったのだ

ハイカロリー「もーっともっと悪玉菌ちゃん達、増えてね~♡そして嫌な連中をおデブに変えてやりなさい!私の苦しみを嫌と言うほど分からせてやるのよ!」

ファントム『いいぞハイカロリー、その調子でお前の苦しみを味わわせてやれ』

どこからか見てるファントムから声が届く
ハイカロリーはまだまだケーキを作り続ける

ハイカロリー「ファントム様のおかげだわ…私がダイエットをするんじゃなくて、他の人間を太らせればいいなんて想像もつかなかった!おかげで私は無理なダイエットもしなくていいし、私以外の人間が太ればダイエットなんて怖くない!皆で太れば辛くないものね~♡」

淳之介「なるほどね…!そう言うことだったんだ!」

ハイカロリー「⁉」

裏口から淳之介と竜也が現れた
ハイカロリーの話を聞いていたみたいだ

淳之介「目を覚まして植田さん!本来の君に戻ってほしい!」

ハイカロリー「植田?誰それ?私はハイカロリーよ!」

淳之介「ダイエットは確かに苦しいのは知ってるよ。僕だって減量中だから。でもだからって人を太らせていい話なんて…」

ハイカロリー「うるさいわね!この嘘つき!」

淳之介「え?嘘つき?」

ハイカロリー「減量中?嘘なんでしょ?あんたの事を応援する親衛隊だかなんだかそんな連中が言ってたわ!あんた本当は甘いものが嫌いなんでしょ⁉」

淳之介「え?何その話…」

ハイカロリー「好きだったのに、嘘をつくなんて最低よ!あんたもデブになればいいのよ!」

ハイカロリーは自分の腕を淳之介に向ける
すると、手からクリーム砲が発射された

淳之介「危ない!」

竜也「っ!」

淳之介は竜也と共にすぐに裏口から出た

竜也「うえ…甘い匂いがした…気持ち悪い…」

淳之介「え?そんなに甘いもの好きじゃないの?」

竜也「生クリームとか無理だし…」

淳之介「嘘でしょ…でも相手はハートレスだよ?戦わないと…!」

ハイカロリー「待てぇぇぇぇえっ!」

淳之介「うわぁっ!Σ((((;゜Д゜)))」

ハイカロリーが店から出てきた
2人に迫る

ハイカロリー「喰らえ!超特大クリームパイ!」

自分の手で特大のクリームパイが出来た
そのクリームパイを淳之介に向けて投げる

淳之介「くっ…!」

淳之介はすぐに自分の耳のピアスに触れる
するとピアスは巨大な盾に変わった
これが淳之介のエスポワールだ

淳之介「“リフレクター”!」

ベシャッ!

ハイカロリー「え⁉」

淳之介が叫んだと同時に、淳之介と竜也の周りにシールドが発動された
淳之介のエスポワールの効果は守備力がある
シールドが発動され、特大のクリームパイは防ぐ事が出来た

淳之介「ちょっと…これバラエティーじゃないんだけど…」

ハイカロリー「何よそれ!この!この!」

手から出すクリーム砲で再び攻撃する
淳之介はリフレクターで対応する

淳之介「くっ…」

竜也「おい、大丈夫か?」

淳之介「いや…持つか分からないな…」

竜也「なぁ、ハートレスってどこだと思う?」

淳之介「え?えっと…」

淳之介はハイカロリーを見る
ウエディングケーキの様な巨大な容姿だ
しかし、生クリームが厚すぎるのか、どこに潜んでいるのか分からない

淳之介「そうだ…!竜也くん“あれ”使って!」

竜也「あれ…?」