アゲハ ~第58話 朴 青龍・白虎2~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



葉月「…変だな」

葉月はあることに気付いた
200階まで進んで行くが、セキュリティーの反応が見えない
80階から100階まで扉が閉鎖されていたが、今居る115階は何も閉鎖されていない

葉月「どうも妙だよ、こんなにセキュリティーが甘くないと思うけど」

ミカ「もしかして…僕らを見失ったとか?」

蝶「違うわ、その逆だと思う」

香留「私達、誘われているんだわ。けどここは乗るしか無いわね!」

罠だと分かっていながらも、徐々に進んで行く

直流「…」

葉月「直流ちゃん?どうしたの?」

先程から直流が浮かない顔をしていた
何やら考えているみたいだ

直流「あ…信乃先輩が心配で…」

葉月「あ、そうか…確かに彼だけ外だよね」

蝶「え?まだ誰か仲間がいるの?」

葉月「まぁそうなんだけどね、実は…」

葉月は仲間になった信乃と直流の事を話した

蝶「は⁉仲間は他にいるの⁉」

葉月「まさか1人が外にいるとは思わなかったんだよ」

香留「じゃあどうするのよ⁉下手したら無事じゃ済まないわよ⁉」

葉月「哀幻波達を助けてもらった後で弥生に行ってもらおうかと思ったけど…連絡が出来ないからなぁ…」

直流「私が行きます!」

直流が名乗り出た

葉月「直流ちゃん大丈夫なの?」

直流「私は“令和のエジソン”ですよ?何かあったら作りますし、あなたに付いて行くとも言いましたよね?私は1人で大丈夫です!」

葉月「直流ちゃん…」

直流「それに先輩を死なせるわけには行かないので…!」

葉月「…分かった、けど今から降りる事は…」

蝶「あ!“あれ”を使えば降りれるかも!」

香留「あれって?」

蝶が何かを思い付くが、ここで一旦足が止まった
前方にアラクニッドファミリーの手下を見つけた

「いたぞ!」

アラクニッドファミリーも蝶達に気付き、攻撃を開始する
だが、葉月にとってそれはお構い無しだった

葉月「よっと!」

ドスッ!ドスッ!ドスッ!ドスッ!

「ぐわぁぁあーーっ!」

ミカ「すごい…っ」

葉月「ほら進んでいこう!」

蝶「う、うん…!」

葉月に続いて蝶達も進む

葉月「それでさっき言ってた“あれ”って?」

蝶「あっ…実は40階、80階、120階、160階に緊急脱出用のポットみたいなものがあるの!それを使えば地上にまで行けるわ!」

葉月「よし!そこまで行こう!」

香留「そうと決まったらどきなさいよあんた達!」

香留と葉月は手下達を倒し続ける
蝶達は進みながらポットを探す

蝶「えっとポットは…」

ミカ「蝶先輩、大丈夫ですか?本当にポットの場所が…」

蝶「兄さんや大雅さんに聞いたことがあるから分かるわ!」

直流「でもセキュリティーでロックがかかっているんじゃ…」

蝶「それがかかってないの。その脱出用ポットだけセキュリティーがダウンした時のために手動になってるの」

ミカ「へぇ、そこまで考えてるんだ」

蝶「あった!」

蝶は脱出用ポットがある部屋を見つけた
中に入ると、ポットが50個並んでいる

葉月「壁全部がポットか…こんなにあるなんて驚いた」

蝶「このポット1つで20人は入れるわ。でも入るのは直流ちゃんだけね」

直流「大丈夫です」

蝶「このポットは固くて爆弾にも耐えることが出来るから、外からの攻撃は平気だよ」

葉月「早速乗り込もうか」

直流をポットに乗せるため、5人はポットに近付く
蝶は近くの機械に手を触れる

蝶「手動とはいえ、脱出口を開けないと…」

?「開けないとどうなるの?青龍」

?「そうだな白虎、開けないとここから出られないよな?」

蝶「…⁉」

バキッ!

蝶「キャアッ!」

香留「蝶⁉」

蝶の背後にいつの間にか朴青龍と朴白虎の兄弟がいた
蝶を蹴り飛ばし、機械から離れさせた

香留「あっ…!あんた達は昼間の…!」

青龍「どうも、また会ったな」

白虎「また会えたねぇ」

葉月「同じ顔…双子か」

蝶「っ…」

ミカ「蝶先輩、大丈夫ですか?」

蝶「なんとか…」