哀幻波達が旅館に帰ったその後
旅館の庭を確認すると、白骨死体が発見された
これは大塚匠本人だった
この白骨死体発見により、“おおつか”旅館は閉鎖をすることになった
蒼汰も辞表を出さずに済んだ
実家に帰ると、既にアゲハ族全体で空大と旭が亡くなったことを知っており、後に葬式が行われた
太陽の弟達はもちろん、お世話になった蝶や大雅も、アゲハ族全員も悲しんだ
それから1ヶ月後ー
ジム「いだだだだだだだだだっ!((((;゜Д゜)))」
哀幻波によりジムは耳を引っ張られていた
哀幻波「ったくお前ってやつは…!(-_-#」
2人はある部屋に入る
そこに太陽がいた
実は太陽から話があると言われたのだ
太陽「ん?どうした?」
哀幻波「このバカ、研究所の薬品飲みやがったんだよ(-_-#」
太陽「え?」
ジム「だって訓練後で喉渇いてさぁ…」
哀幻波「だからって飲むか?(-_-#」
太陽「体は大丈夫か?」
哀幻波「精密検査受けたら…すごいことになった(・・;」
太陽「え?」
ジム「再生する体になっちまった(笑)」
太陽「はぁ?」
哀幻波「飲んだものが敵から奪ってきた血液を混ぜたものでさ…その血液が再生機能を持っていたんだが、通常なら血液だけ飲むと短時間で死亡するらしいけど…薬と中和されていたのか再生機能だけが体に残って、異常は無いんだとよ」
太陽「再生機能の血液…それだけでもすごいな」
哀幻波「まだ研究中だってのにお前ってやつは…!(-_-#」
ジム「まーまー、俺ちゃんが無事ってことだけ安心してよ(笑)」
哀幻波「ったく…」
ジム「んで?太陽、話って?」
太陽「あぁ、ごめんな呼び出しておいて…。実は…」
太陽は呼び出した理由を話し出した
哀幻波「…京都に帰る⁉」
ジム「京都って…どこ?」
それは、太陽が京都へ行くということだ
太陽「京都は親父とお袋の故郷だ。俺がガキの頃に住んでて少し覚えているし…弟達も賛成してるよ」
哀幻波「じゃあ…行くのか?本当に?」
太陽「悲しい顔すんなって、別にもう会えないって訳じゃねぇだろ?京都に来れば会えるし、俺も東京に行く時もあるからさ。それに…誰もが一緒の道を歩くって訳じゃねぇから。アゲハ族だって止めねぇよ」
哀幻波「…ごめん、折角団結力が高まったのに…」
ジム「そういうことなら俺も報告だ」
哀幻波「え?」
ジムも口を開く
ジム「実は俺も、アメリカに帰るわ。自衛隊から依頼されててね」
哀幻波「マジで?」
ジム「けど、アゲハ族には入らねぇよ?フリーで動きたいし…フランケンのことも、まだ終わってねぇからな」
太陽「…そっか」
哀幻波「…あーもう!そんなら俺も報告だ!」
哀幻波は何か吹っ切れたのか、話し出す
哀幻波「実は…」
この後言った言葉が、全世界のアゲハ族や殺し屋達に広がることになる
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そして、今ー
哀幻波「…それから連絡取り合う仲になったんだよな」
蝶「まさか“暴君の世代”の知らせが来たとはね。すごい驚きの連続w」
哀幻波「ジムも変わらず元気だったし」
蝶「ねぇ、今度京都に行こうよ。太陽さんもだけど…優月や星太郎くんにも会いたい」
哀幻波「…落ち着いたらな」
香留「こんにちはー」
蝶「あ!香留達来た!」
そこに香留達がやってくる
蝶「いらっしゃい、雨どうだった?」
香留「もーすごい降ってるの!タオルある?」
蝶「あるよ」
斗影「あ、そうそう。さっき変なやつ見かけてさー」
蝶「ん?どんな人?」
香留「男の人なんだけどねー、こんな雨の中傘も指さずにじっと紫陽花を見てる人いたの」
蝶「え?そうなの?」
香留「それによく見えなかったけどイケメンかも」
斗影「え?まさかスカルさんあんな男がタイプなんすか⁉Σ((((;゜Д゜)))」
香留「な訳無いでしょが」
蝶「アハハハハ」
蝶は笑うのであった
しかし、後にその男性と対面するとは誰も予想していなかった
ー九十九 神也ー
完
○NEXT●
→工藤花に危機が⁉
サイコパス医者フランシス・ノワール登場!