ドー…ン ドー…ン
「あーあ、九十九様を舐めすぎだっつうの」
「ガキの癖に九十九様に歯向かうなんて馬鹿だよなぁ」
九十九の手下の忍達が話していた
ドガーン ドガーン
「アゲハ族もこれで潰れることになるな」
「フランケン様にご報告も出来るな」
「先ぱーい、今夜飲みに行きません?」
「そだなー」
ドォーンッ!ドォーンッ!
「てかなんだ?後ろからすんげー音するな」
「なんすかねー?」
ドガーンッ!
「ギャァァァアーーーー‼Σ((((;゜Д゜)))」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
哀幻波「…ゲホッ…!」
九十九に前髪を掴まれ、抵抗する哀幻波
蒼汰は他の忍に押さえつけられ、攻撃が出来ない
九十九「…いい目だな」
哀幻波「あ⁉」
九十九「昨日の空大って男もそんな目をしていた」
哀幻波「…!」
九十九「妻を守るのにすごく必死だったなぁ、自分がすごい重傷にも関わらず…俺に殺られっぱなしでな…」
蒼汰「貴様…!」
九十九「お前はその息子でもねぇのに、同じ目をしている…余計に気に食わねぇな」
哀幻波「てめぇ…!」
ドー…ン ドー…ン
九十九「貴様らを殺ったら次は…その家族にも手を出そうかな?」
哀幻波「ー!」
ドガッ!
と哀幻波は九十九に蹴りを入れた
哀幻波「ふざけんなよてめぇ!俺の大切な家族に…!家族に手を出すんじゃねぇぞ!」
九十九「……よほど死にたいみたいだな」
ガシッ!
哀幻波「あぐっ…⁉」
前髪から手を放し、次は首を掴む
それも力強くだ
蒼汰「哀幻波!」
九十九「この首…へし折ってやるよ」
哀幻波「がっ…はぁっ…!」
ドガーン ドガーン
九十九「お前らを始末したら、あの旅館の家族も潰してやるよ。今頃俺の正体に気づいている頃だと思うし、後始末をしておかないとな」
蒼汰「くっ…!」
哀幻波「っう…!」
強く首を絞められ、意識が朦朧とする
ドォーン! ドォーン!
「あ、あの…九十九様?(・・;」
九十九「あぁそうだ、あの外国人も棗太陽も殺るか。仲良くあの世へ行けるぞ?」
哀幻波「っ…!」
九十九「もう…逝きそうか?」
ドォーンッ!ドォーンッ!
「あのー…九十九様?(・・;」
九十九「しかしあの太陽ってガキもアホだよなぁ。犯人が俺と知らずに何もしねぇで…あの世に逝くことになるんだしなぁ…!」
蒼汰「絶対に…そんなこと…!」
九十九「あばよアゲハ族!これが滅びの…見せしめだぁぁっ!」
その時だった
「九十九様ぁぁぁぁあっ‼((((;゜Д゜)))」
九十九「あ?なんだどうし…」
バチコーンッ!
九十九「…ゴフッ」
「九十九様ぁぁぁぁぁぁあっ!((((;゜Д゜)))」
哀幻波「カハッ!ゲホッ!ゲホッ!」
九十九が天高く飛んだ
その瞬間に哀幻波は解放された
蒼汰「…ハハッ…」
九十九が高く飛ばされた理由
それは
太陽「っし!俺の勝ちだ!100人達成!」
ジム「いいや今のは俺ちゃんだ!俺ちゃんの方が早かった!」
哀幻波「お、お前ら…」
太陽とジムのおかげだ
九十九だけじゃなく、他の忍達も倒していたのだ
「な、なんだお前ら…⁉」
「ひ、ヒィィィッ!」
残りの忍達は、飛ばされた九十九を探すと共に太陽とジムに恐れをなして逃げ出した
太陽「お?今回は引き分けみたいだな(笑)」
ジム「チッ、次はぜってー勝つからな!」
哀幻波「お前ら…」
太陽「ったく…お前は無茶ばっかりするんだから…」
哀幻波「俺は…」
太陽「俺に気を遣って言わなかったんだろ?悪いけど…気付いていたよ?長男が犯人だって」
哀幻波「え?」
太陽「お前の様子見りゃ分かるよ?」
哀幻波「あ…」
ジム「もう帰ろうぜ?警察も大騒ぎしてるしさぁ、その怪我も治さねぇとな」
哀幻波「あ、あぁ…」
蒼汰「俺も…辞表出さないとな。もう旅館からはおさらばだ」
哀幻波「あ!そうだ!お前らこいつは…」
ジム「忍者だろ?アゲハ族の」
哀幻波「は⁉知ってるの⁉((((;゜Д゜)))」
太陽「お前が風呂から上がって来る前に知ったよ(笑)」
哀幻波「マジかよ…(・・;」
ジム「アハハハハ」
太陽(…親父、お袋…これで課題達成かな?言ってたよな?“団結力を高めろ”って…)
太陽は思った