蝶が斗影に襲われたその翌日
蓮「…おはようございます」
哀幻波「お、おはよ」
ミカ「おはようございます」
顔に絆創膏をたくさん貼った蓮は朝の挨拶をする
哀幻波「…顔…大丈夫か?」
ミカ「だいぶ酷いですね…」
蓮「あ…大丈夫です。ところで…蝶は?」
蓮は蝶を探す
部屋にもどこにもいなかった
哀幻波「あぁ、日直あるから先に学校行った」
蓮「そう…ですか」
哀幻波「…心配か?」
蓮「ええ…」
哀幻波「まぁ気にするなよ、お前らのせいじゃないし…。けどあまり余計なことはしない方がいいぞ?」
蓮「わかり…ました…」
ミカ「蝶先輩、大丈夫かなぁ…?」
哀幻波「心配するな、俺も出来る限りのことはするから」
蓮「すいません…」
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蝶「…おはよ…」
それから数分後
蝶は教室に到着した
昨日の事があり、元気もない
そこへ友達の香留が駆け寄る
香留「おはよ…って蝶どうした?」
蝶「え?」
香留「顔色悪いけど…大丈夫?」
蝶「あ…うん、平気」
香留「ほんと?」
蝶「大丈夫だよ」
香留「そう?ならいいけど…無理しないでね?」
蝶「ありがとう」
美知瑠「ねー!みんな大変!」
そこへ美知瑠が慌てて教室へ入ってきた
香留「どした?美知瑠」
美知瑠「大変だよ!隣のクラスのイケメン蓮くんの顔が傷だらけなの!」
蝶「!」
美知瑠の話を聞き、蝶はビクリとなる
美知瑠「ほらそこ!」
美知瑠は教室の窓から校門を指す
そこに蓮がいたが、顔に傷があるということにほとんど女子に囲まれていた
「蓮くん大丈夫ー?」
「誰にやられたの?」
蓮「あ、いや…有名な不良校の人たちに絡まれてね」
「大丈夫?」
「酷いね!」
氷雨「蓮!」
蓮「あ、おはよ。どしたの?」
氷雨「お前が傷だらけって聞いて…大丈夫か?」
蓮「…氷雨」
蓮が氷雨の耳に近づく
蓮「…後で本当のこと言うね」
氷雨「え?」
蓮「大丈夫だから、早く教室へ行こう」
「大丈夫ー?」
「痛そう…」
香留「うわっ、絆創膏だらけじゃん…」
美知瑠「不良校にやられたとか言ってるけど…」
蝶「…っ」
蓮の怪我のことが騒ぎになり、蝶はますます罪悪感を抱いてしまった