XZXZXZXZXZXZXZXZXZXZXZXZXZXZ
■セッション情報
・シナリオタイトル:渡り鳥の矜持
・出典:オリジナル(高村宗一さん作)
・システム:WILD ARMS ZERO Driver(第2版)
・GM:高村宗一さん
・プレイヤー数:4人
・プレイ時間:4時間
■キャラクター
PC1:ウェスター(フォーミュラユーザー)[プレイヤー:taro]
PC2:バートラム・バートン(ガンウォーリア/カラミティ)[プレイヤー:にっしーさん]
PC3:アーニー(ブレードスナッパー)[プレイヤー:kanonさん]
PC4:ラト・トトトウス(マーシャルメイジ)[プレイヤー:ありもとさん]
■感想
この日は(ほぼ)毎年参加させて頂いている、サークル「なめくじたべぞう」さんのコンベンション、「なめくじたべコン(最終回)」でした!
ここ数回のたべコンでは、なめくじたべぞうさんの名作「卓上サスペンス劇場」でGM参加させて頂いたのですが、今回はまったりとプレイヤー参加することに。
前々から作品は知っていて興味があったものの、一度もプレイ経験がなかった高村宗一さんの「WILD ARMS ZERO Driver」卓に入りました!
実際に「WILD ARMS ZERO Driver」をプレイさせて頂いての感想は、
「一見データ量が多く重いように見えるものの、システムは直感的に把握・理解しやすく、かつシナリオもテンポ良く進む、とても面白い傑作」
というもので、セッションも大変楽しいものでした!
タイトル通り、このTRPGシステムはコンシューマーゲームの「ワイルドアームズ」の世界を舞台とし、システムも原作を大事にしてデザインしているとのことですが、原作を一切知らない僕でも支障なく楽しむことができ、まさに西部劇ファンタジーTRPGの良作という印象でした!
(システムは世界観をシフトしてもそのまま使える汎用性の高いもので、完成度もとても高かったです!)
特に、戦闘システムが直感的かつカタルシスをダイレクトに感じられるものになっており(3×3マスの攻撃目標に、攻撃方法に応じたマス目にヒットする等)、また、各PCがそれぞれきちんと攻撃の醍醐味を感じられる役割分担となっており(広範囲攻撃でアーマーを破壊する、ピンポイント攻撃で敵の生命力を削る等)、多くのTRPGに散見される「アタッカー/ディフェンダー/サポーター」という単一の括りでないのが大変好印象でした!
(アタッカーは面白いけど、ディフェンダーは敵の攻撃がこないと面白くない、サポーターは手番を渡すだけ…というようなシステムも多い中、全員が活躍できる戦闘システムは本当素晴らしいと思いました!)
また(種類は3種類と多いですが)、「フォースチップ」「バーストチップ」「アシストチップ」といったリソースを活用することにより、各PCがヒロイックな爆発力を発揮できる点も戦略性を拡張しており、こちらもセッションを盛り上げるギミックとして機能していました!
さらに、ダンジョン探索もカードデッキ型の特徴的なもので、パーティで協力して困難を打破していく一体感が感じられる、ボードゲームのような楽しさにTRPGのロールプレイ要素、協力要素が加わった楽しいものでした!
今回は(コンベンションということもあり)サンプルキャラクターを使用させて頂いたのですが、キャラクター作成も組合せでヴァリエーションが広がるものになっており、キャラ作成それ自体も楽しそうだな、と思いました。
(個人的には中二っぽいクラス名のネーミングが好きですw)
シナリオは、かつては繁栄していたが、今では衰退してしまった鉱山の町を舞台に、余所者である「渡り鳥」のPC達がそこで起きる事件を解決する、という荒野感溢れるもので、個性的なPC達の良演もあって、大変楽しいものでした!
また、個人的には「なぜPC達がパーティを組んでいるのか」を決める「前回のあらすじ表」が、ロールプレイを暖める仕掛けとしてかなり良いなぁ、と思いましたw
そんな訳で長くなってしまいましたが、素敵なセッションを提供頂いた高村宗一さん、ご同卓頂いたメンバーの皆さん、どうもありがとうございました!
機会がありましたら「WILD ARMS ZERO Driver」、また是非プレイさせて頂きたいです!
XZXZXZXZXZXZXZXZXZXZXZXZXZXZ