朗読付きのコンサートをケーナのやぎりんと行いました。

このコンサートは、地元で読み聞かせや朗読のボランティアやカフェコンサートを
主催しているパワフルマダム、三橋志主子さんの企画によるものです。
私は三橋さんのことが本当に大好きです。
いつも優しく明るく、周りを照らす太陽のようなお方なのです。
出会いはかれこれ8年程前、これまた上野公園で。
以来ありがたいことに何度となく三橋さん主催のコンサートに呼んで頂いております。
この日のタイトルは「かあさんの詩」ということで、「母」をテーマにした詩や
エッセイ、曲の歌詞などを所々三橋さんに朗読してもらいながらのコンサートでしたのでなんだか
途中何度もうるうるとくる場面がありましたが、最後まで本当に温かい気持ちで
演奏することができました。
三橋さんが選んでくださった「お母さんは花」。
これを聞いたときに私は、今は小さい小さい娘も結婚して母となって・・・いつかはこんな将来がくるのかなーと命が連鎖してゆくイメージがわいてきました。
『お母さんは花』 立原えりか
生まれたばかりの赤ちゃんを
おそるおそる抱きあげて
ほほえんでいるお母さんは花
よちよち歩きの小さい子に
あたたかい手をそえて
じょうずに歩いてと願うお母さんは花
小学校1年生になった子どもと
肩を並べて入学式に行く
晴れやかなお母さんは花
ひとことも口をきかなくなって
夜ふけになっても戻らない子を想って
泪をこぼしているお母さんは花
しらがまじりの髪になってしまった
子どもに支えられなければ
歩けないようになっても
お母さんはやっぱり花
お母さんとよばれているかぎり
咲きつづけなければならない
強くて美しくてしあわせな花

私の右隣が三橋さん。やぎりん、スタッフの方たちと。
三橋さんは1年前に大切なご主人を亡くされ、この日のコンサートは
「こんなにたくさんの人に支えられて、頑張っているよ」というメッセージをご主人に伝える意味もこめて行ったと話してくれました。
そんな特別な思いのこもった空間で演奏させて頂くことができとっても幸せ。
ありがとうございました!