検査所見

炎症反応(血沈、CRP)の上昇がみられうるが、必ずしも上昇しない。

リウマトイド因子は通常は陰性。

進行例ではレントゲン上骨びらんと関節破壊、傍関節部の骨増殖像がみられる。DIP関節(手の指の第1関節)ではpencil in cupという特殊な変形が見られる。骨性癒合によって強直が生じる。指趾炎のMRI画像では腱鞘炎と滑膜炎が見られる。

 

診断

前提として関節炎、脊椎炎、付着部炎があり、以下の5項目中3点以上で乾癬性関節炎と分類する。ただし乾癬が現在ある場合はそれだけで2点とする。

 

①現在の乾癬はリウマチ医や皮膚科医によって診断された皮膚乾癬や頭皮乾癬である。過去の乾癬は患者やかかりつけ医、リウマチ医、皮膚科医などから得られたもの。家族歴は1親等と2親等での乾癬。

②現在の典型的な変形した爪乾癬(爪甲剥離、陥凹、角化亢進)

③リウマトイド因子陰性。

④現在の指全体が腫脹した指趾炎、あるいは過去にリウマチ医によって指摘された指趾炎があった。

⑤手足のX線像で見られる傍関節部骨増殖。関節近縁の近くに不明確な骨化として見られる(骨棘の形成は除外する)

 

治療

軽度の場合にはNSAIDsが用いられるが、重度の場合にはメトトレキサートや生物学的製剤(TNF阻害薬、IL-17阻害薬、IL-23阻害薬、JAK阻害薬)が用いられる。理学療法等も。重度の障害につながることがある。

(大阪大学大学院医学系研究科 HPより引用多数)

 

乾癬マーチ

肥満や全身性炎症が、インスリン抵抗性を介して動脈硬化を進行させ、心筋梗塞などの心血管イベントのリスクを高める一連の病態進行を指す概念。乾癬患者ではメタボリックシンドロームの合併率が高く、乾癬による全身性の炎症が心血管疾患のリスク因子となることがわかっており、この「乾癬マーチ」の概念から、乾癬を単なる皮膚病ではなく全身疾患として捉え、心血管合併症の予防に注意を払った治療や管理が重要視されている。

 

乾癬と心血管疾患

乾癬患者は高血圧のリスクが高く、心血管疾患を発症する可能性が約50%高くなる。特に中等度から重度の患者でこの傾向がみられる。乾癬の重症度と心血管疾患との関係には、全身性炎症が関与している可能性が報告されている。

 

乾癬性関節炎と炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病等)

両者は互いに関連しており、乾癬性関節炎の患者には炎症性腸疾患を合併するリスクが高いことが報告されている。これは、乾癬の患者に炎症性腸疾患のリスクが高いことと、皮膚や関節の炎症が全身性の炎症性疾患であることと関係しており、共通の遺伝的素因や病態メカニズムが関与している可能性がある。

 

有名人の罹患者

 道端アンジェリカ

 ヒャダイン

 GACKT

 はるな愛 

 高島彩

 シンディ・ローパー

 

 

 

 

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