★息子SURF誕生日記 ~後編~ | ☆凡才SURF通信 4

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RIZIN!
パーッといこうよ!

 

息子SURF誕生のドタバタ劇 後半戦です!

 

窓越しに生まれたばかりの息子を写メっていると、手術室から嫁SURFが出てきました。

詳しいことはよくわかりませんでしたが、ドクターによるとへその緒が下がっているから?

もう少しで出血やら危ないところでした、とのことでした。

個室に入り、束の間の夫婦の時間。。。

手術の様子を聞くと、麻酔をしてけっこうすぐに痺れてきて、あとは何やら処置されて?

なんかごそごそされて特に感覚もなく、赤ちゃんが出てすぐに産声を上げたと。

すぐ大きく泣いてくれて安心したとのことでした。

うん、こっちもまあとにかく無事で良かったよ。

 

奥さんとこれからのことなどを話し、私は帰宅。深夜2時半頃だったかな。

何もしてないのに疲労感たっぷりだ。

姉に任せていた娘、私が帰ったタイミングで起きてしまう。

まあ、起きちゃったし、結果は報告せねばと思って、めでたく男児誕生を発表^^

事前に私たち夫婦以外には性別は秘密にしていたので、弟ができたと喜んでおりました!

 

さあ、無事手術も終わり、息子も産まれ、めでたいわけではありますが、

ここから父の「試練の日々」が始まるのです。

 

そう、自宅には娘がいるわけです。奥さんは1週間入院確定、つまり帰ってこない。

明日の朝起きて朝食用意して保育園に送って行って仕事に行く。

仕事の帰りに迎えに行って、夕食用意して炊事洗濯やって遊んで風呂に入れて寝かしつける。

これを1週間繰り返す。

その中で、諸々の手続きだとか、お見舞い、ドクターの説明を聞いたりなどなど、

いわゆるワンオペ育児プラスアルファ(アルファがかなりデカイっすけど)が待ち受けている。

普段だと、夕食後とかに娘は祖父母世帯のところに行って30分~1時間くらい遊んでくる。

この時間に少し休憩したり、奥さんは洗い物やったり、自分は洗濯やったりしていたんですが、

祖父母は旅行に行って不在。

夫婦二人いれば、どちらかが娘の面倒を見ている間に休んだり、家事をこなしたりできるけど、

この状況では少しの空き時間もない。

そして頼みの姉も体調崩し気味ときたもんだ。。。

 

しかも!ちょっと驚いたのが、入院した病院、感染予防のため「未就学児は面会できない」という

謎ルールがあったのです!

ということは!?

母親が恋しい未就学児が、1週間母親に面会すらできないという最恐ルールなわけですよ!

この状況でこれはしんどかった。。。

いや、理由はわかりますよ。

未就学児といえば風邪をひきやすかったりしてどんな菌持ってるかわからない。

そんな子どもをシビアに管理する病棟に入れるわけにはいかないという理由。

しかし、、、厳しいよね(-_-;)

この1週間、ほんとこのルールさえなければ、と何度思ったことか。

 

こんな状況で娘との二人暮らしを成立させられるのか?

深く考えずに適当に流すことも出来ますが、自分はちゃんとこの「生活」を成立させたい。

この時、私の頭の中には、漫画「スラムダンク」で陵南の魚住が追い詰められたシーンが浮かぶ…

 『陵南は完全にがけっぷちに追い詰められた』

 『自身もチームも後がない』

 『それがしかし』

 『魚住の集中力をかつてないほど研ぎ澄ました』

そう、追い込まれて力を発揮したボス猿のように、自分も気合入れていこうと決意したのでした。

 

では、ここからの約1週間で父がやるべきことを整理します。

 ・子どもの食事の用意(朝食夕食、土日は昼食も)

 ・保育園の準備と送り迎え

 ・子どもと風呂&歯磨き

 ・洗濯

 ・掃除

 ・ゴミ出し

 ・土日は布団干し

 ・奥さんと赤ちゃんのお見舞い

 ・出生届&児童手当&保険証などの手続き

 ・仕事

 ・子どもと遊ぶ

ざっとこんな感じ。これに、娘が自分でできるものはやらせたりしながらフォローしながら進めるのも

意外と気を遣ったり。ざっと書いてるけど洗濯も保育園に持っていく着替えのストックとか考えながら

天気も考えながらとか、奥さんの入院で使うものを洗ったりもあるので、文字で書くと簡単に見えるけど、

実際はきついもんですよ。。。

ゴミ出しも、ゴミを持ってくだけなら簡単だけど、ゴミを出す日を頭に入れつつ分別しつつ、

袋にまとめつつ、どうせ出すなら部屋中のゴミ箱を空にしたいとかそんなこともありつつやって、

ようやくゴミ出しができるわけです(笑)何が大変かって、これを「頭に入れておく」ことがすでに

プレッシャーだったりするんですよね(苦笑)

ゴミ出しに限らず、世の中の奥様方は全て家事育児を当たり前のようにやっているかもしれませんが、

我が家はけっこう分業制なところもあるので、普段やっていないことがドドドっと圧し掛かってくる、

この圧(あつ)ったら半端ないんすよ(*_*)

 

そんなこんなで、まず初日にほとんど寝れないながらもやったのはスケジュール作成です。

最低限やることや、子ども食事は何を食べさせるのか、作るのか。

これに基づいて食事を用意していました。

仕事を一日も休まずにできるわけもなく、なんとか休みを取ったりして合間に家事をこなし、

食事は自分のものなら適当にできるけど子どものは普段あまり作らないので苦労しました。

偶然にも出産直前に奥さんが大量に作ったトマトベジタブルスープがありましてですね、

これは前半戦だいぶ助かりましたね(笑)

 

朝はスープとたまたま冷凍してあったパンやベーグルなどをローテして。。。

夜は残っていたおかずや、余っていた材料で牛丼作ったり、野菜たっぷり焼きそばつくったり、

ちょっと冷凍食品やウインナーでお茶をにごしつつ。。。

野菜が摂れないとよくないので、とりあえず最低限、ブロッコリーとミニトマトは与えて(ゴメン?)

 

頑張って野菜多めに作った焼きそばが「辛い」と言われたり、久々に作って薄味にしたはずの

味噌汁が「しょっぱい」と言われたり、奥さんがいた時は普通に食べていた抹茶風の?パンを

「これ好きじゃないの」と言われたり、容赦なくボディブローを決めてくる娘と闘いながら、

一度はマックに助けてもらい(苦笑)

 

そんな中でそれまで風邪気味だったものが私ともども悪化してきて仕事を融通させ保育園帰りに

二人して病院にかかってみたり、

子どもの顔や手に謎の大きい発疹が出てきて騒然としたり(後にほとんど虫刺されと判明)、

保育園で足に擦り傷作ってなかなか治らず風呂で痛がるのをフォローしてキズパワーパッドが効かず

普通の絆創膏で良くならず結局キズパワーパッドにして効果が出たり、

食後のあと片付けの間にどうしても一人の時間になってしまう娘を気遣いつつ洗い物と洗濯をこなしつつ

なんとか遊んで喜ばせてみたり(ほんとに喜んでたかな…)、夜は寝る前にちょっと叱るじゃないけど

そんな雰囲気になったら「ママがいい~(´;ω;`)」と泣きそうになる娘を必死になだめてみたり、

保育園が休みの日に二日連続で遠くの公園(車で行く1日過ごせる大きい公園)に行きたいと言い出した

娘を希望通り二日連続で連れ出したものの(二日連続で行くような場所ではない)、暑さでダレて

ソフトクリーム買うのはダメと言ったら(理由あり)不機嫌になって終始不穏な空気になったり、

しかし奥さんと赤ちゃん(出産直後の朝にNICU行きになってた)の体調も気にしながら、

かつ諸手続きの進捗を気にしながら、

さらに退院まであと数日ってところで祖父母が帰ってくるので、その直後に娘のランドセルを

「家族で都内のデパートまで行って買う(私の勝手なこだわり)」って予定が入ってて、

旅行直後でなんだか疲れが取り切れてない祖父母を引き連れミッションを完遂させながら、

新しく買った絵本を寝る前に読み聞かせてたらこれまでにないくらい壮絶な眠気に襲われながら、

日々のプレッシャーの中で何を食べても味が感じなくなって食欲もなくなったりしながら、

はっきり言って心の中でだいぶ泣き叫びながら(笑)、

なんとか、奥さん退院の日を迎えるに至ったわけです。。。。。。。。

 

なんか意味不明なところもあるかもしれませんが、今思い出してもこの一週間はしんどかったですね。

 

退院の日もなんとか休みをとり、朝は子どもを保育園に送って行って、帰ってきて掃除洗濯をこなし、

部屋も洗濯物も完璧な仕上がりにして奥さんを迎える準備を整え、いざ病院へ。

出産直後は、赤ちゃんはNICUなので奥さんが先に退院することになっていたので、

赤ちゃんはNICUで娘は保育園になるので、退院日くらいは二人でゆっくり外食できたら、

なんて言っていたんですが、もはやすべてを出し切った私は退院した奥さんに

「なんでもいいから家で食べたい…」のひとこと。

本当は花を買っておいたり、外食も好きなところへ行かせたかったりとか考えていたんですが、

私にはもうこれが精いっぱい、限界突破でした(×o×)

 

はあ、ブログ書いててもだいぶ疲れた(笑)

今は食欲もあって持ち直しています^^

なんか息子誕生のドタバタ劇と言ったわりに息子は全然出てきてないですが(笑)

まあこれからブログで書くこともあるでしょうってことで。

父も頑張ったし奥さんも赤ちゃんも頑張ったけど、娘も頑張ってくれました。

 

誕生の裏に、こんな背景があったという、お話の記録。

 

いやあ、思い返して一番きつかったのは、

諸手続きとランドセル買わねばのプレッシャーはひどかった。。。

 

 

 

おしまい