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Tomoのブログ

ゆらぎ世代の女性の悩み、日々を楽しく乗り切るお気に入りのもの、好きなことを気ままに綴ります。

『つまをめとらば』青山文平
太平の江戸の世にあって、身の置き所の無い下級武士の男たちの心許なさと、女たちの逞しさを描く。「ひともうらやむ」「つゆかせぎ」「乳付け」「ひと夏」「逢対」「つまをめとらば」の六遍を収録。
男たちの生真面目さ、純情さ、悩みに対し、登場する女たちの圧倒的な存在感、したたかさ、環境への順応力を感じさせ、身体感覚で身の丈を生きる女たちの強さを感じさせる。
「つゆかせぎ」「逢対」に登場する女たちは男を全くあてにせず、男はいらない、子供だけが欲しいとはっきり口にするし、表題作の「つまをめとらば」は、56歳になるまで独り身を通した男が所帯を持つことに踏ん切りをつけるまでの成り行きが面白い。幼馴染の男二人が偶然再会し、ひょんなことから同じ敷地内の主屋と家作で暮らすうち、お互い「平穏な暮らしとは気のおけない男同士の暮らしにこそあるのではないか…」と思い始める。どれだけ女運が悪かったのか(笑)と思うが、(このままでもいいか…)と言う迷いを結局断ち切るのも、また強烈な女の姿を目の当たりにしてのこと。
妻をめとらば…と男とが女を選ぼうにも、根本から違う生き物である女の本性に翻弄されたり、驚いたり、救われる男達。「つくづく女には敵わない…」と、お役の無い下級武士たちのため息が聞こえて来るようだった。直木賞受賞作。


『なぜ必敗の戦争を始めたのか 陸軍エリート将校反省会議』 編・解説 半藤一利
本書は、雑誌『偕行』に掲載された陸軍中枢にいたエリート達の座談会の記録を半藤氏が改めてまとめ、解説を加えたもの。
陸軍側から語られる座談会なので、一般に広く認識されている「陸軍悪玉論」に対し、海軍が善玉だったわけでもない…と言う部分を知ることができる。特に昭和15年の日独伊三国同盟、16年の南部仏印進駐が引き金となって、引くに引けない戦争への道を進んで行ったことがよくわかる内容だった。
…それにしても、当時の外務大臣のドイツ贔屓とヒットラーへの傾倒ぶり、あまりに楽観的な日独伊ソ四国協商構想を読んで驚き、いくら陸軍は対米戦など本当はするつもりは無かったとは言っても、陸軍、海軍間のコミュニケーション不全や情報共有の無さに愕然とし、何よりも重要な事を決める会議が会議とも呼べないグダグダな内容で、声の大きいものに押し切られるか、「国策」ありきで国力に関する調査など握りつぶされる様子に愕然とした。
この座談会も、戦後30年近く経って掲載されているとはいえ、海軍への不満と不信、本来取るはずだった陸軍の持論や作戦を海軍のせいで実行出来なかった恨み節が随所に見られ、どこが反省会議なのか…と苦笑いしてしまう部分も。最終結論として「陸軍大学校」の教育が悪かった(笑)で終わるとなるともう脱力するしか無い。ただ、その中で「戦さが嫌なら戦さを研究しなければならない。伝染病が嫌なら伝染病の研究をしなければいけない」との言葉は胸に刺さった。
〈日米戦争を避けるために日独伊三国同盟を結んだ。この逆説に興味ある方は是非お読みください〉との紹介で手にとった本書。ただでさえ歴史全般に無知な自分には本来なら読みこなせない本だが、半藤氏の要所要所の解説と小見出しに助けられて興味深く読んだ。


東京に住んでいる友人が、時々私の体調を気遣って食品を送ってくれる。
彼は亡きお父上が料理人だったこともあって、とても料理上手。作ったものをいただいたことは無いが、facebookで見せてもらう写真にいつもため息…。
そんな友人が送ってくれる食品は、そのまま食べるものではなく、「虹の塩」だったり、「極上のお酢セット」だったり、料理をより一層引き立てたり身体に良いもの。

今回送ってくれたのは「だし麹屋」さんのだし麹セット。だしも嬉しいけれど、発酵食品に興味がある昨今、セットの中の「麹醤油」や「麹ポン酢」に目がキラリ✨

厚揚げ豆腐に「麹醤油」を塗ってトースターで焼いたものは美味しくて2回も食べた。
昨日から喉風邪が悪化して寝込んでいるので、今度は卵おじやに「野菜だし」のパックの粉を振りかけて混ぜ込んでみた。塩や醤油を入れなくても優しい味がついて美味しかった。だしはテトラ型のパックに粉末で入っているので色々な使い方が出来そう。元気になったら普通の料理にも使ってみたい。