Tomoのブログ

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ゆらぎ世代の女性の悩み、日々を楽しく乗り切るお気に入りのもの、好きなことを気ままに綴ります。

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『三体』 劉慈欣 著 
       大森望 ・光吉さくら ・ワン・チャイ 翻訳
        立原透耶 監修

※少しでもネタバレが嫌な方は読まないで下さい。


昨年、中国SF短編集『折りたたみ北京』を読んだ時から邦訳を待っていた本書。《三体三部作》(『地球往時』)の第一部。
先の短編集の中の「円」がとても面白く、それがこの『三体』の一部を改稿し、短編仕立てにしたものと知って、「円」が本書『三体』にどう組み込まれているかを知りたい一心で手に取った。
物語は1976年、中国文化大革命の狂乱の時代から始まる。この物語の主人公の一人、天体物理学者の葉文潔と言う女性が、物理学者の父親を目の前で紅衛兵に嬲り殺しにされる。その後、失意の文潔は巨大なパラボラアンテナを備える陸の孤島のような謎めいた軍事基地「紅岸」にスカウトされ、立場としては最下層だが能力を必要とされていた彼女は、そこで行われていた極秘プロジェクトに関わっていた。しかし、人類そのものに深く絶望していた文潔は、ある日全人類の運命を左右しかねないある事を決行する…。
時は流れて現代。世界各地で不気味な現象が頻発しており、優秀な科学者の自殺が相次いでいた。ここで主人公になるのはナノマテリアル開発者の汪淼。彼は自分が撮る写真に知らないうちにカウントダウンらしき数字が毎回現れ、次に空間にもその数字が見え、とうとう宇宙が彼に向かって点滅するのを目撃してパニックを通り越して何かとてつもない事が起きている事を理解する。そのストレスから逃れるために始めたVRゲーム、それが「三体」の世界をシュミレートしたゲームだった。私が面白いと思った短編の「円」は、このVRゲームの一部だったとは!もう、この三体ゲーム部分だけでも充分面白い…と言うか、ここがまだ一番わかりやすい💦
とにかくスケールが大きすぎる上、相対性理論、基礎理論や応用理論、力学、光学、天体物理学、最後の方も陽子の話が重要になるし、三体ゲームには秦の始皇帝、アインシュタイン、コペルニクスにニュートン、ジョン・フォン・
ノイマンやらが次々出てきて語るので、日頃物理科学や天文科学に触れることもなく、世界史全般にも詳しくない自分は書かれていることを追うので精一杯💦
映画なら細かいことはわからなくても映像を追えるけれど、文字で書かれたことはある程度理解できないと脳内でイメージできない。数十ページ読んでは驚いて休憩。その繰り返し。でも…面白い(笑)
まだあと二冊刊行されるのを待つわけだが…中国で発表された当時は文革シーンを最初に持ってくるのはマズイと、真ん中のエンターテインメント色の強い「現代パート」から始まっていたと言う本書、そこから読み直してもいいかも?と思っているところ。
エリートやインテリ科学者ばかり出てくる中で、元軍人上がりで高度な物理科学なんかからっきし知らない、態度の悪い警察官の史強がとてもいい味を出していて、実際にエリート達より頼りになるのが物理学に深過ぎる内容に疲れて折れそうな私の心をも救ってくれるのが嬉しい。
全世界で大絶賛の超弩級SF、想像力と言うか妄想力の凄さを感じてとりあえず第一部読了。


梅雨が明けた途端に暑い。最近見た目に涼しい気がするものを求めているせいか、普通の麦茶や紅茶、緑茶や焙じ茶をお休みして、バタフライピーのハーブティーを頻繁に入れている。味も香りも無いのでホットではなく、少し背の高いグラスに蜂蜜を入れて、ロックアイスを詰め込んでから真っ青なハーブティーを注ぐ。透き通ったブルー。
そしてグラスの縁からゆっくりとレモン果汁を入れると…底の方からゆっくりと色が変わって、まるで南国の海に夕陽が沈んで行く時のようなグラデーションに。

ブルーベリーよりもアントシアニンがずっと多いこのバタフライピー。パソコン仕事やSNSです疲れた目を休めるのにぴったり。見た目も綺麗で他にも身体に良いことが沢山あるらしい。

勝手に「Summer sunset」と名付けて、自宅カフェの夏メニューとして楽しんでいる。