ホワイトアスパラガスの季節になりましたね。

2019年の春にドイツで参加したヒルデガルト式断食セミナーで、断食後の回復期の食事で出されたホワイトアスパラガスのスープです。

ドイツ人にとって、春に旬のホワイトアスパラガスを食べるのは何物にもまして楽しみなようで、あと数日で断食が無事に終了というときに、断食終了後の回復期のスープにホワイトアスパラガスを作ってもらえないだろうかと、セミナーの代表者がホテルと交渉をしていたようです。シェフのはからいで断食後の回復期の初日のヒルデガルト料理でホワイトアスパラガスのスープを作ってもらえることになったと聞いた参加者たちは、みんなとても喜んでいました!

ヒルデガルトはアスパラガスについては何も述べていません。なので彼女はアスパラガスを知っていたのかどうかさえ分かりません。ですがアスパラガスは、カロリーが低く利尿作用があり、痛風や腎臓病に役立つ春の美味しい食べ物ということからでしょうか、現代のヒルデガルトの食事療法では、健康に役立つとして勧められる野菜のリストに加えられています。


ヒルデガルトの巡礼路の最後のタブロー(タブロー59「ヒルデガルトの死後」)があるのが、ビンゲンのロフスベルクの丘に建つヒルデガルト・フォーラムです。

ヒルデガルト・フォーラムは、ヒルデガルトの精神、自然観や治療思想を伝えることを目的とする、Kreuzschwestern(十字の姉妹会)が運営している施設です。この施設は、講座やセミナーの開催、巡礼者の休憩・交流の場として利用されており、そしてヒルデガルトの食思想に基づく料理を提供するレストランもあります。またヒルデガルトに関する色々な製品や修道院製品が販売されているショップもあり、建物の隣には、ヒルデガルトのハーブが栽培されているハーブガーデンもある、ヒルデガルトの巡礼路を巡る際には必ず訪れたい場所でもあります。

この施設の建物は、ヒルデガルトが提唱したViriditas(緑のパワー)を感じられるよう設計されているそうです。もしヒルデガルト・フォーラムを訪れたことがあるならば、この施設に入ると建物が円形になっているのに気づくかと思います。これはヒルデガルトの「神の御業の書」にあるビジョンの挿絵「世界の車輪(Wheel、宇宙の調和を象徴する車輪のような環のビジョン)」をモデルにしているからとか。ヒルデガルト・フォーラムのウェブサイトで、上空から撮影した建物の写真がありますので、ご覧になってみてください。写真の円形の建物を見ているだけで、Viriditasを感じてテンションが上がってしまいます。

Hildegard Forum
The Hildegard Forum of the Kreuzschwestern is a facility of the St. Hildegardishaus gGmbh Youth and Disability Assistance based in Düngenheim. Since its takeover by the gGmbH in January 2004, the Hildegard Forum is operated as an integration company. With this, the organization sees the Hildegard Forum not only as a place of encounter with the healing messages of Saint Hildegard of Bingen but also as a place where the core mission of the Kreuzschwestern - "To make God's healing action visible to people" - is realized, by providing a current contribution to assistance for disadvantaged individuals in the job market in a modern way and thus forging new "paths to people." Surrounding the central dome building, which is used as a guest room and can also be rented for conferences, seminars, and celebrations, with a capacity of up to 130 people, are a divisible lecture room, an audiovisual room, and a room for changing exhibitions. The dome building is open to a large terrace, which leads t

以前ドイツでヒルデガルト式断食セミナーに参加した時に、勧められて購入してきた本です。

症状別に、どんなヒルデガルトのレメディを使用したらよいのかが紹介されている、ヒルデガルト版家庭の医学のような本です。

ヒルデガルトの広く知られた心臓のレメディ、パセリ&ハニーワインも紹介されています。レシピは、色々なヒルデガルト本で紹介されているものとほぼ同じなのですが、使用するワインはカビネットワインと書かれています。

カビネットとは、ドイツのプレデカーツワインと呼ばれるワインの等級の6階級の一番下にランクされているワインだそうです。

カビネット(Kabinett)は「特別室、書庫、小部屋」と言う意味で、17~18世紀のドイツの修道院では、収穫したワインから特にできの良い樽を選び、修道院のカビネットに保管していました。この特別室に取っておくワインが、カビネットワインの語源だそうです。昨日投稿したエーベルバッハ修道院でも、Kabinettkeller(カビネット貯蔵庫)を設置して、特別に優れたワインだけを保管していたそうです。

カビネットは、醸造の際に糖分を補うことが禁止されており、アルコール度数が低く、軽い味わいのものが多いそうです。

これはヒルデガルトが白ワインに求めた性質に近いものです。

彼女が求めた条件に最も近いカビネットにランクされている品種のワインが、リースリング。

もしパセリ&ハニーワインを作られる際には、カビネットにランクされているリースリングを使って作られることをお勧めします。