わたしは生まれた時から『楽園』を探していた。
何故かわからないけど
でも確かに自己の内在する記憶の中に『楽園』が存在していた。
わたしたちは虹色に半透明で、動物も魚も鳥も空間に浮いて泳いでいる。
楽園に還りたい。
どこかの無人島なのかもしれないと思って
若いとき、沖縄の離島をあちこち放浪したけれど、どこも少し違った。
楽園の中心部には大きな滝があるんだ。
それでアリゾナにも行った。形は少し似ていたけど、楽園はもっと緑が多くて生物がたくさんいる。
高千穂も少し似ているけれど、もっと明るい。
地上にはないのかもしれない。
それは地底なんじゃないかと思っている。
それで地底を探しに放浪していたらアイルランドに行きついた。
街灯がファンタジーっぽい
LEGOの街っぽい
ゴミひとつ落ちてない
なんとなく向陽台にも似てるよね
ここにダーナ神族が潜った地底の入り口があるはず。
直感に従ってずっと歩いた。辺りが暗くなってきたころ、お姉さんとすれ違った。
「この辺に何もないわよ。もうすぐ暗くなるのにあなたはどこに行こうとしてるの？」と訊いてきたので
「hill of taraまで！ご親切にありがとう！」と言ったら、
「なぜ？そこはとても遠いわよ、30分から1時間程かかる」と言う。
だけどここまで歩いたんだから行きついてみようと思って、早足で歩いた。
行けども行けども同じ景色で距離を歩いた感じがしないので、曲道があったりして？と振り返ると
お姉さんが心配して後ろから早足で付いてきてくれていた。
指でもっと先よ、と言っていた。
よほど珍しかったのだろう。こんなところに来る日本人は。
地元民もなかなか行かないところらしい。
ようやく入り口を見つけて辿り着いたらお姉さんも安心して遠くから「幸運を！」と言っていた。
ありがとう。アイルランドの人は皆親切で優しい。
でも、辺りは薄暗くなっていて、視覚以外の感覚でしか捉えることしか出来なかった。
周囲には泊まるところもないし、野宿するには何も持ってきてないし、寒いし、
目を瞑って大地の上で1時間程過ごした。
なんだか、日本にいる感覚。土の匂いも同じ！
植生が日本と似ている。っていうか同じ！
その大地には栃木に似た感じもあり、岡山に似た感覚があった。
ニューグランジの巨石
岡山楯築遺跡の巨石
アイルランド 渦巻き紋様
標識にも渦巻き
隼人の盾 渦巻き
わたしは巨石とテレパシーで通じることができる体質のようで、身体にビリビリと来る感覚があるとそばに巨石がある。それで巨石が何を伝えてるんだろう？って近づく、
瀬戸内海沿いや岡山には巨石が多くて、巨石から呼ばれることがある。
吉備の中山の鏡岩からワームホールが出てきたことがあって、目を瞑るとその中へ引き込まれそうになったのでビックリして目を開けた。
あのとき、ワームホールの中に入っていたらどうなっていたのだろうと、その後ずっと気になっていた。
もしかすると岡山の巨石のワームホールに入ればアイルランドの地底へ行けるのかもしれない！
元々、わたしは意識の中で瞬間移動が出来るので、こうしてカメラを持って肉体を移動させるために飛行機に乗って旅に出るというのは古い感覚があるんだ。
意識で瞬間移動して現地で肉体を再生する旅スタイルがわたしのスタンダードだから。
そうやって今までは旅をしてきた。
フランスも南の島も夕食作っている時間、ほんの数秒でトリップできるよ。
実際行くのと景色に大きな大差はなかった。
ただ、現地の匂いや騒音は意識トリップでは体感できないし、事件事故戦争に巻き込まれることもない。
物質界の制限やリスクに影響されないんだ。
これからは、意識で自由に瞬間移動して現地で肉体再生する旅が流行りだすだろうね。
ワームホールに入ればどこに辿り着くか、試してみたいよね。誰か入ったことがある人がいたらレポート欲しいな。
なんかね、奈良と三重の間にある宇陀にポータルがありそうな気がする。あの辺り通ると妖気立つんだ。ほんと鬼太郎みたいにね髪の毛が立つ感覚がある。
今、霊山に住んでいるんだけど、ここに地底のポータルかもしれないところ見つけたんだ！
もしかしたら、各地ある霊山ってポータルなのかもね。
わたしがまったくフリーだったら入ってみようと思うけど、入ったらレポートするね。
