6/16、『誰も言わなかったアロマテラピーの本質』読解セミナーVol.5の6月開催最終日です。
6/3、6/10と同セミナーを開催しました。
AEAJ認定教室 調布アロマシオン主宰、アロマテラピー研究室でも活動し、web制作する島田さつきです
『誰も言わなかったアロマテラピーの本質』読解セミナーでは、参加希望者に日程アンケートを実施し、希望が多かった日程で同じ内容のものを数日に分けて開催しております。
この6月には6/3、6/10と6/16に開催し、ご希望者が2人いれば日程調整し開催いたします。
この記事では、Vol.5を受講された方のご感想を掲載いたします。
翻訳によって日本にアロマテラピー広めた髙山林太郎氏の最後の著書にして、たった10日で回収・発売禁止となった幻の書籍です。このセミナーは、2020年から始めましたが書籍まるごと取り上げるため、全7回を予定しております。
既に終わったVol.1~4も、リクエスト開催で2名以上になれば開催しています。
読解セミナーVol.5とは
『誰も言わなかったアロマテラピーの本質』セミナーVol.5ご感想
6/10にご参加いただきましたUさんのご感想です。
金曜はありがとうございました。
また、早速に動画のUPも有難うございます。
聞き逃したところ、メモ取り切れなかったところを再確認出来て助かります。
こちらこそご参加いただきありがとうございます~♪
当セミナーでは、セミナー内で使用した書籍本文のナレーション動画を公開しています。
セミナーに参加いただいた方限定で、動画視聴ができます。(視聴期限有)
動画のみは公開していません。
セミナー当日、聞き逃したところを確認したり、当日視聴環境が悪かったのをカバーしたり、復習する時に役立てていただくためのものです。
つまり、動画は参加者特典です。
この動画は、セミナーを撮影したものではないので、当日セミナー内で取り上げる「補足情報」は含まれません。これもまた、参加者だけの特典となります。
加えて、今回ご用意いただいた高山先生のblogからの抜粋資料、とても参考になりました。
高山先生のお考えが具体的に書かれているので、動画の説明の裏に、こんな風に考えられていたのだと、ストンと落ちてきます。
セミナーでは、高山先生のブログやその他からの関連情報も取りあげます。
それらは、みなさんに“より”理解を深めてもらう補足資料として配布しています。
特にVol.5から取り上げる第Ⅱ部では、高山先生が読者に伝えたかった核があります。
30年に渡ってアロマテラピー書籍を翻訳しそこから考察研究し続けてきた中で、
アロマテラピーとは何なのか?
アロマテラピーという言葉が創られ、それを発展させてきた人々を翻訳を通じて理解した高山林太郎という人物が、何を支持したのか、またその理由や背景を通して、後世に伝えたいこと、またアロマセラピストたちにその問いを投げかけています。
特に、精油の品質に関する項で、
・個々の成分が作用するのではなく、含まれる成分の総合的な働きによって作用を促すこと、
・経口摂取に関するお考え
は、常々感じていたこととも重なって、自分自身の理解や考えのアライメントがグッと纏まった感じです。
「常々感じていたこととも重なって」…
高山先生の伝えたいことから、ご自身の感じていたことの考察に至ったということでしょうか。
そうか…やっぱりそういうことだよね~と腑に落ちることもありますし、
逆に、イヤ、そこは違う気がする…なぜなら●●だからじゃないのかしら?
などと、セミナーでは色々と感じていただけたら、それで大成功だと思います。
精油の品質問題は、アロマテラピー業界において一番の問題の一つでもありますね。
その商品が本当に信頼するに足り得るものなのか?
実のところ、測りようがありません。
もちろん成分分析という手はありますが…それが万能とも言い切れないからです。
アロマテラピーを語る上で、香りの成分を無視することはできません。
しかし、この成分が●●だからこうなる。
という単純な図式ではないと、本書の中では語られます。
アロマ業界では、経皮、経口と使い方の論争もありますね。
(ここにもちろん経鼻も含まれますが、そこは深く追求すると話がまとまりませんので…)
経皮、経口ともにケースバイケースなのですよね。
必ずしも薄ければ良いかといえば、本当のところそうではありませんし、
何を目的とするかで変わってくるわけです。
また、品質が良いからと、原液を塗布したり、食品に混ぜたりと、大量消費させる動きもあります。これはメーカーの戦略ですよね。たくさん消費して買わせたいからですもの。
ちょっと考えればわかることです。
だからといって日本ではこう学んだから。ということが全てではありません。
他国に行けば、場合によって原液使用しますし、日本など足元にも及ばない厳密さで、精油自体が簡単に手に取れずに、薬局の奥深くの棚にしか保存されないような国もあるのです。
どうしてそういうことが起きるのか?
よくよく考えることが自分を守ることだと思います。
そして、
セミナーや講座というのは、本来一方通行の「学」を教えることではないと私は思っています。もし一方通行であれば、学ぶのに本だけ読んでいればよいのです。
今回、Uさんは、高山先生の考えを知ってなるほどと、ご自分の血肉にしていただけたなら、開催者としては、懸命に作った甲斐があるというものです。
学びの場に於いて、考えや感情は多くの人の個々のものですよね。
私たち日本人は、「違い」を嫌います。
日本人はとても小さな集落の集団から成る社会性を持つ文化です。
なので、他者と違うと集団の中で浮いてしまい、集団から弾かれるのを防御するために「同じ」という価値観を共有するのを善しとしてきました。
しかし、同じ価値観もあれば、違う価値観もある。
これが現実ですね。
ですから、どんなに学のある人が述べても、どんなに偉い人が述べたとしても、そこに準じることが「学ぶ」姿勢ではないと私は思っています。
もちろんその考えを「受け容れる」ことは必要です。
100%完全否定しうる根拠は、この世に存在しないからです。
科学的なエビデンスでさえ、数年経てば新たな発見に至り「間違っていた」ということが常に起こるからです。
なるほど~と思っても、それが正しいのね、と思う必要もないのです。
この人は、ここを根拠にそれを支持しているんだ、それが正しいと思っているんだな~と。
そして、私は何を支持しようかな?
何を信頼するかな?
その理由は何だろうな?
そこにたどり着くため、色んな人の考えに触れるセミナーは意味があるように思います。
ご感想とともに、とても鋭いご質問をいただきました。
それについては、参加者しか入室できないFBグループにて、
ご本人の了解の元シェアします。
【アロマテラピー研究室】ただいま受付中のセミナー
『黄帝内経』読解セミナーVol.2「天年」編第一部 リクエスト開催受付中
『誰も言わなかった アロマテラピーの本質』読解 webセミナー (Vol.1~5) 参加者募集中
アロマテラピー研究室は、翻訳によって日本にアロマテラピー広めた故・髙山林太郎氏が創設。
髙山氏から後継人指名をされた林さんとともに、髙山氏の思いを引き継ぎ、髙山氏のアロマ遺産管理とアロマテラピー啓蒙活動をしております。