2022年6月3日に『誰も言わなかったアロマテラピーの本質』読解セミナーVol.5を開催しました。
AEAJ認定教室 調布アロマシオン主宰、アロマテラピー研究室でも活動し、web制作する島田さつきです
『誰も言わなかったアロマテラピーの本質』読解セミナーは5回目を迎え、本書の第二部に入りました。
第一部では、アロマテラピーの歴史を踏まえ、そのバックボーンについて語られていましたが、第二部は、高山先生が語る「アロマテラピーとは何なのか?」という本質そのものに触れていきます。第一部は長い長い前置きといって良いかもしれません。
『誰も言わなかったアロマテラピーの本質』とは…
翻訳によって日本にアロマテラピー広めた髙山林太郎氏の最後の著書にして、たった10日で回収・発売禁止となった幻の書籍です。このセミナーは、2020年から始めましたが書籍まるごと取り上げるため、全7回を予定しております。
既に終わった回は、リクエストをいただき2名以上になれば開催しています。
Vol.5では、いつもに増して補足内容が増えています。
今までと違うのは、本書の中で派生したアロマテラピーそのものと離れたエピソードの補足が無いところです。
高山先生は、膨大な知識から、直接アロマと関係のない話題にも及ぶことがあるため、今までの章では、それについての補足も入れていました。
その補足を入れることで、より深く読み込むことができるからでした。
けれども、今回はアロマテラピーの本質に近づくための補足となっています。
何をもって「アロマテラピーなのか?」という問いは、アロマテラピーの定義をどのように設定するかというとても大切な部分です。
例えば、「芳香療法」というと、香り有るもの(香りの成分)を使う「療法」と定義することもできます。すると芳香は、精油だろうが、合成香料だろうが、香水だろうが、食品香料だろうが何でも良いことになります。
もし「精油療法」としたならば、一般に合成香料や香水、食品香料は排除され、私たちがアロマテラピーと言っているものに大変近いと言えます。
偽和精油についての話題も出てきます。
一般に偽和モノは、にせものなわけですが、本当に偽和はあるのか?
また、偽和の何が問題なのか?
偽和を使うとどうなるのか?など、補足で掘り下げていきました。
通り一遍に「偽和はダメ」という話ではなく、もっとリアルな話になりました。
その流れで、セミナーの副産物を得たのです。
Vol.5のセミナーでは、後半にディスカッションで盛り上がりました。
話題の中で、巨大な組織的な大きな力には、抗えない無力感を覚える。
という話題に発展しました。
例えば国がこの病を一掃するには、「この薬を使うしかない」みたいなことを決定したならば、それに抗うことはかなり難しいです。
今のロシアが始めた戦争をみているとわかるように、どこでも国にとって都合の悪い人は、亡き者にされたりもします。また、囲い込まれて自由が一切利かなくなる場合もあります。
ここで言う大きな力とは、こういった個人ではどうにも抗えないもののことです。
もし、自分がこの力によって、生きることが困難になるのだとしたら。。。
想像してみてください。
私自身、大した力があるわけでもなく、
大したことが成し遂げられるわけでもありません。
しかし、だからといって、それを諦めることは選択しません。
もし、「どんなに頑張っても結果が変わらない」と思ったとしたら、
未来は「結果は変わらない」ことしか意図していないことになります。
つまり「結果は変わらない」を選択しているということです。
別の例でいうと…
生きものは皆死ぬ。
結果死ぬのに、どうして生まれるのか、生きるのか?
生きている、生まれること自体に意味がない。
とするのと同じだと思います。
(実際、そのような思考に憑りつかれている人は思ったよりいるようです。
この場合、精神状態に何かしら問題を抱えている人が多いようですが…)
この世の営みを、到達点しか見ていない状態です。
(自らの)行きつくところが生命の目的、生きる目的ではないのです。
どんなに頑張っても、大きな力には及ばない。。。
そういう無力感に心折れることはあるかもしれません。
でも、望んだことを100%実現しなければ意味が無いのでしょうか?
生きている間は実現しないのかもしれません。
それが、未来へのプレゼントになるかもしれないのだとしたら。。。
諦めずに進むことは、意味あることに思えるのです。
ただいま、7月以降で Vol.1からの受講生を募集中です。
【アロマテラピー研究室】ただいま受付中のセミナー
『黄帝内経』読解セミナーVol.2「天年」編第一部 リクエスト開催受付中
『誰も言わなかった アロマテラピーの本質』読解 webセミナー (Vol.1~5) 参加者募集中
アロマテラピー研究室は、翻訳によって日本にアロマテラピー広めた故・髙山林太郎氏が創設。
髙山氏から後継人指名をされた林さんとともに、髙山氏の思いを引き継ぎ、髙山氏のアロマ遺産管理とアロマテラピー啓蒙活動をしております。