Quoraに載ってたアンソニー・ホプキンスの名言
AEAJ認定教室 調布アロマシオンを主宰し、アロマテラピー研究室でも活動中の島田さつきです。
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Quoraに載ってたアンソニー・ホプキンスの名言について、備忘録として残しておきたい。
言われなければならない人生の残酷な真実とは何でしょうか?
文言は、次のように始まります。
あなたを愛する準備ができていない人を手放しましょう。
これは、あなたが人生でやらなければならない最も難しいことであり、最も重要なことでもあるでしょう。
変わりたくない人と難しい話をするのはやめましょう。
あなたの存在に何の興味もない人のために顔を出すのをやめましょう。
あなたの本能は、周囲からの評価を得るためにあらゆる手段を講じることだと思いますが、それはあなたの時間、エネルギー、精神的・肉体的健康を奪う衝動です。
人は、自己評価、つまり自己肯定するため、存在価値を高めようとする本能に支配される。
しかし、その本能に任せた衝動は、本人にとって全てマイナスであると。
他者から高い評価を得たいのは、自分肯定するため。
ですね。
(略)
それは、自分を変えるということではなく、あなたと一緒にいる準備ができていない人を手放すということです。
もし、あなたが相手のために時間を割いているのに排除されたり、侮辱されたり、忘れられたり、無視されたりしたら、その人たちにあなたのエネルギーと人生を提供し続けることは、自分にとって良いことではありません。
真実は、あなたは皆のためではなく、誰もがあなたのためにあるわけではないということです。
愛は相互であり、他者との関係は相互であるはずです。
ここでは、「あなたは皆のためではなく、誰もがあなたのためにあるわけではない」と言っていますが、
一人はみんなのために、そしてまた、みんなは一人のためにあるのではない。
ということですね。
「一人」を「自分」とか「あなた」に置き換えるとわかりやすいでしょう。
"みんなは「あなた」のためにあるのではない"
たぶん、あなたが姿を見せなくなったら、相手はあなたを探さなくなるでしょう。
もしかしたら、あなたが努力するのをやめたら、関係は終わってしまうかもしれません。
たぶん、あなたがメールをやめたら、あなたの携帯電話は何週間も暗いままでしょう。
それは、あなたが関係を壊したということではなく、関係を維持するためにあなただけが与えたエネルギーが、その関係を維持していたということです。
それは愛ではなく、執着です。
あなたの人生で最も貴重なものは、あなたの時間とエネルギーです。
あなたが自分の時間とエネルギーを捧げる人や物事が、あなたの存在を決定づけます。
このことに気づけば、自分に合わない人、自分に近付くべきでない活動や空間と過ごすと、なぜこんなに不安になるのかがわかるようになります。
自分自身や周りの人たちのためにできる最も重要なことは、自分のエネルギーを何よりも激しく守ることだと気づき始めるでしょう。
あなたは誰も救う責任はありません。
相手を説得して改善させるのも、あなたの責任ではありません。
人のために存在し、自分の人生を捧げるのがあなたの仕事ではありません。
アンソニー・ホプキンスの言葉は全て、あなた自身のためにと、あなたを主語に問いかけています。
しかし、いかに「あなた」が自分の人生を、自ら台無しにしているのかを知らしめるものです。
あなたの「他者」とのかかわり方が、いかに無意味であるか、
一見、他者を悪者にして、他者とむやみに関わるなという忠告のようにも聞こえます。
そしてあなた自身の価値を下げないような問いかけをすることで、傷つけない配慮がされた文であります。
この名言から、私は次のように感じます。
孤独を恐れるあまり、他者に依存することなかれ。
他者を自分の存在を測るための道具にすることなかれ。
万人を愛する仮面をもって、誰からも愛されたいという傲慢さを知れ。
このような名言をみると、お節介で過保護で過干渉な母親像というのを思い出します。
もう、20年くらい前になりますか…
「優しい母は、過保護、過干渉である」と、カウンセリングスクール時代に知りました。
「あなたのために言ってるのよ」
一見、愛情からくるこの言葉は、過保護、過干渉の裏付けのようでもある。
叱咤激励したり、叱ることが愛情と吐き違えている時、これらは過保護からきているのだと。優しい言葉で甘やかしたり、何かを与えまくることだけが過保護なのではない。
あなたがきちんとしていないと私の親としての価値が脅かされるの。
もし、あなたになにかあったらと私は不安で仕方ないから、私を不安にさせないで。
この時の親の心の底には、このような恐れが隠されている。
その頃、読書感想の宿題が出て読了した本があります。
これをみると胸がえぐられるような人がいるかもしれません。
アガサ・クリスティですが、ミステリーではありません。
近年、「利他を生きる」が、やたらに流行っている教訓のような気がします。
もちろん一つの意として自己中心であることで、他者との関係性を悪くしないという教えではあります。
また、本当は、「他者を自分だと思って大切に扱うこと」これが社会に蔓延すれば、争うことの無意味さが痛感できるということだと思います。
自利利他は仏教用語ですが、利他は、究極の自利でもあると私は思います。
しかし、教訓だけに依存すると、他者のためにやっていれば良いのだという、過ちを犯しかねません。
その時、人は、
「私は他者のために尽くす価値ある人」と悦に入って自慢げになります。
簡単に言うと、他者のための行いで
褒められれば嬉しい。感謝されれば嬉しい。ということです。
しかし、もし、褒められなかったら?感謝されなかったら?
もっともっと褒められたい。感謝されたいと、欲しい欲しいと欲だけに突き動かされます。
褒められなければ価値ある人じゃなくなってしまう。
感謝されなければ、自己肯定できない。
と肯定されないことで、焦る気持ちに取り憑かれてしまいます。
こうなると、利他の本来の目的は見失われてしまうのです。
自分を大切にするのと同じに、他者にしたのなら、褒められることも感謝されることも必要ありません。
お腹がすいて自分でご飯を食べても、自分を褒めたりしません。
寒いなぁ~と服を羽織っても、私の右手左手ありがとう~などと感謝などしません。
もし、利他を理解し、実践しているのだとしたら、誰からの評価も必要なくなります。
自分の行いを自分で誇らしく思う、本当の意味でのプライドに支えられているからです。
アンソニー・ホプキンスの言う
「あなたを愛する準備ができていない人を手放しましょう。」
"あなたを愛する準備ができていない人" って、いったい誰なんでしょうね?
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