「非ステロイド剤」って断り書き、変じゃね?と思った
アロマ&カウンセリング 心とからだのセルフ・ケアをあなたに、アロマシオンの島田さつきです。
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日本語って難しい。
特に講師業をするようになってから痛感する。
頭痛が痛いって言葉はオカシイ、アロマの香りもオカシイ、違和感を感じるもオカシイ…
こういうの以外にも、言葉通りの意味とは別の意図で使われる言葉がある。
「イーストフード・乳化剤不使用」という表記のパンが増えている。
先にこのことでfacebookで呟いた。
以下は、その元ネタ記事。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/16131?fbclid=IwAR0vw9Euu7dei7cgGI-G_NF5LkFAFHV8Y6UV9htlwQnpRCMW4UZT5SGR_3M
この記事のテーマでは、景表法にかからないのか?
そもそもこの表記が「優良誤認」にあたらないのか?
といった消費者を惑わせ騙す行為ではないかと問題にしている。
「景品表示法では、実際のものよりも著しく優良であると示している商品は「優良誤認」にあたるとして、違反と見なされる可能性があります。パンのこの状況は、優良誤認にはあたらないのか?」
ここでは、その法律そのものではなく「言葉」そのものについて考えてみたいと思う。
言葉そのものを生業としている人ならわかるのかもしれない。
広告やコピーなどには、心理的に誘導する方法がある。
その言葉で巧みに注目させたり、買いたいと思わせたりする。
これはテクニックだから、その言葉で騙してるから悪いとか言いたいわけではない。
さて、商品の表示にわざわざ「イーストフード・乳化剤不使用」とあったら人はどう思うだろうか?
イーストフードや乳化剤が使われていないことで、
誰か(消費者)にとって、何かしらのメリットがあると意識される。
裏を返せば、「イーストフード・乳化剤を使うデメリット」が浮かび上がってくる。
つまり「イーストフード・乳化剤使ってるとなんか危ないですよ」と言っていると受け取る。
直接的にそう書かれていないのに、人々はそのような認識になる。
イーストフードや乳化剤を使っているなら表示義務があるから、裏面に書かれているにも関わらず、
こういう言葉が表に目立つように表記されている。
意図的に「売り文句」として表記されているわけだ。
(けれど、実際に入っているものは、どうも違うらしい…そのことは、上記にあるリンクを見てほしいが。)
さて、タイトルにした「非ステロイド剤」だが、
ステロイドじゃないですよ~と知らしめるためにパッケージなどに書かれている。
これもね、おかしいよね。
ステロイドの薬剤は、箱の裏書とかに既にステロイドであることがわかるように表記されている。
なのになぜ、ステロイドじゃない薬にわざわざ「非ステロイド」と表記が要るの?
そんな使い方だったら、ステロイドじゃない薬全てに書かれてなきゃおかしいでしょ?
これも先に出したパンの話題と同様なのだ。
「非ステロイド」という言葉自体が、ステロイドのデメリットを誘導する言葉になり、
非ステロイドがあたかもステロイドよりも「優良」であるかのような錯覚を起こす。
実際、非ステロイドの方が、メリットがある場合もある。
しかし、ステロイドを使った方が、メリットがあるケースもあり、
そこはむしろケースバイケースなわけだ。
ステロイドが悪、非ステロイドが善とか、そういう構図では決して無い。
なのにわざわざそこを強調されることによって、ステロイド悪説が浮かび上がってしまう。
本当は、逆でもいいよね。
ステロイドだったら「ステロイド含有」って箱に大きく書くとか。
すると今度は、ステロイドが入っていることのメリット強調になる。
私たちが何気なく触れている広告やら、お店のポップ、
箱書きや商品パッケージに至るまで、実のところイメージ戦略に満ちている。
「タウリン2000mg配合」「コラーゲン配合」「植物由来●●」「無添加」
このような隠された意図をもって書かれている表記に惑わされていないだろうか?
何も考えてなかった…と思った方、よ~く考えて、裏書とか注意してみてください。
色々面白い発見がありますよ。
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