ある時。
占星術の先生に、
ホロスコープ作成ソフトを
薦められ。
それを最近、購入した。
・・・みたいな話を、
英会話の先生にしたら。
「本当に?
じゃあ、僕のホロスコープも
作って欲しいな」
・・・と。
彼のその反応を見て、
少し驚いたけれども。
あとになって、思った。
さすが、
「魔法使いの国」の人だ。
・・・と(笑)
ハリー・ポッターみたいな
魔法の世界もそうだけど。
イギリスにはあの、
「黄金の夜明け団」もあったし。
あと。
幽霊の話もたくさんあるし。
そう言えば。
そういうオカルト的な話で
盛り上がった時。
彼はこう言っていた。
「なぜ、イギリスに幽霊話が
多いのか分かる?
それは、『霧』のせいだよ」
・・・と。
神秘的なものが大好きなのに、
反面、すごく現実的な国。。。
あのあと彼は。
イギリスに住む彼のお母さんに、
わざわざ連絡して。
正確な出生場所と、
出生時刻を聞いたようで。
次に会った時に、
私にそのバース・データを
渡してくれた。
彼のその行動を見ていたら。
「社交辞令とかではなく、
本当に、興味があるんだ。。。」
・・・と、思った。
そのデータを基に、
彼のホロスコープを開いたら。
そこには、乙女座の要素が
まったくなかったことが。
すごく、意外だった。
もしかしたら。
世代天体の中には、
ひとつくらいあったかも
しれないけど。
細かいことはもう、
覚えていない(苦笑)
ただ。
重要な天体のところには、
乙女座はひとつもなくて。
なるほどなぁ。。。と思った。
やっぱり。。。
彼から漂う乙女座臭は。
彼個人というよりも。
「イギリス人の遺伝子」から、
漂ってくるものなのだろうな。と。
改めて思ってしまった。
だから。
同じイギリス人が、
彼のことを見た場合は。
そこには、乙女座の匂いは
感じないかもしれないな。。。と。
「嗅覚」というのは、
疲労しやすいらしい。
だから。
同じ匂いをずっと嗅いでいると、
その匂いは感じなくなる。
その分子のエネルギーの
「刺激」に対して。
感覚器は、鈍感になる。。。
*******
英会話の先生の
太陽星座は。
射手座だった。
更に。
彼の誕生日が、
私とは、二日違いだったので。
彼もまた。
ど真ん中の射手座だった。
蠍座寄りでもなく、
山羊座寄りでもなく。
完全な射手座。
「THE 射手座」。
どうりで。
私と合うはずだ。。。と。
納得してしまった(笑)
射手座の裏の星座は双子座で。
そのふたつの星座の
共通のエネルギーって
何だろう?
・・・と、考えた時。
私はそれは、「好奇心」だと。
そう感じた。
ふたつの星座とも。
様々なことに、
興味を持つのだ。。。
ただ。
双子座は、その表面をサラッと
通り過ぎるのに対して。
射手座は、かなり深堀りする。
双子座は。
その世界のことを深く知りたい。
よりも、この世界の情報を、
誰かに「伝えること」
・・・に力を入れるので。
表面だけを知っていれば、
それでいいのだ。
射手座は。。。
様々な違う世界の奥に、
「共通する真理」を
見つけたい。
・・・という思いが強いので。
一つの世界のことを、
かなり深堀りする。
けれども。
掘って掘って、
地下にぶつかった時。
「あぁ、やっぱりここも同じだね」
・・・と気づき。
それが解った途端に、
もう、その世界には飽きる。
そして。
サッサと違う世界へと
旅立つのだ。
ちなみに。
地下にぶつかってもなお、
掘ることをやめずに。
マントルの中まで
進入していくのが蠍座。
最後は。
その世界の炎の中で燃え尽き。
自分がそれと、
一体になってしまうまで。
双子座と射手座はそうやって。
一見、似ているのだけれども。
射手座の私が、
双子座の人といると。
そのスピードに、
頭がクラクラすることがある(笑)
双子座の支配星は、
水星だから。
とにかく、早いのだ。
双子座が持ってくる情報に
関心を持ち。
掘り進もうとしている時に、
彼らは、もう、次の情報を持ってくる。
射手座は、好奇心の誘惑から、
双子座の持ってくる情報に
いちいち、ひっかかるのだけど。
そのうち、
キャパ・オーバーになって、
ショートする。。。
・・・みたいな(苦笑)
だから射手座の人は。
双子座が持ってきてくれる
情報のすべてに興味を持たないで。
取捨選択すればいいのだけど。
なにせ、好奇心があるから。
それがまた、
難しかったりするのだ。。。
逆に双子座の人は。
「真理の探究」よりも、
「多くの情報を得て伝える」の
ほうに興味があるから。
射手座が本当に興味のある、
「深堀りした先の話」には。
あまり関心を示さないことが
多い気がする。
*******
英会話の先生との話は。。。
本当に射手座同士らしく、
広範囲に渡った。。。
旅好きの射手座らしく。
彼は、世界中の様々な国を
旅したことがあるそうで。
いろんな国での、
いろんな話を聞いた。
私が旅先で撮ってきた写真にも
興味を示し。。。
「この写真、
LINEで送ってくれる?」
・・・と、頼まれたことがあった。
「あなたの撮る写真は、
見ていて楽しいよ。
学校の生徒達が見せてくれる写真は、
人物ばっかりでつまらない」
・・・と、彼は言っていた。
そういうところも。
私と同じだな。と思っていた。
私は旅先ではほとんど、
自分の写真なんて撮らないから。
自分どころか、
人の写真は、ほとんど撮らない。
私の旅の写真は。
ほとんどが、風景なのだ。。。
私達は時に、「言語」の
話でも盛り上がった。
英語や日本語だけでなく。
様々な国の言葉について。
その成り立ちとか歴史とかも
含めて。
あれこれ、語り合った。
ここもまた、射手座らしいな。と。
思いながら。。。
ある時は、宇宙や素粒子の話で
盛り上がり。
「今日はちょっと、難しい話を
しちゃったよね」
・・・と言いながら。
かなりマニアックなところまで
切り込んでくる彼に。
私は、ワクワクしていた。
芸術の話で盛り上がった時は。
「ジャクソン・ポロックは、
自転車に乗って絵を描くんだけど。
あそこまで崩したものは、
僕には、理解できない」
・・・と、苦い顔をする彼に。
私は笑顔になった。
ジャクソン・ポロックの絵のことで。
こんなマニアックに語り合える人。
今まで、
会ったことなかったよ。。。と。
社会情勢や政治の話も
よくした。。。
音楽の話も。
映画の話も。
小説の話も。
どんな話をしていても、
楽しかった。
それもこれも多分。
彼が言っていたように。
私たちの思考の流れ方が、
似ていたからなのだろう。。。
*******
彼は、いちお。
カトリックのクリスチャンだった。
けれども、今。
イギリスでは、クリスチャンとは
名ばかりで。
ほとんどの人が、
キリスト教の神なんて
信じてないよ。と。
彼は言っていた。
国勢調査の項目に。
「あなたの宗教はなんですか?」
・・・という質問が
あるらしいのだけど。
「みんなね、
『ジェダイ』とか答えてるよ」
・・・と言っていた(笑)
スター・ウォーズのジェダイ。
・・・とは言いつつも。
伝統的というか、習慣的に。
彼も子供の頃は、
教会に通っていたらしいから。
聖書のことには
だいぶ詳しかった。
だから私たちは時々。
聖書の話もしたし。
宗教のことも。
色々語り合った。。。
彼もやっぱり。
「信じる人」ではなく、
「考える人」だったので。
私はなんだか。
どこかで安心しながら、
そういう話ができたな。。。
*******
そうやって。
様々な話をしているうちに。
「この人なら、大丈夫だろう」
・・・という感覚が。
私の中に芽生えてきた。
この人なら。
私が何を言ったとしても。
受け入れてくれるだろう。と。
だからある時、
こう切り出した。
「あなたにお願いがあります。
もしよかったら。
これからレッスンの時に、
私の翻訳したものを、
チェックしてもらえますか?」
・・・と。
翻訳というのは、
ジェームズの小説の翻訳のこと。
あの頃は。
『ドールマンの預言』を翻訳して、
一部の人にシェアしていたから。。。
少しでも誤訳を減らせるよう。
ネイティヴの人に、
チェックしてもらいたかったのだ。
ただ。
小説の内容が内容だけに。
彼にそれを頼むのには、
少し、勇気が要った。
彼は、即、快諾してくれたけど。
その内容を知って、
どういう反応をされるかな。と。
ちょっと、怖かった。
*******
つづく