運命の出会い 357 | TRIQUETRA ~Tributary Zone~

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2代目のブログです

若い頃から、海外の人には

なんとなく縁があって。

 

色々な国の人と

交流したことはあったけれども。

 

 

私が知っているのはみんな。

 

 

「日本に興味があって、

日本を理解しようとしている

外国人」

 

 

・・・ばかりだったから。

 

 

実際にその国に行って、

そこに住んでみたりすれば。

 

また、違ったものも

見えてくるのだろうなぁ。とも思う。

 

 

だから。

 

本当のところは解らないけれども。

 

そうやって。

日本を理解しようとしている

外国の人。

 

特に、西洋の人といる時。

 

自分が妙に。

ラクでいられることを。

 

昔から感じていた。

 

 

下手をしたら。

 

日本人と一緒にいる時よりも。

自分でいられるような感じがして。

 

 

だから、学生の頃はあえて。

 

「でも私は日本人。

私は日本人」

 

・・・と。

 

自分に言い聞かせたり

していた(笑)

 

 

へんに西洋かぶれみたいに

なりたくなかったし。

 

やっぱり。

 

この日本に住んでいる以上。

 

日本人としての

アイデンティティは大切に

しないとな。。。と。

 

 

ある意味。

 

より、「日本人」というものを、

意識するようになった気がする。

 

 

*******

 

 

日本人は、全体の調和というか、

足並みを揃えることを、

どこかで重んじるところがあって。

 

みんなが同じであることを、

良しとする傾向があるけれども。

 

 

あちらはやはり、

「個」を尊重しているのを、

ものすごく感じる。

 

 

多分、私にとってはそこが、

すごく居心地の良いところ

なのだろうと思う。

 

 

 

昔から、自分の意見を

言うたびに。

 

母から。

 

「あんたは我が強い」

 

・・・と、否定されてきたことが、

イヤでしかたなかった。

 

 

その「我」を。

 

日本では悪いものと

捉えやすいけど。

 

西洋では、それを

「個性」として。

 

本当に、尊重してくれる。

 

 

母との関係性の中で、

私の中に出来ていたトラウマは。

 

海外の人と接することで、

どこか、癒されていたのだろう

とも思う。

 

 

日本。。。というか、

東洋は。

 

どちらかといえば、

自分を消す方向。。。

 

つまり、「悟り」の方向へと

進みやすいエネルギーが

強いけれども。

 

 

西洋は。

 

自分を消す。のではなく、

自分をちゃんと確立させる。

 

この夢の世界の中で、

自我を究極まで進化させて、

昇華させる。

 

・・・みたいなエネルギーが

強いような感じがしている。

 

 

私は。

 

いきなり自分を消そうなんてことは、

無理がありすぎる。と。

 

そう思っているので。

 

 

まずは西洋的に。

そこを極めたら東洋的に。

 

・・・という順番が。

 

 

やっぱり、一番、

無理のない形なのでは

ないのかなぁ。。。と。

 

 

そんな気がしている。

 

 

*******

 

 

占星術でも。

 

牡羊座、獅子座、射手座という

火の星座は。

 

やっぱり、「人に合わせる」

星座ではなくて。

 

「自分」というものがそこにあって、

なんぼの星座だから。

 

 

そういう星のエネルギーが

強い人たちに対して。

 

母のように。

 

「我が強い」

 

・・・なんてことを言ったら、

絶対にダメだと思う。

 

 

それに加えて私は、

今生では。

 

「個」を確立したうえで

昇華させること。

 

つまり。

 

自分に起こるドラマを

ちゃんと体験しつくして。

 

背負っているカルマを

ひとつずつ降ろす。

 

・・・ということを

目的としていたのだから。

 

 

その私に対して。

 

「個」を無理矢理、

消させようとした母って。

 

一体、何なんだ。と。

 

今は、思う(笑)

 

 

なんて。

 

こんなことを書いているけど。

 

今はもう、

笑い話だし。。。

 

全部、解ってる。

 

 

ただやっぱり。。。

 

全員に適用することができる

マニュアルなんてものは。

 

絶対に、

作れないよなぁ。。。と。

 

そう思う。

 

 

 

私が人生の序盤で。

 

「個としての自分が、

完全に消え去る」

 

・・・という体験をしたということは。

 

 

そこを目指すことはもう。

 

今生の目的では

なかったことも解るし。

 

 

これまでの長い輪廻の中で。

 

多分私はそういう。。。

 

東洋的というか。

悟りを目指すような修行。

 

もう。

死ぬほどやってきたの

だろうな。。。と思う。

 

 

けれどもやっぱり。

それだけでは、ダメなのだ。

 

 

人として。

 

夢の登場人物として。

 

ちゃんと、満足しないと。

 

「人間」というものを、

生ききらないと。

 

 

悟り体験をしたとしても。

 

積んだカルマによって

結局。

 

またこの。

 

夢の世界に、

引き寄せられるのだろう。。。

 

 

私の場合はちょっと。

 

順番が、

逆になっちゃったのかも

しれない(苦笑)

 

 

そして、だからこその。

 

ウイングメーカーとの

出会いだったのだろうとも思う。。。

 

 

*******

 

 

そういうことも全部

ひっくるめて。

 

 

私がこの、

日本という国に生まれながら。

 

なぜか、

西洋の人と縁がある。

 

 

・・・ということには。

 

なるほどな。。。と。

 

納得できるところが、

多々あったりもした。

 

 

夫から。

 

「ママの考え方は、

西洋的だよね」

 

・・・と言われたこともあったけど。

 

 

それはおそらく。。。

 

子供の頃から、英語に

触れる機会が多かったせいかな。

 

・・・とも思う。。。

 

 

なんというか。

 

言語体系が、

思考法に影響を与えることって。

 

きっとあると思うから。

 

 

なんだかんだ言っても。

 

すべては、完璧な。

 

運命だったのだろうと。

 

 

*******

 

 

英会話の先生とはいつも。

 

近所のカフェで待ち合わせをして、

お茶を飲みながら。の

レッスンだった。。。

 

 

ある時。

 

お店の前で彼と鉢合わせた時。

 

ものすごく自然に、

サッとドアを開けてくれて。

 

どうぞ。と。

私を先に通してくれた時は。。。

 

 

「さすが。ジェントルマンの

国の人だ」

 

 

・・・と。

 

思わず、

感動してしまった(笑)

 

 

全然あざとくないし。

本当にナチュラルで。

 

そういうことが、自然と

身についている感じだった。

 

 

その感動を。

私が彼に伝えると。

 

彼は、なんでそんなことで

喜んでいるんだろう?

 

・・・みたいな顔をしていた。

 

 

逆に、本国イギリスでは、

こういうことをすると、

怒る女性も、稀にいる。。。と。

 

彼は言っていた。

 

 

こんな風にされて、

怒る女性の心理が。

 

私にはさっぱり解らなかったので、

話を聞いてみると。

 

 

あちらの女性は。

男性にそういうことをされると、

 

自分は舐められている。

下に見られている。と。

 

そう感じることもあるようだ。

 

・・・と。

 

彼は言っていた。

 

 

なんだか。

 

最近では、日本の女性達も、

かなりたくましくなった。とは

思っていたけれども。

 

西洋の女性に比べたら、

まだまだ、おとなしいほう

なんだな。。。と(苦笑)

 

そう思ってしまった。

 

 

昔。

 

フランスのパリ・オペラ座

バレエ団のドキュメンタリーなどを

よく観ていたのだけれども。

 

いつも思っていた。

 

「女の人達が、なんか恐い」

 

・・・と(苦笑)

 

 

オペラ座バレエ団の舞台も、

何度か観に行ったけれども。

 

カーテンコールの時の

男性ダンサー達は。

 

みんな、なんとなく控えめで。

常に女性を立てていて。

 

 

バレエでは形式上、

そういうところはあるけれども。

 

でもなんというか、

解るのだ。雰囲気で。

 

 

女性たちをちゃんと

立てないと。

 

怒られちゃうから。。。

 

・・・みたいな。

 

男性達の心の声が、

聴こえてくるような。。。(苦笑)

 

 

あぁ。。。

 

女性たちが、

相当強いからなのかな。

 

・・・なんて思っていたけど。

 

 

 

そんなことをふと、

思い出したりしたので。

 

英会話の先生にそんな

話をしてみると、彼は。

 

 

「そうだね。でも多分、

一番強いのは、スペインの

女性達なんじゃないかな」

 

 

・・・と、言っていた。

 

 

そう言えば。

 

いつか会ったあの。

 

ウイングメーカーファンの

スペインの彼も。

 

ものすごく気が利いて、

ものすごく優しかったな。

 

・・・と。

 

そんなことを、、、

思い出したりもした。

 

 

*******

 

 

英会話の先生にとっては。

 

あらゆる場面での、

レディー・ファーストはもう、

「当たり前」のことで。

 

自分が特に、何かをして

あげている。。。という。

 

そういう意識もなく。

 

 

だから私が。

ああやって、感動を伝えても。

 

「これのどこがすごいの?」

 

・・・みたいに。

 

褒められていることに、

困惑していた(笑)

 

 

 

昔。

 

韓国の彼女が言っていた。

 

 

日本では、電車で、

車椅子の人を乗せる時に、

駅員がそれを手伝って。

 

そして、そこで多少時間を

とったとしても。

 

周りの乗客たちのなかで、

文句を言う人は誰もいなくて。

 

それは、素晴らしいことだよ。

 

・・・と。

 

 

韓国の彼女は

そう言っていたけど。

 

私にはそれが、

ピンとこなかった。

 

 

車椅子の人の乗り降りを

静かに見守っていること。

 

それで、

自分が良いことをしているとか。

 

そんなこと、

考えたこともなかった。

 

 

でも、彼女曰く。

 

韓国ではこういう時。

全員とは言わないまでも。

 

文句を言う人が、

必ずいる。と。

 

そう言っていた。

 

 

 

イギリス人の、

英会話の先生の話や。

 

韓国の彼女の話を

聞いていたら。

 

 

日本のことを、

すごく、客観視できた。

 

 

そして、思った。

 

 

日本人の本当の美徳って。

 

日本人には、

解らないのかもしれないな。と。

 

 

 

自分が。

 

人に対して、善を行ってる。

親切を行っている。

 

・・・と、自覚しているうちは

きっと。

 

まだまだなんだろうな。と。

 

 

それが、

当たり前の「感覚」になって。

 

意識もしなくなった時。

 

 

その時にやっと。

 

「身についた」

 

・・・と、言えるのだろうなぁ。と。

 

 

*******

 

 

つづく