運命の出会い 336 | TRIQUETRA ~Tributary Zone~

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2代目のブログです

いつだったか、翻訳者の彼に。

 

「WMFJで、Lyricaさんが

やりたいことって、ありますか?」

 

・・・と、訊かれたことがあった。

 

 

私はその時。

 

「スタディ・グループみたいな会を

開いてみたい。いつか」

 

・・・と、答えた。

 

 

正確には、「スタディ・グループ」

ではなくて。

 

「サークル」と言ったの

だけど。。。

 

 

 

昔。

 

ダスカロスのサークルに

通っていたことがあったけど。

 

ああいう地味でいて、

継続できるような勉強会を。

 

ウイングメーカーをテーマに、

出来たらいいかも。と。

 

そう思ったことがあった。

 

 

それを、いつか、

実現出来たら。。。と。

 

漠然と考えたことがあった。

 

 

だから、彼にああ訊かれた時、

迷うこともなく咄嗟に。

 

そんな言葉が

飛び出してきたのだ。。。

 

 

 

でも同時に、あの頃は。。。

 

あれはたしか、2011年とか

2012年くらいだったと思うけど。

 

あの頃は、なんだか。

 

「今はまだ、時期ではない」

 

・・・みたいな感覚があって。。。

 

 

だから。

 

「いつかね」

 

・・・と。

 

そう答えて。

 

具体的なことは、

何もしなかった。

 

 

そうこうするうちに私は。

WMFJを辞めていた。

 

 

*******

 

 

あれから数年経った

ある日。

 

ライトランゲージを

呟いていたら。。。

 

正確に言えば。

 

瞑想状態に入っていたら。

 

突然。

 

 

「今です!」

 

 

・・・という声が、

脳内に響いた。

 

・・・気がした。

 

 

そして、私はなぜかあの時、

例のスタディ・グループを

始める時期が今なんだな。と。

 

直感的に、

そう思っていた。

 

 

それまではそんなこと。

 

すっかり忘れていたのに。

 

 

 

あれが起こったのはたしか。

 

2016年くらいだった

気がするのだけど。。。

 

ちょっと、うろ覚えだ。。。

 

 

 

そして。

 

この、直感が正しければ。

 

本当に今が、

その時期であるのならば。

 

本当にそれを実現させる

必要があるのなら。

 

 

特に私がバタバタ準備しなくても、

自然とそうなっていくだろうと。

 

そう思っていた。

 

 

・・・というか、あの時はなんだか。

確信していた。

 

 

そうなっていくのだろう。と。

 

 

 

だから特に。

何をしようとも思わなかったけど。

 

でもひとつだけ、

やらないとなぁ。。。と。

 

そう思ったことがあった。

 

 

それはあの、

翻訳者の彼に、その旨を

伝えること。

 

 

もう、WMFJはとっくに

やめていたから。

 

これは、WMFJの仕事として

ではなく。

 

私個人が

やろうとしていたことだけど。

 

 

でもなぜか。

 

彼に黙ってそういうことを、

ひとりで始めることに対する、

罪悪感というか。

 

そういう、「縛り」みたいなものが、

自分の中にあるのを。

 

どこかで、感じていた。

 

 

 

その頃はもう、

翻訳者の彼とは、あまり

連絡もとっていなかったけど。

 

 

でも、そうやって。

 

あの頃の私の中は、まだ。

 

ウイングメーカーに

関わることをするのに。

 

彼のことを省いては

いけないだろう。

 

みたいな。

 

 

そんな、固定観念に

囚われていたところがあり。

 

 

だから。

 

もし、本当にサークルを

始めるならば。

 

まずは、彼に話さなくては。

彼も誘わなければならない。と。

 

そう思っていたのだ。

 

 

 

今にして思えば。。。

 

ホント、苦笑いだ。

 

 

だって。。。

 

本当は、「自由」なのにね。

 

 

別に、誰に囚われることもなく、

自分の自由にしていいはずなのにね。

 

 

ウイングメーカーって、

誰のものでもないのだから。

 

 

それに共鳴した個人が。

 

自分自身で自由に解釈し、

自由に、自分の道を歩けば

いいものだから。。。

 

 

好きな映画を。。。

好きな小説を。。。

好きな芸術を。。。

 

 

その人が、

どう堪能しようと。。。

 

どう感じようと。。。

 

 

そこに、間違っている。

 

なんてことは、

ないのだから。。。

 

 

 

でもあの頃の私の中には。

 

そういう「囚われ」が、

まだ、あったのだ。

 

 

*******

 

 

翻訳者の彼に、

スタディ・グループの件を

伝えると。

 

あの時の彼は。

珍しく、動こうとした。

 

 

私に、賛同しようと

していた。

 

 

それは本当に。

珍しいことだと。

 

そう感じていた。

 

 

いつもいつも。

 

主導権を握りたがった彼が。

 

私の意見に、

素直に賛同するなんてね。と。

 

 

数年前に。

 

私が、WMFJを辞めるに

至るまでにあったあれこれで。

 

私は、ある結論に

達していた。

 

 

 

私達の道は。

 

決して交わることはない。と。

 

 

彼の道と、

私の道は、別物で。

 

彼と歩み寄ることはもう、

完全に、無理だと。

 

 

あの頃にそうやって。

結論付けていた。

 

 

 

それなのに。

 

自ら彼に、サークルの

話をしていることに、、、

 

自らまた。

ことを、めんどくさくしようと

していることに。

 

 

「なぜなんだ??」

 

 

・・・と、頭を悩ましたけれども(笑)

 

 

まぁ、本当に。

 

これが、縁。

 

これが、カルマ。

 

なのだろうな。。。と。

 

 

そう思った。。。

 

 

これが。

 

人間なのだな。。。と。

 

 

*******

 

 

今までの、彼との遣り取りの

経験から憶測すれば。

 

どうせ、彼は。

 

誘っても、

動かないだろうと。

 

そう思っていた。

 

 

けれども。

私にとっては、彼に、

 

「ひと声かけた」

 

・・・という。

 

そういう、「事実」が

必要だったわけだから。

 

 

実際に彼が、

どう動くかというのは。

 

そこまで、重要ではなかった。

 

 

 

 

でも、あの時、

少しだけ、こちらに歩み寄ろうと

した彼を見た時。

 

 

あれ?もしかして?

 

 

・・・と。

 

 

少しだけ。

希望の光が見えたような

気がしたものだ。

 

 

 

あの頃の彼の背景では。

色々あったようで。。。

 

だから、あの時の彼の心は。

少し、弱っていた。

 

 

そういう時。

 

独り。というのは、

辛いものだ。

 

 

そんな時に誰かに、

手を差し出されたら。

 

 

それがどんな手であっても、

掴みたくなってしまうもので。。。

 

 

 

そういうタイミングだった。

あの時。

 

 

私は。

 

彼の話を聞きながら。

 

彼のカルマもまた、

見えていたりもした。。。

 

 

同時に。

 

流れも。

 

 

 

あの時。。。

 

そういう、色々な要素が

複雑に絡み合って。

 

今の現実を生み出していて。

 

 

本当に。。。

 

魂の起こすドラマって。

 

すべてが完璧で。

すべてが奇跡のような

ものなんだな。。。と。

 

 

変なところで、

感動していた。

 

 

*******

 

 

でも。

 

以前の彼とのあれこれで、

一度、完全に諦めの境地に

達していた私は。

 

彼に対して。

 

そう簡単に、期待することも

出来なかった。

 

 

相手をコントロールしようとも

思わなかったけれども。

 

やっぱり私も。

 

もう、自分の道を

譲る気にもならず。。。

 

 

だからこの先。

 

事がうまく運ぶとしたら。

 

彼が、自らの意思で変わるしか

ないのだろうな。と。

 

そう思っていた。

 

 

自分が彼に合わせる気はもう。

 

サラサラなかった。

 

 

すごく。

傲慢に聞こえるかも

しれないけれども。

 

 

でも。

正直なところ。

 

そう思っていたのだ。

 

 

*******

 

 

つづく