ウイングメーカーの
スタディ・グループを始めようと
思った時。
最初は。
本当の本当の本当に。
ウイングメーカーの世界を
愛している人だけを、
そこに呼ぼうと。
そう考えていた。
マニアな人だけの
集まりにしたいと思っていた。
でも。
そんな人。
この日本にいるのだろうか?と。
そうも思っていた。
ヴォイスという。
ニューエイジ・スピの本を
たくさん出している出版社を
通して、ウイングメーカーの
本は出版されていたため。
その筋の人達の間で、
ウイングメーカーのことを、
なんとなく知っている人は、
それなりにたくさんいたけど。
そういう人たちの多くにとって。
やっぱり、
ウイングメーカーは、
たくさんあるもののうちの
ひとつでしかなくて。
翻訳者の彼や私のように。
ある意味、はた目から見たら
ちょっと、怖いくらいに。
その世界に共鳴している人に。
私はそれまで、
会ったことがなかった。
でも。
大っぴらに宣伝とかも、
したくはなかった。
ウイングメーカーは、
宗教ではないのだし。
強要するものでも
ないのだし。
布教活動みたいなことは、
絶対にやりたくなかった。
私はただ。。。
同じものが好きな人同士で、
ウイングメーカー・ファン同士で。
ただ。
楽しくやりたかっただけなのだ。
そして私は。
「縁」とか、
「流れ」を信じる人だったから。
縁ある人は。
何もしなくても、自然と
現れるものだと。
ずっと、そう思っていて。
だから自分から、
あちこちに勧誘をかける。
なんてことは、
あり得ないことだった。
でも、もしかして。。。
そういう、マニアックな人って、
この日本では。
翻訳者の彼と私の
ふたりだけだったりして?
うーん。
もし、本当に二人だけしか
いないのだったら。
わざわざ、スタディ・グループなんて
やる必要もないかな。と。
そう思った時。
ふと、思い出した人がいた。
その人と。
初めて言葉を交わしたのが
いつだったのか。。。
そのあたりはもう、
あまり覚えていないのだけど。
以前、私が書いていた、
ウイングメーカー・ブログに、
たまにコメントをくれていた
人がいたのだ。。。
*******
ブログというものを、
初めて書き始めた頃は。
コメント欄で、お友達と
会話することを楽しんだり
していたけれども。
ある頃から、
そういうことが、めんどくさいと
感じるようになっていた。
ウイングメーカー・ブログを
書いていた頃は。
いちお、コメント欄は
開いていたけれども。
そこで、誰かと会話したいとか。
そういう気持ちはもう、
ほとんどなかった。
だから。
私の態度は、だいぶ
そっけなかったと思うのだけど。
それでも、懲りずに?
時々、コメントをくれる
その人は。
よっぽど。
ウイングメーカーのことが、
好きなのだろうな。。。と。
いつの頃からか、
そう感じるようになった。
『ドールマン』の翻訳を
シェアしようと思った時に。
「読みたい人いますか?」
・・・と、ブログ上で訊ねたら。
いのいちで、
名乗りをあげてくれたのも、
たしか、その人だったと思う。
その人だったら、、、
マニアックなスタディ・グループに
招待しても、いいかな。と。
そういう気持ちになった。
翻訳の件で、その人の
連絡先は知っていたので、
メールをしてみた。
「スタディ・グループみたいなのに、
興味あります?」
・・・と。
するとその人はもう、
二つ返事で。
ぜひ、参加したい!と。
そう言ってくれた。
*******
その時。
私も、少しだけ壁を
取り払い。
もう少し、その人に
踏み込んでみようかな。と。
そういう気持ちになった。
その人は男性で。
よくよく話を聞いてみると、
私よりも、ひと回りくらい
年下の男の子。
まぁ、実際は。。。
「男の子」という年齢でも
なかったけど(笑)
やっぱり、母親って。
そのくらい年下の人になると、
どこかで、自分の子供たちと
被ってしまうようで。。。
どうしても、「男の子」に
見えてしまっていた。。。
あぁ、でも。
その彼と同じ歳くらいの、
あの、韓国の彼女に対しては。
なぜか、同志感覚を
持っていたのだけどね。
不思議なものだ。
彼は、地方に住んでいたけど。
彼の奥さん?
パートナー?の人が、
クリスタル・ボウルの奏者
だとのことで。
そういうお仕事で、
月に一度くらいは、
東京に出てきているのだと。
そう言っていた。
で、数日後にも、仕事でそっちに
行く予定があるので。
その時にでも、ぜひ一度、
お会いしませんか?と。
彼は、そう言った。
翻訳者の彼と、
近々会って。
スタディ・グループについて
いろいろ話す予定もあったので。
実はその時に。
その彼も
招待しようと思っていた。
だから。
その彼と会うこと自体には、
躊躇はなかったけど。
こう来るのかぁ。。。と。
なんだかちょっと、
面白いな。と思った。
その彼のことを、
ここでは、何と呼ぼうか。。。
ウイングメーカー・K。
ということで、
WMKの彼。。。
・・・と、東京で会う約束をした日。
もし、都合が合えば、
その日に、翻訳者の彼にも
出てきてほしかったのだけど。
解っていたけど、
それは、無理だった。
多分。
翻訳者の彼は。。。
こういう、急な呼び出しには、
動かないだろうなと、
思っていたけど。
予想通りだった。
まぁ、それなら。
一足お先に、私だけ。
WMKの彼と会っておこう。と。
そう思っていたのだけれども。
なんと、その当日。
私はインフルエンザに
なったのだった(苦笑)
夜中に突然、気持ちが悪くなって、
一睡も出来なかったのだけど。
いきなりキャンセルは、
失礼過ぎるだろうと。。。
ギリギリまで、
根性だして、頑張るつもりだった。
でも、さすがに無理だった。
連絡を入れると、
WMKの彼は、快くドタキャンを
受け入れてくれたけど。
私はなんだか。
申し訳なくて、申し訳なくて。
でもその後、熱が出てきて、
病院に行ったら。
インフルだと診断され。
行かなくてよかった。。。と。
ホッと胸を撫でおろしたのを
覚えている。
行ったら逆に。
迷惑かけていたかもしれないから。
*******
余談なのだけど。。。
私はもともと、病院嫌いだったし。。。
スピやアロマやハーブに
ハマっていた頃なんかは。
そういう気持ちが
加速して。。。
インフルになっても、病院に
行かなかったことがあった。
タミフルを飲まなくても。
点滴をしなくても。
多少、時間はかかったけど、
インフルは、自然と治った。
治ったけど。
後遺症が残った。
その後、半年くらい、
咳が残ってしまったのだ。
あの頃は、まだ、体力も
あったし、根性もあったし。
だから、そんなことも
出来たけれども。
いつの頃からか。
そのあたり、かなり
ゆるくなった。
ゆるくなった。。。というか、
こだわれなくなってきた。というか。
我慢する体力が。。。
エネルギーが。
歳と共に減ってきて。
そんなこだわりさえも、
手放していった。というか。
そうやって。
お薬に対する抵抗もまた。
だいぶ、弱まってきたな。
・・・と。
そう思う。
*******
インフルで、WMKの彼と
会えなくなった時。
そういうことか。と。
そう思った。
会えなかったことを、
翻訳者の彼にも伝え。
その時、彼は、
「そうですか」
・・・としか言わなかったけど。
多分。
思っていることは、
私と同じなのだろうな。と。
私は。
そう思っていた。
おそらく。。。
最初は、「3人」で。
会わなければならなかった
のだろう。。。
それがきっと。
魂の筋書き。
・・・だったのだろう。。。と。
*******
つづき