娘の作った薔薇を見た時。
私はこれ以上続けても、
あんまり先は見えないな。と。
そう感じはしたけれども。。。
一緒に教室に通っていた
勝ちゃんファンの彼女が。
もし、これからもまだ、
続けたいと思っているのなら。
私もそれに、
付き合っていよう。。。と。
そう思っていた。
なんだかんだ言っても、
やっぱり。。。
出口さんと一緒にいられて。
しかも。
個人的におしゃべりまで
出来てしまうというこんな
貴重な機会を。
どこかで、手放しがたかった
のだろうと思う。。。
でも、不思議なことに。
彼女の中にあったその「熱」も。
私とほぼ、同じタイミングで
消えていて。
それが、解った時。。。
そういうことか。。。と。
私の中の、迷いというか、
執着心というか。
そういうものが、スッと消えた。
*******
勝ちゃんファンの彼女と
再会した時。
思っていた。
もし彼女と会った時に、、、
10年前と何も変わっていなかったら。
私達の関係は、
その日、一日限りになるだろう。と。
でもあのあと。
彼女は、精神的な世界へと、
どんどん目を向けるようになり。
私達はどんどん、
深い話をするようになった。
10年前には踏み込めなかった
領域にまで。
進んでいくことになった。
出口さんの石鹸教室に
行くことが決まった時。。。
それと似たようなことを
感じていた。。。
精神論。。。とまでは
いかなくても。。。
ある程度、歳や経験を
重ねた人達同士で。。。
しみじみとした静かな会話が、
そこで展開されていったり
したとしたら。。。
それはそれで、また。
そこで新たな何かを。
経験をしていくことに
なるのではないのか。。。と。
そんな風に思ったり
していた。
でも、実際は。
私の予想とは。
ちょっと違っていた。
全員とは言わないけど、
元ファンの生徒の人達の目が。
未だに結構、
ハートのまま。
・・・だったのには、
ちょっと、驚いた。
もっとみんな。
落ち着いているのかと、
勝手に思っていたのだけど。
あれ。。。?
意外と、みんな。
現役?
・・・みたいな(苦笑)
結婚しているか独身か。
・・・みたいな違いも
あるのかもしれないけど。
私はもっと。。。
出口さんと、落ち着いた、
しっとりした会話が出来るかと
思っていたのだけど。
あれ。。。?
ここじゃ、そんなの、
無理だよね。。。
・・・みたいな(苦笑)
そんな雰囲気を。
感じたりした。
まぁ、私もある時、
ちょっと、反省した。
なんだか、随分、
図々しいことを。
自分は考えていたな。と(苦笑)
今まで。。。
スピの世界で出会った人や、
ヒーラーのお仕事を通して
知り合った人とは。
もう、いきなり、
心のひだに入り込むような。。。
そんな、深い話ばかりを、
ここ10年してきていたせいか。
どこかで。。。
それが、当たり前のような
感覚になっていた。。。
けれども、よく考えてみたら。
職場とか、PTA関係では、
そんなこと。
あり得なかったよな。。。と。
ああいう感覚を、
思い出したりした。
でも。。。
あの頃の私は、なんだかもう。
そういう社交の場を引退して、
だいぶ経ってしまっていたせいか。
出来なくはなかったけど。。。
周りの人達との、
そういう付き合い方は。。。
ちょっと、疲れたりもした。。。
また。
出口さんと、彼を囲む、
元ファンの生徒たちという。。。
あの場のあの構図は。
ちょっとだけ、
居たたまれなさを感じたのも、
正直なところかな。。。
女性にだけ感じることのできる。
あの、独特な緊張感。
ハレムみたいな(苦笑)
そういう微妙な雰囲気は。
やっぱり。
勝ちゃんファンの彼女も、
同様に感じていたみたいで。
私達は結構、
そのあたりでも、疲労していた
かもしれない。。。
それでも。。。
石鹸彫刻自体に、
あのまま熱が入っていれば。
そして私ももっと、
出口さんに目がハートのままの。
昔のあのテンションの
私だったとしたら。
そしてあの時。。。
私があんなに忙しい時期では
なかったら。。。
そんなところで
疲労することもなく。
続けていたのだろうけど。。。
まぁ。。。
あれはあれで。。。
そういうことだったのだろう。。。
あの時。
勝ちゃんファンの彼女と、
話していた。
もし、お教室で、
私達と出口さんと、3人だけ。
なんてことがあったら。。。
そこではどんな、
会話が起こって
いたのだろうね。。。と。
あの、エネルギーが綺麗だった
出口さんと。
もっともっと。。。
リラックスした。。。
自然で正直な会話が、、、
してみたかったな。。。と。
まぁ、ホント。
贅沢な願いだったな。と。
今は、思うけど(笑)
でもそんなわけで。
石鹸教室に通うのは、
その年の年末で。。。
たしかあれは、
2015年だったかな。。。
そこで終わった。。。
*******
あの時、
思っていた。
今度こそきっと。
出口さんと会うのは、
最後になるのだろう。。。と。
あぁ。。。
これで本当に、
最後なんだ。。。と。
出口さんは。
私が青春時代の頃から
ずっと。
その人生の、節目節目で、
たくさんの楽しい想い出を
作ってくれた人で。。。
私にとっては、ある意味。
「オアシス」
のような感じだったけど。。。
それさえも、こうして、
今。
手放していくんだなぁ。。。と。
でも、その最後に。。。
あんなに近いところで、
たくさんお話できて。
それは本当に、
幸せなことだった。。。と。
今となっては。。。
感謝の気持ちでいっぱい。。。
*******
あの時期は。。。
本当に忙しくて。
馬鹿みたいに忙しくて。。。
それまで、長い間。
この人生の大半の間、
ずっと握りしめて
離さなかったものを。
次々と、
手放していった時期でも
あったな。と。
そう思う。
母からの、呪いの言葉から
解放されたり。。。
踊ること。。。
そして出口さん。。。と。。。
そして。。。
あの時期というのは、実は。
私の太陽星座の射手座に、
土星がかかっていた時期。
だったりもした。。。
*******
つづく