運命の出会い 328 | TRIQUETRA ~Tributary Zone~

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2代目のブログです

初めて、石鹸教室に行って、

「よろしくお願いします」と、

出口さんにご挨拶した時も。

 

やっぱり、変な感じがした。

 

 

「どうして、こんなことが

起こっているんだろう?」

 

・・・みたいな。

 

 

だって。

 

まだ、子供だった頃からファンで、

でも、すごく遠くにいたはずの人と、

目と目を合わせて、挨拶している

今って。。。

 

一体、どうなっているんだ。。。と(笑)

 

 

そう思っていた。

 

 

・・・と同時に。。。

 

ものすごく、平常心な自分に、

驚いてもいた。

 

 

*******

 

 

グラスバレー時代。。。

 

親友と共に、コンサートに行って。

 

ちょっと、うろ覚えだけど。。。

 

あれは、たしか、

日本青年館だったかな。。。

 

 

薔薇の花束を抱えた

出口さんが。

 

ステージからその薔薇を、

一本一本、客席に投げて。

 

 

女の子たちは、

みんな、キャーッとなって。

 

運の良い子が、

その薔薇をゲットしていた。

 

 

そんな中。

 

その最後の一本を、

なんと、親友はゲットしたのだ(笑)

 

 

いつかのライヴの時、

ステージから出口さんが

投げたサングラスが。

 

自分たちの足元に落ちたのに。

 

遠慮して拾わなかったことを、

彼女もやっぱり気にしていて。

 

 

だから、今回は。

頑張って、取ったよ!!

 

・・・と。

 

彼女は言っていた。

 

 

彼女も私も。

 

こういう時、頑張るタイプでは

なかったので。

 

あれはもう。。。

 

すごく、珍しい光景だった(笑)

 

 

ライヴ帰りの電車の中で、

その薔薇を、嬉しそうに、

愛しそうに持っている親友を

見ていたら。

 

なんだかすごく、

微笑ましいというか。

 

幸せな気持ちになった。

 

 

「私にも、薔薇を触らせて~~」

 

「いいよ~~」

 

・・・みたいに(笑)

 

はしゃぎながら帰ったっけ。。。

 

 

 

あの頃は。。。

 

そのくらい。

遠い人だったのだ。。。

 

 

出口さんは。

 

 

*******

 

 

それから約10年後。

 

ディナーショーで、

出口さんとツーショットで

写真が撮れたり。

 

間近で言葉を交わして、

握手したり出来た時も。

 

それはもう。。。

相当、ハイテンションに

なったりもしたものだ(笑)

 

 

相変わらずそこに、

分厚い壁はあったけど。

 

グラスバレー時代よりも、

出口さんが近くなった気が。

 

なんとなく、していた。

 

 

それでもやっぱり。

 

まだまだ遠くて。

 

 

でも。

 

そういうものだと思っていた。

 

 

歌手と、そのファン。

 

遠くにいる人。

 

 

私もそれで、満足していた。

 

 

 

それが。。。

 

今は、歌手とファン。ではなく、

先生と生徒。

 

・・・という形になっていて。

 

 

突然。

その距離感が縮んで。

 

 

*******

 

 

同じお部屋の中で、

「あの」出口さんとあれこれ

会話しているのに。。。

 

まるで、普通の知り合いと

話している時と同じ

テンションの自分に。

 

何とも言えない気持ちになった。

 

 

昔の。。。

 

ハイテンションになって、

はしゃいでいた自分は。。。

 

キラキラだった自分は。

 

一体、どこへ行って

しまったんだろう。。。と。

 

 

もし。。。

 

あの頃の自分が、

今のこの状況の中にいたら。

 

もう。。。

とんでもなく、盛り上がって

いただろうに。。。と。

 

 

 

いつでも、どこでも

平常心。。。

 

あの出口さんとこうして

一緒にいる時でさえも。。。

 

 

それは。

 

私にとってはあまり、

嬉しいことではなかった。。。

 

 

 

抱えるカルマが減ってくると。。。

 

ドラマもまた、起こらなく

なってくるような気がする。。。

 

 

 

何にも揺り動かされず。。。

ブレることもなく。。。

 

常に中庸にある。。。

 

・・・ということは。

 

そこに、苦痛もなくなるけど。

 

同時に、喜びもなくなって

しまうのかもしれないな。。。と。

 

 

歳を取って落ち着くと。。。

 

ラクになることは増えるけど。

 

同時にそれは。。。

 

 

そのドラマが。。。

 

退屈で、つまらないものに

なるってことなのかも。。。と。

 

 

*******

 

 

肝心の彫刻のほうは。

 

予想通り、私はボロボロで。

 

「全然出来ません~~。

すみません~~(涙)」

 

・・・と、思わず謝る私に、

出口さんは、

 

「自分だって、始めたばかりの頃は

本当にひどかったですよ。

だから、大丈夫です」

 

と、励ましてくれた。

 

 

いやいや。

もとの、スペックが違うから。。。

 

・・・と思いながらも。

 

 

出口さんって本当に、

優しい人なんだな。。。と。

 

そう思った。。。

 

 

場の空気が読める。

さりげない気遣いが出来る。

 

 

こういうことってやっぱり、

いくら、スピの本を読んで、

知識ばかりを蓄えたところで。

 

身につかないものだ。。。

 

 

それなりの人生経験を、

「リアル」で積まないと。。。

 

こうはならないのだろうな。。。と。

 

そう思った。。。

 

 

やっぱり。

 

モテる人は、

違うよね。。。と。

 

 

出口さんはきっと。。。

 

愛されてきた人

なのだろうな。。。と。

 

 

そう、思った。

 

 

*******

 

 

今まで。

 

スピリチュアルの世界で、

いろんな人に出会ってきたけど。

 

そんな中でも、

出口さんから漂ってくる

エネルギーは。。。

 

なんだか、、、

すごく綺麗だ。。。と。

 

そう感じていた。

 

 

勝ちゃんファンの彼女も

同じことを言っていたので。

 

やっぱりな。。。と思った。

 

 

私は。

 

出口さんのあのエネルギーが。

すごく、心地よかった。

 

 

 

そして。

 

あぁ、なんだか私も。

 

知らないうちに、

自分の中で、世界を二極化

させてしまっていたな。。。と。

 

ふと、気づいた。

 

 

スピ的な知識が

増えれば増えるほど、

 

分裂するのだ。。。

 

世界が二極化していくのだ。。。

 

 

知るもの、知らぬもの。

救うもの、救われるもの。

善と悪。

聖なるものと俗なるもの。

 

などなど。

 

 

スピリチュアルの世界を

知れば知るほど。

 

なぜか。

 

「深刻さ」が増すのだ。。。

 

 

そしてどんどん。

言葉で語るようになる。

 

 

美しい言葉で。。。

 

世界を分裂させる。。。

 

 

 

私は本当は。

 

言葉ではなくて、

その在り方で語りたかったのでは

なかったっけ?と。。。

 

 

出口さんを見ていたら、

思った。。。

 

 

 

そしてなんだか。。。

 

語ることが少し。

馬鹿馬鹿しくなってきたりもした。

 

 

 

 

ただ、現実では。

 

ヒーラーの仕事が、

日増しに忙しくなってきていたし。

 

 

実際に、出口さんの場へと

私と引っ張っていった

勝ちゃんファンの彼女は。

 

あの頃ちょうど、

スピの世界に目覚め。。。

 

そういう世界に夢中になり

始めていた頃でもあり。。。

 

 

だから、私の話題の中心は。

 

相変わらずそういった、

世界ではあったのだけど。。。

 

 

*******

 

 

つづく