勝ちゃんファンの彼女と、
久しぶりに会った時。
彼女は、その日、
私が身につけていた
石のブレスレットに目をとめ。
それをキッカケとして、
石の世界へ。。。
更には、スピの世界へと、
興味を持つようになっていった。
あとになって、よくよく
話を聞いてみれば。
彼女もまた、キリスト教とは
縁の深い人だったことも解り。。。
10年前のあの頃も。
あれだけ、
いろんな話をしたはずだったのに。
そういう部分はお互い、
全然、知らなかったな。。。と。
不思議な気持ちになった。。。
まぁ、でも。。。
それで、確信した。
あの頃はちょうど。。。
「前の人」との
縁が終わりそうな匂いが
漂っていた時だったし。
彼女の現れた
タイミングといい。
だから、彼女がやっぱり。
「次の人」
・・・に、なるのだろう。。。と。
*******
私の前に現れる、
そういう人からはいつも。
「あぁ、この人は。。。
私のことを、好きでいてくれ
ているんだな。。。」
・・・というのを。
ヒシヒシと感じる。。。
私の心は。
最初はあまり動かないの
だけれども。
人から好かれることは、
やっぱり、嬉しいことだから。
私も出来るだけ、
その気持ちに応えたいと。
だんだんと、
そう思うようになっていく。
そう思っているうちに気づけば。
自分もまた、
その人のことを、強く
意識するようになっているのだ。。。
私も。
相手のことが、好きになる。
その人のことが、
好き。
それは、本心なのだ。。。
でもどうやら。
私の在り方は、
人に誤解を与えることが
多いようだ。。。
その一番の原因は。
私が、行動しないこと。
・・・なのだろう。
だからいつも。
相手が行動しなくなると、
その関係は終わる。
相手が私を誘わなくなると、
それで、終わりなのだ。
いつも。
けれども私は。
それを、寂しいと。。。
そう思うことが、ほとんどなかった。
ただ。
相手に寂しがられると。
罪悪感がわき。。。
それでよく。
迷うことはあったけど。
*******
「磁力」が働いている時は。
その関係性は。
ものすごく、密なる。。。
まるで、家族さながらに。。。
そして私と。
そういう関係性になった
誰もが言う。。。
「これは今まで、誰にも話せずに
いたことだったけど。
Lyricaさんには、聞いて
もらいたくなった」
・・・と。
私の何がそうさせるのかは、
解らないけれども。
相手にそう言ってもらえることは、
私にとってはとても、
嬉しいことだった。。。
信頼してもらえているんだな。。。
心を開いてもらえているんだな。と。
だから私も。。。
その気持ちに応えたいと。
自然とそういう気持ちになっていく。。。
自分がそういう状態になった時。。。
私はその相手のことが、
まるで、自分のことのように
感じるようになる。
それは、子供達に感じる
感覚とはちょっと違うけれども。
それに少し、近づける。というか。
縁が切れる時。
私の中では。
そこにあった「磁力」が消えた。。。
・・・と。
そういう感覚が来る。。。
必要な時間は終わったのだなと。
そう感じる。。。
だから、それが来た時は。
無理矢理、
その関係性を繋ぎとめようと
努力したりとか。
そういうことを、
したことがなかった。。。
あれだけ毎日、
その人のことを思い。
どうしたらその人が、
幸せでいてくれるのだろうと。
そういうことを、
ずっと考えていても。
切れるがままに、していた。
昔の彼氏の時もそうだったけど。
自分から相手を誘ったり、
電話したり、嫉妬したり。
そういう気持ちが、
あまり起こらないのだ。。。
どこかで、繋がっている
感覚があるから。
そしてその感覚を、、、
どこまでも、疑っていないから。。。
それで、安心しきって
いるのだ。。。
あの彼氏と付き合っていた頃は、
そんな言葉は知らなかったけど。
感覚的にはきっと、
解っていたのだ。。。
ソウルメイト。
・・・というものを。
ソウルメイトとの縁は、
永遠に近いものであり。
たとえこの、人間のドラマ上では
縁が切れたように見えたとしても。
魂的な繋がりは、
そう簡単には切れないのだ。と。
私はどこかで、
解っていたのだろうと思う。
彼氏に限らず。。。
出会う人はみんな、
魂的なご縁のある人。。。
だから。
ドラマ上のあれこれで。
私はあまり、
動じないのだろうと思う。
けれども。
私のそういう在り方が、
相手に寂しい思いをさせているの
かもしれないと学んだ時。
私も一時期。
頑張ってみたことはあった。
自ら、行動して。。。
その関係性を、
維持するために。。。
でも、それは私を。。。
すごく、疲労させた。。。
まるで。
魂の意思に、
反しているようで。。。
*******
「あ。。。終わった」
・・・と、感じた途端。
嘘のように。
その人が、自分の意識の中から
消えていく。。。
それを繰り返すうちに。
だんだん、解ってきた。
終わりのタイミングが。
そのタイミングで、
静かにその手を離さないでいると。
そのあとは。
非常にめんどくさくなって
いくことも。。。
ドラマ上では、
あっさり手を離しても。。。
自分は真剣に、
相手のことを愛していたと。
そう思っている。
でも。
私のそういう在り方が。
「それは、本当に好きではない」
・・・と映るこの世界って。
なんて。
めんどくさいんだろう。。。と。
本音では。
そう思っていた。。。
*******
それでも。
人はやっぱり。
一人では絶対に、
生きてはいけないものだ。と。
そうも思う。
だからみんな。。。
必死でそれを、繋ぎとめようと
するのだろうとも思う。。。
私の場合。。。
もともとの性質というのも
あるのだろうけれども。
でも。
私に常に寄り添ってくれる人。
愛し、愛されていると、
常に実感させてもらえる人。
つまり、「家族」がそこにいて。
そこで、完全に満たされている。
・・・ということもまた、
必死にならない要因のひとつ
なのだろうな。。。とも思う。
他に、求める必要が
ないのだろう。。。
安息の地を。。。
だから私も。
そこを失ったら、
在り方が変わることも
あるのかもしれない。。。
こればっかりは、
解らない。
先のことは。
人は。
変わっていくものだからね。。。
何も。
断言はできない。。。
*******
勝ちゃんファンの彼女と。。。
この先、どういう物語が
展開していくのか。。。
その関係性は、
いつまで続くのか。。。と。
そんなことを思っていたら、
彼女が言った。
「ねえ、Lyricaさん、知ってた?
出口さんがね、石鹸彫刻の
教室をやってるんだって!
一緒に、行ってみませんか?!」
・・・と。
*******
つづく