昔、アロマテラピーの勉強の中で、
「ドミトリー効果」について知った時。
体験的に私は。
そういうことは、ありだな。。。
・・・と、感じていた。
ある頃から、そういうことを否定する
説が有力になってきたようだけど。
学会などでいくら否定されたとしても。
私はやっぱり、自分自身で
そういうことを体験したから。
だからやっぱり、
ありなのだ。。。と。
そう思う。
何がどうなって。。。ということは、
よく解らないけど。
伝染する。ということは、
きっとある。。。
例えば、ある日。
なんだか、かすかに吐き気がするな。。。
・・・と思っていたら、学校に
登校途中の娘から、、、
「電車の中で気持ちが悪くなって
きたから、今から帰る」
・・・という電話がかかってきた。
帰宅した娘の体調が全快すると
同時に、私の吐き気もおさまった。
ある時は、右の耳の奥に、
かすかに変な痛みがあるな。。。と
思っていたら、その日、帰宅した夫が。
「右耳が中耳炎になっちゃって、
今日は耳鼻科に行ってきた」
・・・と言ったり。。。
そうやって私が。
誰かの不調を受信してしまうのは。
それは、相手が家族だからなのだな。と。
家族だから、どこかで何かが
繋がっているのだろうな。と。
そう思っていた。
けれども。
ヒーリングの練習を始めると、
そういう「受信」は。
何も、相手が家族に
限ったことではないんだな。。。と。
そう思うようになった。
私の場合はよく。
「身体的な痛み」
・・・として、それが出た。
ああいうのは、なんというか。
前述の憑依現象のような。。。
エレメンタルによる影響とは、
ちょっと違うな。。。と。。。
なんとなく、そう思う。
感覚的に。
うまく説明できないのだけど。
「痛み」を受信している時は
おそらく。
無意識に。
混じってしまっているのだと思う。
相手の霊体と、
自分の霊体が。
ああいう時に感じる「痛み」は。
普通の痛みとは、少し違っていた。
なんというか。。。
痛みが、点いたり消えたりする感じ。
・・・とでも言えばいいのか。
あれ?お腹のここが痛い?
痛いような気がする?
あ、やっぱり痛いのかも。
あれ?消えた?
やっぱり、気のせい?
いや、やっぱり痛い。。。ような?
・・・を、繰り返す。
なんだろう?と思っていると、
あとあとになってそれが、
ヒーリングをする人が痛がっていた
場所と一致していたことが解る。
・・・なんてことが、
しょっちゅうあった。
あとは。
ちゃんと、プロテクション(防御)せずに
ヒーリングをすると。
セッションが終わった途端に、
自分が具合が悪くなる。
なんて失敗も、
何度も、繰り返した(苦笑)
ああいう時点でも。
やっぱり、私は。
多少、躊躇していた。
ヒーラーを仕事にすることを。。。
良くも悪くも。
こういうことが、無自覚で
起こってしまう自分。
そういう体質。
その体質を、自分がちゃんと、
コントロールできるようになる自信が。
私にはあまりなかったし。。。
そのたんびに、具合が悪く
なっているようでは、やっぱり、
身が持たない。。。と。
そう思っていた。
こういう体質?の自分が、
ヒーラーなんてやっていけるのか。。。
・・・と。
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実際は、経験を重ねるうちに、
コツを覚えていった。
「受信」しないようにする
コツ。。。のようなもの。
プロテクションをすることは
もちろんだったのだけれども。
それ以上に。
ヒーリングする相手に対して、
出来るだけ、意識を向けないように
することで。
それを防ぐことが
出来るようになっていった。
セッションをする時以外は、
その人のことは考えない。。。
・・・というか、意識的に、
忘れてしまうようにしていた。
あの頃。。。
よく、思い出していたことがある。
昔、フォーラムの彼に
言われた言葉。。。
「ヒーラーは、ブラックコーヒーの
中のミルクにならないといけません。
コーヒーに、完全に
混じらなければならないけれども。
そのあと、そこから
そのミルクだけを、取り出せるようにも
ならないといけません」
あの時のあの言葉が、
その頃になってやっと。
自分の身に染みた。
セッションをする時だけは、
クライアントと完全に同調し。
けれども、それ以外の時は、
そこから完全に自分を分離させること。
そういうことを、、、
私はだんだんと、覚えていった。
そして、それは。。。
「痛み」から。
自分を守るためでもあった。。。
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ヒーラーを「仕事」とするのであれば。
こういう風にせざるを得ない。
・・・と。
それはどこかで。
重々、解っていた。
たくさんのクライアントさんを
相手にする場合。。。
すべての相手と混ざったままでは、
身が持たない。。。
・・・ということも。。。
納得していたつもりだった。
でも。
正直言えば。
私はそれが、イヤだったのだ。。。
そういう在り方が。
どこまでもどこまでも。。。
相手に寄り添いたい。。。
相手と、ひとつになっていたい。
・・・みたいな願望が。
おそらく、私の中にあって。
それは私の中にある、
「蠍座」の気質によるものが
大きいような気がするのだけど。
実は、そういう「重さ」が、
自分の中にはあり。
人付き合いに関しては、
普段はかなり、ドライで。。。
いつも観察ばかりしている
私なのだけれども。
ある条件のもと。
その「重さ」(情)が発動される。。。
そのことは、
自分でも気づいている。。。
その条件というのが。
「私が相手のことを、
本気で知りたいと思った時」
つまり。。。
相手のことを、本気で
好きになった時。
・・・だったりする。
自分でもそういうのがめんどくさいのか。
無意識にその「重さ」を
回避しようとしているのか。。。
私は滅多に、、、
本気で人を好きになることはない。。。
ないのだけれども。
その状態になった時だけ。。。
私は本気で。
相手のことを思える。。。
この人を本気で理解したい。
寄り添いたい。と。
心から思える。
私の中で「水」が
活性化するのは。
そういう時だけなのだ。。。
相手を本気で。
好きになった時。
だから本当は。。。
一度に一人。。。
一人の人に、
じっくりと寄り添う。
どこまでも。
自然と手が離れる
その日まで。
・・・みたいな在り方が。
本来の私なのだと思う。
同時に。
不特定多数。。。というのは、
無理なのだと思う。。。
私には。。。
でも。
職業ヒーラーとして
やっていくのであれば。
それを「仕事」とするのであれば。
そのあたり、自分の中で
割り切る必要があり。
「どこまでも深く知りたい」と、
「どうでもいい」の、その二極しか
なかった私にとっては。
その割り切りがだいぶ、
難しかった。。。
多分、このあたりもまた。
私が、自分はヒーラーには
向いていないな。。。と。
そう思う要素の一つだったのだろうと。
今は思う。
思うけどもまた。
職業ヒーラーとしての在り方は、
良い学びにもなったな。。。と。
思ったりもする。
*******
つづく