ウイングメーカー神話の中には、
「サヴァリン・インテグラル」
・・・という概念があり。
それは、「ある意識状態」のことを
説明したものであるとされている。
けれども、その説明が、
相当、抽象的で、遠回しな表現で。
だから、ある意味。
それは、読み手によって、
どうとでも解釈できる。
神話のクリエーターである
ジェームズは、おそらく。
あえて、そうしたのだろうと。
私は思っていた。
解釈に、多様性が出るだろうと
いうことは。
重々、想定済みだっただろうし、
狙いでもあったのだろう。。。
その、「サヴァリン・インテグラル」の
意識状態というものを。
自分は目指しているのだ。
・・・と。
個人的に交流し始めた頃。
翻訳者の彼は、熱く語っていた。
けれども、彼の話をよくよく
聞いてみれば。
彼の中の
「サヴァリン・インテグラルの定義」
・・・というものが、私のそれとは、
まったく違うことを知った。
*******
初めてウイングメーカーに
出会ったばかりの頃は。
サヴァリン・インテグラルについて
読んでも。
一体、何を話しているのか。
当時の私には、まったく
解らなかった。
けれども。
カバラとか占星術のような。
そういった、「西洋」の伝統的な
神秘学を学んでいくうちに。
そういう「思考法」を
学んでいくうちに。
ウイングメーカーの世界が、
いとも簡単に、理解できるように
なった。
なった。。。というか。
私には、そう感じた。
そんな私の中では。
ウイングメーカー神話でいうところの、
「サヴァリン・インテグラル」というのは。
意識を、イエソドから
ティフェレットのレベルまで
引き上げること。
自分の中に、「人間意識」を
顕現させること。
「美」を。
出現させること。
つまり。
エゴ(自我)を、ソウル(魂)の
意識にまで引き上げてあげること。
・・・であった。
まぁ、あの頃は。
そこに、「悟り」も含まれている
のかな?と。
サヴァリン・インテグラルの
意識状態には。
「生命の樹」の後ろにある
黒い背景も含むのかしら?
・・・と思っていたのだけど。
のちのちになって、
ジェームズが付け足していった
様々なマテリアルを読んでいくうちに。
そこまででは、ないみたいだ。と。
自分の中で、結論付けた。
「人間意識」の出現。
・・・で、多分、いいのだろう。。。と。
ジェームズ自身は。
これは、こうである。みたいな。
そういう「解説」は、一切しない。
ただそこに、マテリアルだけを
ポーンと置いて。
あとの解釈はすべて、
読み手に任せる。
誰がどんな解釈をしても。
それが正しいとも、間違っているとも
言わない。
私は彼の。
こういう「やり方」が、大好き。。。
でも、そんなだから。
私の答えが、ジェームズの真意に
沿っているかどうか。
それは解らないし。
その答え合わせは。
永遠に出来ない。
けれども、私の中では。
誰が何と言おうとも。
この答えが正解だった。
私にとっての。
正解だった。
この解釈は。。。
クリエーターであるジェームズ
本人に否定されない限りは。
おそらくずっと。
変わらないだろうと思う。。。
これに対して。
翻訳者の彼の定義は。。。
それは、、、
「サイキック能力の目覚め」
だった。
テレパシーが使えるようになる。とか。
そういうことに、重きを置いていた。
意識があがれば、
サイキック能力もその「副産物」として
出てくることはあるけれども。
私にとってそういう力は、
単なる、「副産物」であり。
「目的」ではなかった。
でも、そこを「目的」とする彼と、
そこに重きをおかない私とでは。
あまりに、違い過ぎる。。。と。
だから最初は。。。
くじけそうになった(苦笑)
けれども。
ああいった、不思議なシンクロが
続いていったことで。
かなり、私に対して心を
開いてくれた彼に。。。
私は、伝え続けた。。。
私の思いを。
このまま組んで。
一緒に仕事をしていくのなら。
「目的地」
・・・は、同じ方がいい。。。と。
そう思っていたからだ。
そうして、少しずつ。
彼の色の中に、私の色を
混ぜていき。。。
なんだかやっと。
「スタートライン」
・・・に、立てそうだ。。。と。
そんな感じがしてきた頃。
彼が、「対談」の企画を
持ってきたのだ。
今まで、ふたりで練ってきたものを、
メルマガの読者の人達にも
シェアしたいと。
そう言っていた彼の言葉に。
私も。
反対する理由など、なかった。
*******
けれども。
その作業を続けていく中で。
それまでは、晴れわたっていた
私の心の中に。
暗雲がたちこめ始めた。
モヤモヤしてきたのだ。。。
これは、「対談」ではなくて、
まるで、「インタビュー」だ。と。
そう感じた。
彼はおそらく。
無意識にも、「ネルダ博士」を、
演じたかったのだろうと。
そう感じた。
そうして私には、サラ役を
演じさせようと。
うまく誘導されているような。
そんな印象を受けた。
ネルダ博士というのは。
神話の中では、重要人物で。
世界を裏で牛耳る秘密結社の
エリート科学者だ。
彼は正義感から、秘密結社を脱走し、
重大な秘密を、世に暴露する。
普通の一般庶民のジャーナリスト
である、サラという女性からの、
インタビューに答える。
・・・という形を通して。
ウイングメーカーでは、
このインタビューも、マテリアルの
ひとつになっていて。
それは。
現代社会を舞台に、現代の
言葉を使って表現した。
ある意味、「問答」。
・・・みたいなものだ。
さしずめ。
ネルダ博士が、「師」の役で。
サラは、その「弟子」役。みたいな。
その形を。
翻訳者の彼はおそらく、
無意識にも、なぞりたかったの
だろうけど。
私はそれが。
なんだか、納得いかなかったのだ(苦笑)
私が、サラなのかよ。。。と。
ふーん。
私が今までずっと。
あなたに伝え続けてきたものを。
それをあなたは、
全部、自分の手柄にしようとするんだねー。
・・・と。
正直。
そう思った。
こんな風に思う自分も、
すごい子供っぽいな。と。
そう思ったけど。
でも、これが正直な気持ちだ。
自分の中のそういうエゴを。
なんとか、鎮めようと思ったけど。
それがまた。
なかなか難しいものだった(苦笑)
*******
そうやって、相手に対する
信頼。
みたいなものを、一度失ったら。
なんだか、どんどん。
やる気がなくなっていった。
そうなると。
今までは、さほど気にしていなかった、
彼との会話の中の「ズレ」に。
いちいち、引っかかるようになり。
「だーかーらー。言いたいことは、
そういうことじゃないんだってば!」
・・・と。
イライラすることが、増えていった。
そんな自分の心の状態を
観察しながら。
あぁ。
これはもう、完全に。
「次のフェーズ」
・・・に、進んでいそうだな。と。
そう感じていた。
そして。
このまま先に進むか。
それとも、このあたりでもう、
やめようか。
・・・と。
そういうことを考えだした
矢先に。
すごく久しぶりに。
彼のサイトの掲示板に。
あのフォーラムに。
書き込みをする人が現れた。
その人は、まったくの
ニューフェイスで。
全然知らない人だったけど。
その人は突然そこで。
自分の体験談を語り出したのだった。
その話の内容を読んだ時。
私はまた。
自分の中で、「賭け」を
することにしたのだ。
このタイミングで、ここにこういう
書き込みをする人が
現れたということ。
私にとっては、それはまるで。
裏でウイングメーカーが
糸を引いているかのように
感じたからだ。
*******
その人。。。
女性か男性かよく解らないので、
その人。。。と書くけれども。
その人の話していた体験談は。
アストラル・トリップ系。というか。
ガイドに連れられて、異次元を
旅したり、そのガイドから、
様々なメッセージを受け取ったり。
・・・みたいな。
そういう系の話だった。
でも。
正直言うと。
あの頃の私はもう。
そういう話には、興味がなかった。
さっきも書いたけど。
私の中の「サヴァリン・インテグラル」の
定義というものは。
そことはまったく別のところに
あったからだ。。。
ただ、もし。
翻訳者の彼が、未だに。
こういう話に、ワクワクするようなら。
そういう話に乗るのだとしたら。
それはやっぱり。
彼はまだ、そこにいる。
・・・ということだろうと。
そう思ったのだ。
こういう話が。
こういう「刺激」が。
こういう「誘惑」が。
彼の前に現れたのはきっと。
この先彼が。
「私の世界」へと進むか。
それとも、今までのままの
「彼の世界」へと戻るか。
・・・という。
そういう、分岐点に、
今、彼が立っているということ
なのだろう。と。
私には、そう映ったのだ。
だから、黙って。
様子を見ることにした。
彼が、どういう反応をするのかを。
そしてもし、彼がやっぱり、
今までの世界に戻りたいようだったら。
私はここで。
この仕事をやめようと。
そう思っていた。
*******
つづく