声楽の先生たちは、みんな。
自分の歌を録音して、
聴いてみるといいと。。。
ボイス・レコーダーを薦めてきた。
でも、私は。。。
「自分の歌なんて。。。
絶対に聴きたくない」
・・・と(苦笑)
そう思っていた。
昔から。
録音した自分の声を聴くのは
好きじゃなかった。
バレエの発表会なんかでも、
自分の踊りを録画した映像とか。
見るのがイヤだった。
・・・というのも。
そういうのを観たら。
私のこの性質のことだから。
「ダメ出しのオンパレード」
・・・になることは、
解りきっていたから(苦笑)
そういうのを、見たり聞いたりすると、
必ず、落ち込む。。。
「私って、こんなにひどかったんだ」
・・・と(苦笑)
でも。
だからこそ、次に向かって
もっと、練習を頑張ろう。。。と。
そういう気持ちも生まれる。。。
私は。。。
人と戦ったり競争したりするのは、
疲れるから大嫌いなのだけど。
自分と戦うことは、
けっこう、好きなのだ(笑)
子供時代のバレエの先生も
言っていた。
「みんな、ひとつの舞台を終えると、
グンと上達する」
・・・と。
だから今。
声楽の先生たちが、自分の歌を
聴くことを薦めてくる理由も。
十分解っていた。
でも。。。
子供の頃と違ってあの頃は。
特に、プロを目指している
わけでもなく。
上を目指していたわけでもなく。
ただ単に、趣味としてやっている
だけだったから。。。
あの「工程」を繰り返すことを。。。
現実を知って落ち込んで(笑)
自分に対しての負けん気を発揮して。
熱意を持って、練習を繰り返す。という。
あの工程を繰り返すための、
やる気を出すのを、ためらっていた。。。
めんどくさいし。。。と。
自分自身をごまかしていた。。。
でも。。。
「自分の歌を聴くと。
ダメだしばっかりしちゃうんですよ~」
・・・と、先生に言ったら。。。
「そういう人が、伸びるんですよ」
・・・と言われて。。。
ハッとなった。
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あの頃。。。
震災のあと、いろいろあり。
思うこともいろいろあり。
私は、「スピリチュアル」。。。
・・・というか、ニューエイジ的な。というか。
今どきの流行りのスピの世界に、
嫌気がさしていた。
当時のああいう世界では。。。
「そのままの自分でいい」
「愛です。光です。
ワンネスです」
・・・を、強調する流ればかりが、
やたら強くて。
そういう教えも。
ある意味では、あってはいるのだけど。
でも、同時に。
危機感を感じることも、
よくあった。
「そのままの自分でいい」
・・・というものを。
未熟なエゴは。
エゴの都合の良いように、
解釈してしまうから。
勘違いのナルシストを生んだり。
向上心がなくなり、無気力になったり。
ただやっぱり。。。
海王星が魚座に入るような時代は。。。
そういう、ボーッとするような。。。
どこまでも、広がるような。
そんなエネルギーが強くなるから。。。
「個」ではなく、「全体」
「ひとしずく」ではなく、「大海」
・・・を、強調するような教えが
主流になるのも、また。
必然か。と。
そう思ったりもしていた。。。
そんな中で。
私もやっぱり、星の影響を受ける
わけなのだけど。
私のように、どちらかというと、
「個」に目を向ける質を持っている
タイプというのは。
そういう雰囲気の中では、
すごくやりづらくて。
「自分はもっと、上を目指したい。
もっと、向上したい」
・・・という意識があるのに。
「全体の流れ」に影響され、
自分の中に、迷いが生じた。。。
だから、今思えば。
きっとあの時も、最初から。
「もっともっと、歌を頑張りたい」
・・・と。
そういう本音があったのだろうけど。
「頑張ろう」
・・・と思うことがなぜか、
悪いことのように感じて。。。
だから。
なんだかんだ、自分に言い訳をしながら、
本来の自分の在り方を、
表に出せずにいたのだろうと思う。。。
でも。。。
震災のあとの色々や。
声楽の先生のあの一言で。
目が覚めた。
「どうして。。。
もっと、頑張りたいと思う気持ちを、
こんなに抑え込んでいたんだろう」
・・・と。
これもまたあとで、
もう少し詳しく書くけれども。
こういうところでもやっぱり。
母からのあの、、、
否定的な言葉。。。
「あんたは、我が強い」
・・・という、あの呪いの言葉が。
私の深いところに対して。
いろんな影を落としていたことに、
少しずつ、気づいていくことになった。
魚座の母は。
「ひとしずく」よりも、「大海」を、
重視する人だったから。。。
*******
そういうことが、
ある程度、見えてくるようになって。
私は、自分の歌を録音して聴くことに、
少しずつ、躊躇もなくなり。
カラオケで歌った歌を録音して、
その録音をそのまま、サイトに
アップすることが出来る。。。
・・・なんてことも、
娘が教えてくれた。
「第3者の視線を意識する」
・・・ということが、「向上」に
繋がる。。。
・・・ということを、ブログを書くことを
通して、しみじみ実感していた私は。
歌でもそれを、
実践してみることにした。。。
本当は、ものすごーく
イヤだったのだけど(苦笑)
そこは娘が、後押ししてくれた。
録音の微調整とか。
そういう細かいことは。
全部、娘に任せきり(笑)
彼女はさすが、若いだけあって、
新しいことを吸収する力は
私とは、段違いだったし。
歌うだけでなく。
なんだか、私にはよく解らない
機械を使って。
歌を編集したりしていた。
今、このブログを書いているうちに、
いろいろ思い出して。
昔、録音した自分の歌を、
久しぶりに聴いてみたら。。。
もう。。。
泣きたくなるほど、
下手に聴こえて(泣笑)
だから。
全部、消したくなったけど。
「己を知る」
・・・という意味で(笑)
そのままにしておくことにした。
けれども。
昔録音した、デヴィッド・ボウイの
『スター・マン』の歌に。
いつの間にか知らない人が、
コラボしてくれていて。
なんか。
良い感じに仕上げてくれていたのを、
今更ながら発見して。
なんだか。。。
歌って、やっぱりいいね。と。
改めて、思った。。。
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つづく