運命の出会い 203 | TRIQUETRA ~Tributary Zone~

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2代目のブログです

そのワークショップのことも、

古いブログに記されている。。。

 

でも、その日記は、実際の時から、

数年経ったあとに書いたもので。

 

掃除をしている時に、

フレームドラムを発掘したのを

キッカケに書いたものだった。。。

 

 

REMOのあのフレームドラムは、

あの時のために用意したけど。

 

結局あれ以来。

普段はほとんど、使うこともなく。。。

 

ずっと。。。

お部屋の飾り物と化していた(笑)

 

 

時々、ふと思い出しては、、、

ボーッと叩くくらいで。。。

 

 

*******

 

 

エクスタティック・ダンス

 

 

それは、、、  

以前のベリーダンスの先生であった、

Mishaalがバリに行ってしまう直前に

行われたワークショップで。。。  

 

 

「エクスタティック・ダンス・サークル」  

 

 

・・・と題されたその夜、、、 

 

私たちは、とても素敵な時間を

過ごしました。  

 

 

中東やマグレブ(モロッコなどの地中海沿岸)で、

女性達の間で行われていた

エクスタティック・ダンスと

トランスリチュアル。。。  

 

 

そんなはるか遠くの地で行われていた、

古代の神聖なトランスやエクスタティックな

儀式を通して、ベリーダンスの神秘的な

ルーツを辿っていく。。。  

 

そんなワークショップでした。。。  

 

 

 

ザー、クエドラ、そして旋回など、、、  

 

そんなミスティカルなベリーダンスの

ルーツを辿って行きました。。。  

 

 

美しい、女神のような服を着て下さい。。。  

 

そして出来れば、

フレームドラム持ってきてください。。。    

 

・・・と、Mishaalは言っていました。。。  

 

 

会場は暗く、そしてバラの花びらが

床一面に散らされていて。。。  

 

ひとりひとりそこに入場していって、

そこだけ照らされたライトの前で  

みんな思い思いに女神のポーズをとり、

そして輪を作って座り。。。  

 

もうこの時点で、すっかり意識は

チェンジしてしまっていました。。。  

 

 

トランス状態で踊るその時間は、、、  

思いきり、非日常。。。  

 

何とも言えなく気持ちがよくて、、、  

 

そしてそこにいた女性達全員が、、、

本当にとても美しかった。。。  

 

普段は見ることのできないような、

そんな美しさでした。。。  

 

 

私が歌ったり踊ったりするときに

求めているものは、、、  

 

いつもこの、瞑想的な恍惚感

だったりするのかもしれません。。。

 

 

*******

 

 

中東の女性たちはそうやって。

 

定期的に女性だけで集まって、

踊って。。。

 

現実逃避をする。。。

 

 

そうやって、日頃のストレスを

解放してまた。

 

日々の「日常」に戻るのだそうだ。

 

 

人間は、眠らないと死んでしまうし。

 

か弱い草食動物たちもまた、

生存にとってある意味脅威をもたらす

「睡眠」という行動を。

 

退化させることはなかった。。。

 

 

私達にはやっぱり、

夢を見る時間。。。

 

意識を、肉体から少しだけ

離れさせてあげることって。

 

必要なのだろうな。と思う。

 

 

「日常」を生きるために。

地に足をつけることは大事だけど。

 

時には、地から足を離すこともまた、

同じくらい大事なのかもしれない。

 

 

この地上では。。。

 

その両方のバランスを

とることが必要なのだろう。。。と。

 

 

そう思った。。。

 

 

*******

 

 

エクスタティック・サークルの定員は、

最初は、30名とか50名とか。

そのくらいだと、聞いていた。

 

でも、実際にそこに集まっていたのは、

100人くらいはいたので、

びっくりした。

 

 

後日、クラス担当の先生に訊いたら。

 

「ミシャール、優しいから。。。

どうしても、断れなかったみたいだよ」

 

・・・と。

 

申込者全員を受け入れていたら、、、

とんでもない人数になってしまったそうだ。

 

 

けれども。。。

 

あれだけの大人数をまとめるのは、

やっぱり、ものすごく大変だったようで。

 

時折。

ミシャールがちょっと、

イライラしている姿が垣間見えたりもした。

 

 

私は、あの時初めて。

ミシャールのそういう姿。。。

 

・・・というか、人間らしい姿を見て。

 

実は、多少。

がっかりしていた(苦笑)

 

 

「あぁ。。。

ミシャールでも、そうなんだ」

 

・・・と。

 

 

でも、あとになって思った。。。

 

私は多分。。。

 

ミシャールに対して、相当。

自分の「理想像」を、投影してしまって

いたのだろうな。。。

 

・・・と。

 

 

彼女も、人間なのだから。

 

時に、感情が表に出てしまうことは、

当たり前なのだ。。。

 

 

私も。。。普段だったら、

相手にそういうものが見えても。

 

そんなことで、がっかりすることは

ないのに。。。

 

それが、ミシャールだと、

がっかりしてしまう。。。なんて。

 

 

相手に対する期待が、

大きければ大きいほど。。。

 

 

好きな芸能人に、

自分の「夢フィルター」を投影して、

うっとりしているのと同じように。。。

 

 

「神聖」であってほしい。。。

「完璧」であってほしい。。。

 

 

・・・と、無意識にでも望んでいた人に、

少しでも、人間っぽいところが

見えたとたん。。。

 

自分の夢が崩されたようで、

ガッカリした。。。

 

 

なんて。

自分勝手なんだろう。。。と。

 

私は、自分自身に対して、

苦笑いしてしまった。。。

 

 

 

そして。

 

ミシャールのような立場に。。。

 

ああいう位置に立たされた人は、

ある意味、大変だ。。。と。

 

変なところで、しみじみした(苦笑)

 

 

人の期待を、演じ続けるには。

 

自分自身に対して、嘘をつき

続けなければならないのだろうな。と。

 

そんな気がした。。。

 

 

世の中には。。。

 

「理想を演じてあげること」

 

・・・が、人のためになっている。と。

 

そう考える人もいる。。。

 

 

そういう人には、演じることも。

そこまで苦痛ではなく。

 

むしろ、「生きがい」にさえ

感じることもあるのかもしれない。。。

 

 

でも私には、おそらく。。。

 

そういうことは、出来ない。。。

 

 

「自分を演出する」

 

・・・というのは。

 

 

それがたとえ。

自己顕示欲とかではなく。

 

心底、相手の期待に応える。。。という

思いからであったとしても。

 

私には到底。

出来ないことだ。。。

 

 

なんだか。

恥ずかしくなってしまうから(苦笑)

 

 

*******

 

 

この、エクスタティック・サークルに

参加したのは、年末で。。。

 

年が明けてから。

 

ミシャールは、完全に

いなくなってしまった。。。

 

 

 

時は少し遡り。。。

 

 

たしか。。。

 

ミシャールが、バリ島に

移住してしまう。。。

 

なんて話が出て。。。

 

クラスも、新しい先生に

引き継がれた頃から。。。

 

 

私の中にまた、、、

 

「物足りなさ」

 

・・・が生まれ始めていた。。。

 

 

でも。

 

新しい先生が、本当に一生懸命に。

ミシャールの意志を受け継ごうと

しているのを、ひしひしと

感じていたから。。。

 

そんな風に思ってしまう

自分が申し訳なく。。。

 

自分の思いを、打ち消し。

誤魔化して。。。

 

その後も私は。。。

あのスタジオに通い続けていた。。。

 

 

そんな時。。。

 

本当に偶然に。

 

あの、韓国の彼女と

道でバッタリ出会ったのだった。

 

 

彼女とはおそらく、

半年ぶりくらいの再会だったのだけど。

 

その頃は、彼女もまた、

違うスタジオで、違う先生のもと、

ベリーのレッスンに励んでいた。。。

 

 

そしてあの時、彼女は、

言っていた。

 

「最近、バレエを始めたんです」

 

・・・と。

 

 

彼女が、心底愛していたのは、

やっぱりベリーダンスで。

 

バレエを始めたのも、ひとえに、

ベリーのためだったようなのだけど。。。

 

 

あの頃の私にとって。。。

 

ミシャールがいなくなることになり、

どこか、物足りなさを感じ始めていた

私にとって。。。

 

韓国の彼女のその。。。

 

 

「バレエを始めた」

 

 

・・・という言葉は。。。

 

 

自分で思っていた以上に、

私の胸に、かなり深く刺さったのだな。と。

 

 

今、振り返ってみると。

そんな風に思う。。。

 

 

*******

 

 

つづく