新しいカルチャーに入会した日は、
たしか、年末近い頃だったと思う。。。
その日、レッスン後に先生と
少しお話していた時に、私は、
こう聞いたのを覚えてる。
「ここにいらっしゃる生徒の方々は、
みなさんもう、長くやっていらっしゃる
のですか?」
・・・と。
すると、先生は、、、
「長い人もいるけど、最近入った人も
いますよ。えーと。」
・・・と言いながら、〇〇ちゃーん。と。
ある一人の若い女性を呼んだ。
その女性は、スタジオで他の生徒さん達と
楽しそうにおしゃべりしていたのだけど。
先生に呼ばれて、こちらに来てくれた。
「〇〇ちゃんが、ここに入ったのも最近だったよね。
いつだったっけ?」
・・・と先生が訊ねると、彼女は答え。。。
それが、いつだったのか。。。
詳しいことは忘れてしまったのだけど。
私と、そんなに変わらないんだな。。。と。
そう思ったのは覚えている。
その時は、その彼女と普通にご挨拶し。
お互い。
「これからどうぞ、よろしくお願いします」
・・・と言っただけで、別れた。
でも、彼女はとても明るくて。
ナチュラルな笑顔で挨拶してくれて。
すごく、感じの良い人だな。。。という
印象だったので。
私はちょっと、ホッとした。
何と言っても、ベリーダンスというのは、
女の園だし(笑)
いろいろ、めんどくさいことが
あったりしたら嫌だなぁ。。。と。
正直。
多少、警戒する気持ちもあったのだけど。
先生とお話したり。
あの彼女の笑顔を見たりすることで。
少し、安心した。
ただ。。。
あの頃の私は、完全に、
自分の中で「ふたつの世界」を
創ってしまっていて。
「表の顔」と「裏の顔」
・・・ではないけれど(苦笑)
なんというか。。。
スピリチュアル的なものに関わっている時だけが、
「素」でいられるような気になっていた。
コーヒーショップにいた頃は、
自分のそういう「素」を隠したままで。
仮面を被ったままの状態で、他の人と
深く接していたような気が
していたのだけど。
もう。
そういうのは、これで最後だな。。。
・・・と。
あのコーヒーショップを辞めた時に、
思っていたりもしたのだった。
それは多分。。。
「素」を隠したまま人と付き合うのは、
疲れる。。。と。
あのコーヒーショップでの経験で。
しみじみ、感じたりもしたからだと思う。
「こっそりヒーラー」になることが、
私の目標だったけど。
本当の「こっそりヒーラー」になるには。
無言で、愛を放射出来る人になるには。
当時の私はまだまだ、
人としての器が未熟。。。というか。
修行が足りてなかったから。
ああやって、「頑張っている」うちは。
疲れてしまうのだろう。。。
きっと。
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「素」を隠してでも。
めんどくさい人間関係が発生しても。
それでもやりたい。と思えるほど、
きっと、ダンスは好きだったのだと思う。。。
だから。
こうしたダンスの場では。
「ダンス」という共通のものでは
繋がっていられるけれども。
おそらく、スピリチュアル的な話なんて
出来ないだろうから。
だったら最初から。
人付き合いで、あまり深入りするのは
やめよう。。。と。
最初からそう、心に決めていた。。。
今思うと。
そんなことを心に決めていた自分を、
なんだか、笑ってしまうけど(笑)
入会した日のあと、
ダンスのクラスは冬休みに入ったので。
私が正式にそこでレッスンを開始したのは、
年が明けてからだった。。。
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以前のカルチャークラスでも、
先生が振付してくれたダンスを、
何曲か踊ったはずなのだけど。。。
その時、何の曲で踊っていたのかは、
まったく覚えていない。。。
でも。
新しいほうのお教室で初めて踊った曲は。
今でもよく、覚えてる。。。
『Zeina』
・・・という曲。。。
初めて、ベールを持って踊った。。。
ちょうど、こんな感じだったな。
振付を教わりながら。。。
周りの人達と、ああでもない、こうでもないと
やっているうちに。
だんだんと、周囲の人達の中にも
溶け込んでいき。。。
レッスン後の着替えの時とか、
帰りの出口までご一緒して。
クラスメイトの人達と
おしゃべりをするようになった頃。
また。
予想外なことが起こった。
何がどうなってだったか。
そのあたりのことはもう、よく覚えてない。。。
だけどあの日。。。
あの、最初の日に笑顔で挨拶してくれた
彼女と出口まで一緒に帰りながら、
何かを話していたら。
その話の内容が突然。
スピリチュアル方向に傾いたのだ。
お互い。。。
「え?」
・・・って顔になり。
そして私たちは、、、
まるで、阿吽の呼吸ではないけれども(笑)
暗黙の了解のごとく、そのまま引き返し。
そこにあったドーナツ屋さんに飛びこんで、
いきなり、語り始めた。。。
いろんなことを。
「ダンスをしに来たはずなのに、、、
なんで、こんな話になってるの?」
・・・と、私はすごく、
不思議な気持ちになったけど。
でもどこかでは、解っていた気がした。
これも。
成るべくして成っている。。。と。
そして、おそらく彼女も。
同じ気持ちなのではないのかな。。。と。
そんな気がしてしかたなかった。
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つづく