運命の出会い 169 | TRIQUETRA ~Tributary Zone~

TRIQUETRA ~Tributary Zone~

2代目のブログです

セミナー終了後。

 

その彼女は、すごく一生懸命になって、

サークルのリーダーの人を見つけてくれて。

 

私を、その人のところまで

引っ張っていってくれた。

 

 

日本の各地で開かれていたサークルには、

それぞれ、サークル・リーダーが

いたのだけれども。

 

その人は、そのリーダーの中の

代表をやっている人だった。

 

もう、だいぶ年配の男性。

 

 

彼女がその人に。

 

「この人が、サークルに入りたいと

言ってます」

 

・・・と言うと、その男性は。

 

「あ、そうなの?

住んでるところはどこ?」

 

・・・みたいな、軽いノリで

返事が返ってきた(笑)

 

 

ダスカロスのサイトを見ていたら、

サークルに入るのには、それなりに

覚悟を持って。。。

 

つまり、ダスカロスの教えを学ぶことに

真剣に全力投球するぞ。。。みたいな

覚悟がある人でないと、入れないものだと

ばかり思っていたので。

 

その人のその軽いノリに。。。

 

「あれ?」

 

・・・と。

 

ちょっと、拍子抜けした感じがした。

 

 

自分が住んでいる場所を伝えると、

その男性は、「あぁ、じゃあ、こっちこっち」と、

いきなり私を案内し始めて。

 

どこに行くのかと思いながらついて行ったら、

ひとりの、年配の女性のところに案内された。

 

 

その女性は、会場でダスカロスの本などの

販売を手伝っていた人だったのだけど。

 

私の住んでいる場所から、

一番近いところで開かれているサークルの

リーダーをやっている人なのだと。

 

その時、その男性が教えてくれた。

 

 

そして彼は、その女性に、

私がサークル入会希望者だと伝えると。

 

「じゃあ、あとはその人に聞いてね」

 

・・・と言って、その場から、

サーッといなくなってしまった。

 

 

いきなり、ポツンと。

二人だけで残されてしまった私達。

 

両者ともちょっと、

唖然。。。という感じだった(笑)

 

 

 

「えーと、入会をご希望なんですね?」

 

・・・と彼女は言い。

 

 

なんだか今更。。。

希望していたわけではないのだけど。。。

 

・・・とは、言い出せなくなってしまった(苦笑)

 

 

結局そのあと。

お互いの連絡先を交換し。

 

私もなぜか。。。

 

「これから、どうぞよろしくお願いいたします」

 

・・・と、そう挨拶して、その日は、

早々に別れた。。。

 

 

その時、彼女はとても忙しそうだったので、

これ以上、手間を取らせるのは、

悪い気がしたから。。。

 

 

そのあと、あの、隣の席に座っていた

彼女を探して、会場内をグルグル周り。。。

 

そして、やっと彼女を見つけ。

 

「ありがとうございます。

おかげで、話がまとまりました。

お世話になりました」

 

・・・と。

 

彼女の親切心に対して、

一言、お礼だけは言っておきたかったのだ。。。

 

 

そして私たちは笑顔で別れ。

 

彼女とは、それっきりだった。。。

 

 

 

会場を出て、一人で歩きながら。。。

 

自分は一体。

何をやっているんだろう?

 

・・・みたいな気分になっていた(笑)

 

 

・・・とは言っても、別にイヤな気分だった

わけではなく。

 

まるで、想像もしていなかった方へと

事は進み。。。

 

こういうのって、

なんだかすごく面白い。。。と。

 

そう思っていたのだ。。。

 

 

その後。

あのリーダーの彼女から連絡がきて。

 

私は正式に、そのサークルの

メンバーになったのだった。。。

 

 

*******

 

 

サークル内には、いくつかの規則があり。。。

 

私は、その規則に対しては、

抵抗感を感じることは、全くなかった。

 

なぜなら。

 

そういったルールが、「なぜ必要なのか」という。

その理由が。

 

すべて、手に取るように

解るような気がしたからだ。。。

 

 

リーダーの彼女は、その「理由」までは

説明しなかったけれども。

 

 

でもおそらく、そういったルールに

疑問を持ったり、同意できない人も

いるだろうと思った。

 

でも、どっちにしても、それはそれで。

 

受け入れられなければ、

サークルに入らなければいいだけのことだし。

 

私の場合は、ただ単に。

すんなりそれを、受け入れられた。。。

 

・・・ということなのだろう。

 

 

そのルールは、ダスカロスの性質を

受け継いでいるかのように。。。

 

どこか隠者的だった。。。

 

 

サークルを大きくしようという意志は、

誰にもなかったし。

 

ほとんど無償だったし。

 

だから、宣伝もしなければ、

大袈裟なことも言わない。。。

 

 

ハッキリ言って、地味。

 

 

でもだからこそ。

 

そういうところが。

私の性質にもあったのだと思う。

 

 

 

そんなわけで、本来だったら。

 

私がサークル・メンバーだったことも、

こういったブログでは書かないほうが

いいのかもしれなくて。

 

だから、当時は。

そのことは、外では一切話さなかったのだけど。

 

今はもう。

だいぶ、昔のことだから。

 

そこで出会った人たちのことを、

少しだけ。。。

 

 

*******

 

 

あのサークル・リーダーだった女性には、

私はなぜか、いつも、ものすごく

親近感を感じていた。

 

それがなぜなのかを、言葉ではうまく

説明できないのだけれども。

 

とても深いところで。

何かが通じ合っているような感覚が、

いつもあった。。。

 

 

サークルの中には、他にも数人、

人がいたけれども。

 

当時の私が、その不思議な親近感を

感じた人は、そのリーダーだけだった。

 

 

ある時、サークルに新しい人がやってきて。

 

その人は、まだ若い。。。というか。

私と同世代くらいの女性で、

教会(キリスト教)の牧師を

やっている人だった。

 

牧師。。。というくらいだから、

プロテスタント系だったのだろう。。。

 

 

その日のサークルでは終始。

その、牧師の彼女の話を聞くことのほうに、

熱意が傾けられていたような気がする。

 

 

 

こういう言い方は、なんだか傲慢に聞こえて

しまうかもしれないけど。。。

 

私は。。。

そのサークルにいた時、いつもどこかで、

 

「物足りなさ」

 

・・・を感じていたりした。

 

 

ここで話していることは。。。

自分にはもう、解っている。。。と。

 

そう感じていたのだ。

 

 

そしておそらく。

あのリーダーの彼女も本当は、

そうなのだろう。。。と思っていた。

 

 

もし。。。

この人と私の二人だけしかそこに

いなかったら。。。

 

そこでの会話は。

もっと、違ったものになっていただろう。。。と。

 

そう思っていた。。。

 

 

けれども彼女は。

 

サークルのリーダーとして、

そういうことは表には出さずに。。。

 

慎重に、周りの様子を見ながら、

話題を選んでいるのだろう。。。と。

 

そんな風に感じていた。。。

 

 

あの、牧師の彼女が参加した日。。。

 

サークル・メンバーのひとりが、、、

 

「あの牧師の方、これからもずっと

来てくれるといいですよね」

 

・・・みたいに言った時。

 

リーダーの彼女は、こう言った。。。

 

 

「おそらく、もう来ないと思うよ」

 

・・・と。

 

 

え?なぜ?と言っているその人に

リーダーの彼女は。。。

 

「あの人には、ここは物足りないと思う」

 

・・・と、そう言った。

 

 

リーダーの彼女はやっぱり。。。

いろいろ、解っている人だ。。。と。

 

そう思った。。。

 

 

そして私もまた。。。

牧師の彼女は、もう来ないだろうと。

 

そう思っていた。。。

 

 

*******

 

 

その日の夜。

リーダーの彼女からメールが来て。

 

 

「今日来ていた、あの牧師の彼女が、

カバラに興味があるそうで。

 

Lyricaさんが以前、カバラを勉強していたことを

話したら、ぜひ、先生を紹介してほしいと

言われたのだけど。。。

 

あなたのメアドを、

彼女に教えてもいいかしら?」

 

 

・・・と書かれていた。

 

 

私が了承すると。

そのあとすぐに、牧師の彼女から、

連絡がきた。。。

 

 

私は彼女に、松本先生の学校を紹介すると、

彼女はとても喜んでくれた。

 

 

早速、連絡してみる。と。

牧師の彼女は言っていたけど。。。

 

その後、どうなったのかは、解らない。

 

 

 

私はあの時。。。

あの牧師の彼女に、それ以上

深入りする気持ちは起きなかった。

 

でも、なぜか。

 

彼女もまた。

私とは相当、ご縁が深い人だ。と。

 

そう感じていた。

 

 

なぜなのかは、解らない。

 

でも。

そう感じたことだけは、確かだった。

 

 

そして今。。。

彼女が何を探し求めているのか。。。

 

そういうのが、とても見えるような気がして。

 

 

だからますます。。。

彼女はもう、あのサークルには来ないだろうと。

 

そう確信したりもした。

 

 

 

そして。

リーダーの彼女の予言(笑)通り。

 

牧師の彼女はあれ以来、

あのサークルに姿を現すことはなかった。。。

 

 

*******

 

 

サークルに通い始めて、もうかなり

経った頃。。。

 

リーダーの彼女がポツッと。

こんなことを言った。。。

 

 

「結局。ダスカロスがいないからねぇ。

私達だけでこうやって、色々やっててもね。。。」

 

・・・と。

 

 

あれって多分。

ポロッとこぼれた彼女の本音だったの

だろうと思うのだけど。。。

 

私はそれを聞いて。

彼女はやっぱり、色々と解ってる人だ。。。と。

 

そう思ったのを覚えてる。

 

 

そして。。。

そういうことを解っていながら、

それでも、誠心誠意をこめて、リーダーとして、

サークルを支えている彼女は。

 

とても素敵な人だ。。。と。

 

そう思った。。。

 

 

彼女は、多分。。。

どこかで、「使命」を感じていて。

 

それを全うしようと、努力していたのだと

思うのだけど。。。

 

そういう彼女の姿を見て。。。

 

私は彼女のことを。。。

すごく尊敬した。。。

 

 

 

そして。

彼女が目指しているものは、多分。

 

私のそれと、全く同じだ。と。

 

なぜか、そう感じて。。。

 

 

私は、「同志」に出会えたような気がして、

すごく、嬉しかった。あの時も。。。

 

 

*******

 

 

そんなある日。。。

 

リーダーの彼女が、、、

 

「これはね。私には解らないわよ?

解らないんだけどね」

 

・・・と前置きしたあとに、

こう言った。

 

 

「ダスカロスが。

 

このサークルに集まってくる人達は、

昔、エッセネ派にいた人達だと。

 

そう言っていたと、ハラランボスさんが

話してくれたことがあったのよ」

 

・・・と。

 

 

 

「エッセネ派」

 

・・・という言葉を聞いた瞬間。

 

私は、全身に電流が走ったような

感じがして。

 

 

「あ、そうか。。。私。

これを聞くために、ここに来たんだ」

 

・・・と。

 

 

頭ではよく解らないのに。。。

 

深いところで、妙に納得している

自分がいたのだった。。。

 

 

*******

 

 

つづく